日傘と雨傘は兼用できるの?目的で違うお気に入りの傘の見つけ方

おすすめ・コツ

先日、強風で息子の傘が壊れたんですよ。その為、傘を買いにホームセンターへ行ったんですが、今や沢山の種類の傘が売られているんですよね。

これからのシーズンに備え、日傘や雨傘・サイズや色など、本当に沢山の種類があって、どれを買えばいいのか、本当に迷ってしまいました。

その中で「日傘・雨傘が兼用出来る傘がある」という事を、私は恥ずかしながら初めて知りました。ひと昔前であれば、日傘・雨傘は別々。という認識だったのですが、今や兼用の時代。そこで、今回は傘について、詳しく調べてみました。

素材や大きさの違いから見る

まずは、雨傘と日傘の違いを見てみましょう。目的の違いは勿論ですが、それぞれの特徴をまとめてみました。

雨傘(アンブレラ)


主な素材としては、防水性が高いポリエステル、ナイロン、ポリエチレンなどが使われています。雨を弾く撥水機能や防水機能が優れています。平均的には日傘より大きい物が多く約60㎝程度ある物が多いです。

ちなみに、ポリエステルは紫外線を防ぐ素材では一番良いというメリットがありますが、熱を吸収し易いというデメリットも持ち合わせています。

日傘(パラソル)


綿・麻・絹などの天然素材を使用した物や、ポリエステルなどの化学繊維を使用した物があります。

天然素材の物は、熱を吸収し易い特徴がありますが、耐久性に関しては化学繊維の物と比べたら劣る一面があります。

大きさは雨傘に比べ、平均的に小さい物が多く、47~55㎝程度の物が多いようです。

なるほど。素材の違いに決定的な差があるのに加え、大きさも異なる事が分かりましたね。では、兼用傘はどうでしょうか?その前に日傘と雨傘の兼用について基本的な事を説明しますね!

日傘と雨傘の兼用傘は目的で違う

実は、日傘と雨傘の兼用傘ですが、見た目以外に種類があるって、皆さんご存じでしょうか?どの機能を主にするかで、随分と変わってくるって知っていましたか?

晴雨兼用傘(せいうけんようがさ)

これは「日傘に雨傘の機能を足した物」と考えて頂けると分かり易いと思います。基本的には、日傘に雨を防ぐ目的で防水加工を施した物です。ベースとしては、日傘です。メインは日傘として使い、急な雨でも対応出来ますが、雨傘に比べれば機能が落ちる物があります。

雨晴兼用傘(うせいけんようがさ)

これは先程とは逆で「雨傘に紫外線を遮るUVカット機能などが付いた傘」です。ベースとしては、雨傘です。メインは雨傘として使用し、一時的に晴れた時の暑い日差しにも対応が出来るのが雨晴兼用傘です。

少し調べてみましたが、実際の所は「晴雨兼用傘」が市場に多く出回っています。晴雨兼用傘も種類によっては、そこまで強い雨に対応出来ない物もありますので、強い雨にでも対抗出来る。という点から「雨晴兼用傘」と表記されている物があるみたいです。

どうやら現在の主流は晴雨兼用傘という事が言えますね。では、ここからは晴雨兼用傘について深堀していきますね。

晴雨兼用傘の選び方


素材や種類は沢山あって困っちゃいますよね。だからこそ、自分はどのポイントに注目するのか?という事をよーく考えて購入して下さいね。勿論、そのポイントに好きなデザインが加われば、お気に入り間違いなし!なんですけどね。

ここで注意して頂きたいのは、あくまで商品表記にあるものは「素材が持つ力」なのか「加工された傘にした時に持っている力」なのか、明確にジャッジする方法がありません。ですので、何事も参考数値として考えて頂けるのが一番良いかと思います。

遮光性で考える

「遮光率」という物がありますが、これは単純に目に見える光をどのぐらい遮るか?という事です。遮光率には、1級・2級・3級とありますが、1級であれば99.99%の光を遮光してくれるので、こだわりを持つ方は1級を選ぶ事をおススメします。

ちなみに・・・完全遮光や100%遮光という言葉がありますが、これには基準がなくメーカーさん独自の言葉ですので、信じるか信じないかは、あなた次第です。

UVカットで考える(UVカット加工)


紫外線遮蔽率とも言います。どれだけ日焼けから紫外線を防いでくれるか。という事ですが、これは「UPF」という世界基準の言葉で表される事があります。UPFの最高値は「50」です。もし50を超える場合は「50+」と表記されます。

このUPFですが、仮に「UPF30」という表記があった場合は、本来の3.3%しか紫外線を通さない。という事です。日傘や兼用傘を使用していない時に比べ、30倍以上、日焼けにかかる時間を遅らせてくれている。という事ですね。

ちなみに…日焼け止めなどで表記されるSPFと言葉が似ていますが意味合いが違うので、間違えない様にして下さいね。

色で考える

日傘を買われた事がある方なら、一度は悩んだ事があるかもしれません。黒と白。色々と話は聞くけど、結局どちらを買えばいいのか分からない。という方もおられますよね?

結論、外側が白色で中側が黒色の日傘や兼用傘がベストです!白は紫外線を跳ね返す役割。黒は紫外線を吸収する役割を担っています。

もし、外側が黒色だった場合は、紫外線を吸収すると同時に、赤外線も同時に吸収しているので、全体的に暑くなり易い状態になっている。という事ですね。

また、内側が白色だった場合には、地面からの照り返しに要注意です。アスファルトなど夏場は強烈な照り返しが起き、地面から紫外線が傘の内側から反射し、自身に降り注ぐ事になる訳です。

だからこそ、外側が白色。内側が照り返しの紫外線を吸収してくれる黒色だとベスト!という事なんですね。

それ以外のポイントとしては、オシャレな兼用傘も沢山ありますが、刺繍やレース柄などは控える事をおススメします。兼用傘といっても劣化してくると、ほつれやレース部分から雨が侵食する事もあります。


雨や紫外線から守りたい。という方は大きめの傘をおススメします。どうしても手軽という利便性では「折り畳み傘」という選択をしてしまいがちではありますが、本来の目的と役割を発揮させる。という意味合いでは、やはり大きめの傘が良いのではないでしょうか。

まとめ

私自身、晴雨兼用傘という言葉自体を初めて知りました。今度、傘を見る機会には日傘・雨傘・兼用傘を見てみようと思います。個人的には、雨晴兼用傘が見つける事が出来るのかが一番気になってます。

用途を考えて、皆さんもお気に入りの一本を是非見つけてみて下さいね。

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