先日、勤務先の社内会議で、「秋のスポーツ大会」を実施することが決まりました。社員はもちろん全員参加。なんでもメタボ対策が目的の、健康管理の一環なのだそうです。
種目は、誰でも気軽にできるという理由で、ボーリングに決定。そしてなんと、今回このスポーツ大会の幹事を、ウチの部署がやることになってしまったのです。
そうなると、会場の選定や、メンバーの割り振りなど、仕事の合間にやることが増えてしまい、社員はブーブーです。張り切っているのは、部長一人だけ。なぜなら部長は大学時代、ボーリング部だったからなのです。
私には、大会の記念品選びの役が回ってきました。優勝チームに贈る物を、予算内でセレクトしなければなりません。
オススメ記念品5選
「頑張って、いいモノ選んでよ」と、張り切っている割には、準備作業をすべて私たちに丸投げする部長。どうやら自分は、自身のための準備作業(トレーニング)に専念するようです。
「賞金が一番いいんじゃないんですか? プロのスポーツ大会とかもそうですよね?」と、面倒くささのあまり、そう水を向けてみましたが、あっさり却下されました。
「違うんだよ。お金じゃダメなんだよ。優勝した!っていう、実感と思い出が必要なの。スポーツって、そういうもんなんだよ。わかる?」
残念ながら体育会系ではないので、今イチ実感はわきませんが、ふーん、そういうものなのかな、となんとなく納得。そこで、もうちょっと真剣になって、品物選びにチャレンジしてみることにしました。
一点物
まずは、優勝者、あるいは優勝チーム全体へ贈る記念品として、一点物をセレクトしてみました。実感を伴うものなら、やはりここはオーソドックスな品がベストでしょう。
- トロフィー、カップ
- 表彰楯
スポーツ大会といえば、やはりこれでしょう。スタンダードなものなら、サイズにもよりますが、だいたい2,000円~15,000円内で調達でき、予算に合わせて幅広く選べます。
また最近人気なのが、クリスタルタイプ。価格は5,000円~20,000円と、やや高めですが、オブジェのようにお洒落で、インテリア用品としても違和感がなく、オススメです。
トロフィーやカップに比べると、やや安価で、1,500円~10,000円内で調達できます。種類もオーソドックスな木製から、アクリル製、クリスタル製などがあり、サイズもさまざま。
また、フォトフレーム付きのものもあり、当日撮影した記念写真と一緒に贈ると、思い出の品として、ひときわ喜ばれるかもしれません。
メンバー全員へ
ゴルフやテニスなどの個人競技なら一点物でもいいのですが、団体競技となると、チームに一品だけではちょっと寂しいですよね。できればメンバー全員に、記念品を贈呈したいところです。
- メダル
- キーホルダー、チャーム
- タオル
本格的なスポーツ大会なら、メダルは定番です。金銀メッキなどのおなじみの品なら、5cmほどのミニサイズで1個700円~1,000円程度、7cmほどのミドルサイズでも、1,500円~2,000円程度で揃えることができます。
トロフィーと同じく、クリスタル製もありますが、ミドルサイズで2,500円~10,000円前後と、全員に贈呈するには、こちらはちょっと価格がお高めかもしれません。
実用性をかねるなら、キーホルダーやバッグチャームはオススメです。価格も500円~3,000円と、リーズナブル。ただ発注個数が最低でも10個から、というケースが多いので、注文の際は注意が必要です。
安価なアクリルものから、メタリック、高価なレザー製など、種類もさまざまで、デザインも豊富です。
実用性をかねた上に、多少趣味に合わなくても無難に使ってもらえる品です。価格は、単色で、フェイスタオルかマフラータオルなら、1,000円~3,000円程度です。こちらも発注は、最低でも10枚単位。
単色で文字だけの印刷が一番安く、フルカラーやオリジナルデザインを入れたものだと、やや高くなります。また一部分の印刷か全面印刷かによっても価格が異なりますので、事前に見積を取って比較してみるといいかもしれません。
おわりに
以上のリサーチの結果、わが社では、優勝チームにクリスタルトロフィー、メンバーにはキーホルダーを贈呈することになりました。
会場も押さえたし、メンバーの割り振りも完了し、さあ、後は当日を待つだけ。私たちもやれやれ…と思っていた矢先…。
「まだ一番大事なことが残っとる。きみたちのボーリングのスキルアップをせんと!」
ええっ!マジですか? みんなあいまいに笑ってごまかしてみようとしたのですが、部長の目は笑っていません。どうやらホンキらしいのです。
ということで、有志参加で、仕事終わりに一日だけ、練習日を設けられてしまいました。参加したのは部長と、事前準備を割り振られた立場上、欠席できなかった同僚Sと私のたった三人。
「たった三人かよ~。だからみんなメタボになるんだよ~」と、自身のメタボ体型は棚に上げ、ひたすら嘆く部長。そりゃあ、みんな疲れてるんだから、来ませんよ…。
でもこれが意外に楽しかったのです。さすがに大学時代ボーリング部だっただけあって、部長の指導は適切で、運動音痴の私でも、そこそこサマになったような感じなのです。気のせいかもしれませんが…。
なんだか、スポーツ大会当日がちょっと楽しみになってきました。