私には小学校二年生の姪のA子がいます。先日姉夫婦がその姪をつれて我が家に遊びに来ました。
姉「そばにいて勉強を見てあげたいからリビングに勉強机を置いているけれど、勉強に集中できないみたい。いったいどこに置いたらいいのかレイアウトに悩むわ。」
私「姉さん家のリビングってテレビはあるし、おもちゃやゲームも置いてあるじゃない。レイアウトに工夫しないとあれじゃA子が集中できないよ。」
姉「うーん、どうしたらいいのかしら?なにかいいアイデアない?」姉に相談された私は、家庭教師をしている友人のB子に、理想的な勉強机のレイアウト方法を聞いてみる事にしました。
リビングに学習机を置くならこの方法!
B子は家庭教師と言う仕事柄、多くのご家庭を訪問してきました。その中で、勉強机のレイアウトによって子供のやる気や集中力が大きく変わる事に気が付いたそうです。
いくら親が「勉強しなさい。」といっても、学習環境が整っていない状態では子供は勉強する気にならないので、まずは子供が勉強に集中できるような環境を整えてあげることが大切だと教えてくれました。
そして勉強机をレイアウトする際に注意するべき点をいくつかあげてくれました。
- 壁の前に勉強机を置かない
- 勉強の邪魔になるものを視界から遠ざける
- 勉強机の代わりにリビングのテーブルを利用する場合
目の前に壁があると子供は圧迫感を感じ、やる気がなくなってしまいます。また出入り口が背中にあると後ろから誰かがやってきそうな気がして落ち着かなくなってしまいます。
できれば机は入り口の方に向けて置き、壁側には背を向けて座るように配置してあげましょう。リビングに置くなら、家族の姿が見えるようなレイアウトを心掛けてあげると子供は安心して机に向かえます。
家族が過ごすリビングにはテレビが置いてあることも多いので、ときに勉強の妨げになります。子供が椅子に座ったときにテレビが見えないような机の配置をすることも大事なことです。
子供が勉強しているのにそばで大人がテレビを見ているなんてこともないように気を付けましょう。おもちゃやゲームも机から見えないところに片づけて下さい。
大きなリビングテーブルなら子供が勉強机として代用することもできます。この場合は子供の身長にあったイスと、手元が明るくなるようにライトを用意することが必要になります。
テーブルの上は子供が勉強しやすいようにいつもすっきりと片づけておきましょう。
リビング学習のメリット
さらにB子は、リビングで学習することはさまざまなメリットがあることも付け加えてくれました。B子が語ったのは以下3つの事柄です。
親がそばにいるので子供は疑問点をすぐ質問することができます。このとき親は答えをすぐ教えるのではなく、考え方や解き方のコツを教えてあげるようにすることが大切です。
家事をしながらでも子供の様子を見る事ができるので、「今日は元気ないな。」といった子供の状態もすぐつかめます。親がそばにいてくれることで子供も安心して勉強できます。
今学校でどんな勉強をしているのか、子供はどのくらい理解しているのか、ということも把握しやすくなります。宿題や忘れ物についても目が行き届くのでなにかと安心です。
まとめ
B子に言われたことを早速姉に伝えると「なるほど」と、納得してくれました。数日後私が姉の家に行くと、勉強机からはテレビもおもちゃも見えないようになっていました。
そして机が壁ではなくリビングの方を向いているので、家族の姿もすぐ見ることができます、これならA子ちゃんも安心して机に向かえます。最近は、自分から勉強机にすわり進んで宿題をしているそうです。
また、わからないことがあったり困ったことがあると話しかけてくることもよくあり、以前よりコミュニケーションをとることが増えたと言っていました。早くもレイアウトの効果が出たようで私も喜んでいます。