旦那さんが、最近しょっちゅう
頭をポリポリ掻いています。
「頭、そんなにかゆい?」と聞くと、
「そうなんだよ。かゆいとフケだって
気になるでしょ?」と少し可哀想。
かゆくなる原因もよく分からず、
でも、お医者さんに行くレベルの
耐えられないかゆみではない様子。
旦那さんの頭を覗き込むと、少し
カサカサしている感じ。
二人で、「どうしてかねぇ。」
なんて首をかしげていたのですが、
お風呂掃除をしていて「あ!」
っと気が付きました。
最近使うようになった旦那さん
専用の男性シャンプー。
加齢臭や頭皮の汚れ対策として、
自前で健気に買ってきた様です。
「もしかしたら、このシャンプーが
頭皮に合わなかったんじゃない?」
と旦那様にふってみると、
確かに、このシャンプーを使い
始めてから、かゆみが出てきた
気がするとか。
もしかしたら、旦那さんの頭皮
との相性が、良くなかったので
しょうか。
そこで、シャンプーが頭皮の
かゆみの原因になるのかどうか、
早速調べてみることにしました。
シャンプーはどれを選ぶ?
シャンプーが肌に合わない為に、
頭皮がかゆくなる場合もあるようです。
頭皮もお肌の一部分。肌荒れ、手荒れ
対策でローションやクリームが合わな
ければ、荒れてしまうのと一緒です。
そもそも、シャンプーにはどんな
成分があるのでしょう?
また、今の頭皮の状態には、どんな
シャンプーを選ぶべき?
まずは、シャンプーの中身について、
リサーチしてみました。
シャンプーの成分
洗浄力のキーとなるのが、
界面活性剤。
油汚れを落とす成分です。
この界面活性剤の種類によって、
シャンプーも大きく3つに
分類できる様です。
- 高級アルコール系
- アミノ酸系
- 石鹸系
一般的なシャンプーに入っていて、
洗浄力が抜群の界面活性剤を
使用しています。
成分表示の「水」の次に、
「ラウリル硫酸~」や「ラウレス硫酸~」
と表示がされています。
刺激の少ない頭皮に優しいシャンプー。
洗浄力がその分弱めです。
成分表示では、
「ココイル~」「ラウロイル~」
と表示されています。
しっかり洗える洗浄力があり、
肌への負担が少ないシャンプー。
ただし洗い上がりにゴワつきを
感じることも。
また、一般的なリンスはNG。
シャンプーがアルカリ性なので、
弱酸性の専用リンスで中和する
必要があります。
成分表示は、
「石鹸素地」「カリ石鹸素地」
「脂肪酸ナトリウム」
「脂肪酸カリウム」
などと書かれています。
ノンシリコンシャンプーって?
最近よく耳にするノンシリコンですが、
これは界面活性剤とは別物。
シリコンは、コーティング剤の一種で、
髪の指通りをよくしたり、ツヤを出し
たりするためのものです。
コーティング剤が、頭皮を過度に
刺激しているという方もいます。
「ノンシリコンが地肌にやさしい」
は、ここから来ているようです。
またノンシリコンでも界面活性剤は
当たり前の様に入っており、
髪がコーティングされない分、
界面活性剤の影響をダイレクトに髪
も頭皮も受けてしまうわけです。
なので、頭皮トラブルがある場合は、
上記のどのタイプのシャンプーか、
チェックはしっかりしたいものです。
症状別シャンプーの選び方
どんな症状の時にどんなシャンプーを
使えば良いのか、目安としてはこんな
具合です。
- 乾燥してかゆい場合
- 脂漏性皮膚炎の場合
乾燥しすぎて潤いが失われると、
頭皮も肌の一部。カサカサして
かゆくなります。
肌に負担の少ないアミノ酸系を
選びます。
アルコール系、石鹸系は、皮脂を
必要以上に取り去ってしまうので、
乾燥頭皮の方には、合わない様です。
皮脂が多く出過ぎて、カビが繁殖し、
フケやかゆみに悩まされます。
皮脂汚れをきちんと落とし、かつ
炎症をおこしている頭皮に優しい
石鹸系を使います。
石鹸系でも、界面活性剤不使用の
無添加タイプが良いようです。
抗真菌剤入りのシャンプーもある
ので、医師や薬局で相談して
みましょう。
炎症がひどい場合は迷わず皮膚科を
受診すべきでしょう。
シャンプーをあれこれ試す「シャンプー
ジプシー」をしている間、症状が酷く
なるのは避けたいものです。
洗い方ではこんなことに注意
シャンプー選びが済んだら、頭皮に
やさしい洗い方や洗髪後のケアを
したいですね。
洗い方
頭皮の健康を考えると、一日に一度
の洗髪が望ましい様です。
洗いすぎは、皮脂の少なすぎで逆に
乾燥などの頭皮ダメージにつながる
ことに。
- ぬるめのお湯で素洗いをする
- 泡立てたシャンプーを使う
- 指の腹をつかって優しく洗う
- すすぎを十分に
熱すぎるお湯は頭皮に負担です。
お湯のみで一度汚れを取ります。
適度に頭皮や髪を濡らすと、
泡も馴染みやすい為、ゴシゴシ
洗わずに済みますね。
手であらかじめ泡立てます。
べっとり液体を直接頭皮に塗らない
様に。すすぎ残りの原因になります。
爪でゴシゴシはNG。頭皮を傷つけ
ないように優しく洗いましょう。
すすぎの目安は、3分から5分程度。
頭皮までしっかりすすぎます。
洗髪後のケア
水分を十分にタオルでとり、
ドライヤーで十分に乾かしましょう。
濡れたままで、ゴムでお団子にして
家事をしてしまったり、
うっかり寝てしまったりすると、
菌も増えてかぶれたりします。
頭皮の乾燥を防ぐ為に、頭皮用の
保湿剤もあるので、
乾燥からくるかゆみに悩む方は、
使ってみるのも方法です。
まとめ
頭皮とシャンプーの相性は、
人それぞれ。
このローションがいいからと
勧められて、肌に合わずに
かぶれるのと一緒ですね。
やっぱり旦那さんの頭皮のかゆみは、
シャンプーを変えたら、落ちついた
ようです。
界面活性剤の成分は、前と違って
アミノ酸系にしたものの、
加齢臭対策にはこだわりがあるのか、
その部分は外せなかったようです。
男性は、頭皮トラブルがあると、
育毛剤の効果も片手落ちらしく、
臭いに、育毛に、フケケアにと、
なんだか女性よりも大変そうだなぁ
と思った次第です。