「あ~かゆい!!」ダメだとわかっていてもかゆいのが我慢できず掻きむしってしまう・・。空気が乾燥しやすい季節は特に困るのが乾燥による肌のかゆみです。
私の場合は腕や足のすねが乾燥してひどいんです。粉ふき肌になり見た目も最悪。掻きすぎて傷になり痛い思いもしています。
保湿クリームももちろん使っていますがいまいち効果がありません。そこで、乾燥肌のかゆみに効果のありそうな保湿クリームのおすすめを調べて見ました。
肌が乾燥するとかゆくなるのはなぜ?
乾燥肌とは肌の表面の皮脂と潤い成分のセラミド※などの細胞間脂質が減少する事により、肌のバリア機能が低下している状態の肌の事です。セラミドは水分の蒸発を防ぎ潤いを保つ働きをしています。
このバリアはセラミドが十分保たれていて機能します。乾燥でバリア機能が低下していると外部からの些細な刺激にアレルギー反応をおこしてしまいます。
このアレルギー反応(ヒスタミンという物質が過敏に反応している状態)がかゆみを引き起こしているそうです。
※セラミド=細胞間脂質(細胞と細胞の間で水分と油分を吸収して抱えているスポンジのような物質)
かゆみや炎症を抑える成分
- ジフェンヒドラミン(かゆみの原因物質、ヒスタミンを抑える成分)
- クロタミトン(痒みを抑える成分)
- リドカイン(痒みの神経の働きを抑える成分)
- グリチルレチン酸(炎症やかぶれを抑える成分)
乾燥肌ですでにかゆみがひどい場合には、商品の有効成分を確認し上記のようなかゆみや炎症を抑える成分が配合されているクリームを選んだ方が効果があるそうです。
かゆみ止め成分配合のおすすめクリーム
かゆみや炎症を抑える成分が配合されている保湿クリーム剤のおすすめをいくつかご紹介しますね。
ユースキンI(110g 868円(税込))
伸びのよいクリーム剤。べたつかないので広範囲でも使いやすそうです。ユースキンシリーズが色々あるのでその時の肌の状態で選べそうです。
ユースキンIはかゆみ止め成分のジフェンヒドラミンや炎症を抑える成分もしっかりと配合されているのでかゆみがひどく肌荒れをおこしている場合に効果がありそうです。
有効成分
* クロタミトン(鎮痒成分)
* ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)
* グリチルレチン酸(抗炎症成分)
* イソプロピルメチルフェノール(抗菌成分)
* ビタミンE酢酸エステル(血行促進成分)
保湿成分
水添大豆リン脂質、オリブ油、 グリセリン
ロート製薬へパソフトプラス(85g 1180円(税込))
伸びのよいクリーム剤。抗ヒスタミン、鎮痒成分が配合されているのでかゆみも抑えてくれるようです。その他、ヘパリン類似物質といって病院で処方されるヒルドイドという塗り薬の成分が配合されています。
ヒルドイドソフト軟膏という薬を皮膚科で処方してもらった事があるのですが、かなり使いやすくかゆみも抑えられました。個人的にはこのへパソフトプラスがイチオシです!
有効成分
*ヘパリン類似物質(保湿・抗炎症・血行促進成分)
*パンテノール(かゆみ防止、代謝促進、肌修復成分)
*ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)
*クロタミトン(鎮痒成分)
保湿成分
ワセリン、グリセリン、ステアリン酸グリセリン
メンソレータムADクリーム(145g 1321円(税込)
メンソレータムシリーズですね。私はリップクリームは長い間メンソレータムを使っています。かゆみ止め成分がしっかりと配合されているのでかゆみがひどい場合特に良さそうですね。
有効成分
*クロタミトン(鎮痒成分)
*リドカイン(局所麻酔剤)
*ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)
*トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)
*グリチルレチン酸(抗炎症成分)
保湿成分
グリセリン、尿素配合
保湿成分が有効成分のおすすめ保湿クリーム
かゆみはそれほどひどくない場合で乾燥肌の予防のために使いたい保湿クリームのおすすめをご紹介します。毎日使った方が効果がありそうですよ。
HPクリーム(25g 1012円(税込))
さらっとしたクリーム。病院で処方されるヒルドイドの成分であるヘパリン類似物質が有効成分として配合されています。ヘパリンは保湿・炎症を抑える・血行促進の3つの作用があります。
有効成分
ヘパリン類似物質(保湿・抗炎症・血行促進成分)配合のクリーム。
ちふれ ボラージクリーム (80g1080円(税込))
硬めなクリーム。ボラージオイルの独特な香りがするらしい。慣れる事が出来ない人もいるくらいの香りみたいです。私はクレンジングはちふれを愛用していて好きなブランドなのでこのクリーム気になってます。
有効成分
*ボラージオイル(皮膚保護成分)
*グリチルレチン酸ステアリル(抗炎症成分)
保湿成分
ヒアルロン酸、チョウジエキス、シソエキス 配合
ヴァセリン ディープモイスチャーアドバンスドリペアボディクリーム(201g 961円(税込))
ワセリン100%配合。全身用濃厚保湿クリーム。
ワセリン配合ときくと硬いクリームを想像しますが、こちらのクリームは柔らかめということです。ワセリンは保湿に効果がある成分ですが、水分を保つタイプの保湿剤ではありません。
皮膚から水分が蒸発するのを防ぐタイプの保湿剤です。コーティング剤といった方がわらかりやすいかもしれません。
油分でできているので、べたつきやすいです。オイリー肌の人向きではないかもしれませんね。
明色化粧品セラコラ(50g 864円(税込))
セラミド成分が配合されている高保湿クリーム。
有効保湿成分
セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱ、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na
3種類のセラミドとコラーゲンが配合されている保湿クリームです。柔らかいタイプのクリーム。塗った後べたつかないのでメイク前の保湿として使ってもよさそうです。
保湿クリームの塗り方
- 手のひらを使ってしわに沿って塗ると皮膚に広がりやすくなる
- 皮膚が水分を吸収している入浴後早めに塗ると効果的
- 硬めのクリーム剤は手のひらで温め柔らかくしてから塗る
- 入浴後以外で塗る場合、肌を水や化粧水で濡らしてから塗ると効果的
- 季節によって種類を変えてみる
(夏:さっぱりとした使用感のもの、冬:ワセリンなど皮膚をコーティングする作用の強いもの)
まとめ
保湿クリームはホントにたくさんの種類がありますね。有効成分が目的のものにあっていても自分の肌にあうとは限りません。
使った事によってさらにひどくなる場合もありますよね。私も掻きすぎて赤くなりヒリヒリ状態の肌に、とにかくかゆみを抑えたくて普段使っていたクリームを塗りました。
炎症がひどくなりどうしたものかと悩んだ事があります。今回、おすすめのクリームを調べていて、毎日のお手入れが大事なんだなという事もわかりました。
ひどくなる前に保湿クリームで乾燥肌を防いで、つらい肌のかゆみとさよならしましょう。