重曹でお掃除は難しい?スプレーの作り方が分かると超簡単!

おすすめ・コツ

「あら、また新しい洗剤買ってきたの?」と、お姑さん。

「レンジの周りの油汚れが気になって、いろいろ洗剤を試してみているんですけど、これっていうのがみつからなくて・・・」

「じゃあ、これ使ってみたら」

と渡されたのは、透明の液体の入ったスプレーボトル。なにこれ??
「まあ、だまされたと思ってこれで掃除してごらんなさい」

半信半疑で使ってみると・・・

なんだかスーッと汚れが落ちていく感じ・・・一体、この透明な液体は何?

「これは、重曹水よ」



重曹ってなに?

重曹とは、『炭酸水素ナトリウム』の別名。山菜のあく抜きや、ふくらし粉など料理に使われるもののほかに、胃薬など医療用で使われたりもします。そして、掃除にも使われます。

掃除には『工業用』を使いますが、食用を代用してもよいです。でも、工業用を食用にはしないでくださいね。

それでは重曹水スプレーを作ってみましょう

重曹水スプレーの作り方

用意する物は

  • 重曹
  • スプレーボトル
  • ぬるま湯

ぬるま湯(40℃くらい)100㏄に小さじ1杯の重曹(水に対して5%程度)をスプレーに入れシャカシャカ振って溶かしたら出来上がりです。

ここでの注意!冷たい水では溶けにくいですが、高温の湯(60℃以上)で溶かすと強アルカリ性になり危険です。
重曹が多すぎると、スプレーの目が詰まることがあります。
大体1週間で使い切る量を作るか、そのくらいで交換するのが良いでしょう。

どんなところの掃除に向いているの?

重曹は酸性の汚れを中和させて汚れを落とします。

酸性の汚れは主に油汚れ。ガスコンロや、換気扇、その周りの壁など、キッチン周りで大活躍します。

  • コンロの汚れに重曹水スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーなどでパックします。
    しばらく置いた後、雑巾などでふき取ります。白い跡が残ることがあります。2度拭きするとよいでしょう。
  • 油汚れはコンロを使用後すぐ、まだ熱いうちに掃除するのが一番ですが、くれぐれもやけどには注意です。

『消臭効果』もあるので、生ごみにもひと吹き。肉や魚、ニンニクなどにおいの強いものを切った後のまな板には、スプレーをして10分くらい置いた後洗い流します。

また、冷蔵庫の中、ポット、電子レンジの中、子供さんのおもちゃなど洗剤を使いたくないところでも安心して使うことができます。

お風呂場なら、浴槽にスプレーし、2~30分放置した後洗い流します。汚れが気になるところはこすり洗いしましょう。

そのほかカーテンなど、部屋の中のにおいや、洋服についたたばこや、汗のにおいにもシュシュッとひと吹きしてみてください。小さいスプレーボトルに作っておけば、外出先でも使えて便利です。



ただし、黒っぽい洋服だと白い跡が残ることがあります。そんな時は、掃除機で吸い取ることができます。下駄箱には、瓶などに入れた重曹の粉をおいておきましょう。

使ってはいけないものはあるの?

蛇口などの水垢、アルミ製品は黒くなってしまいます。畳は変色することがあります。トイレのアンモニア臭には効果がありません。大理石や、ヒノキのお風呂はシミになったり、傷がつくことがあるので控えた方がいいでしょう。

またひどい油汚れには効果が十分にみられないことがあります。そんな時には重曹ペーストをお勧めします。

重曹ペーストの作り方

用意するもの 

  • 重曹
  • 容器
  • かき混ぜる棒など

重曹と水を、2~3:1の割合で混ぜ、ペースト状にする。

使い方

汚れのひどいところに塗り、しばらく放置しておきます。その後スポンジ、雑巾などで擦ってください。

まとめ

今まで重曹といえば、お料理でしか使ったことがありませんでした。でも、簡単に作れる重曹スプレーの洗浄力にはびっくり!

しかも安価で作ることができ、食品としてもつかわれるものなので安心して使うことができる重曹。掃除する場所や、汚れ具合で『スプレー』『ペースト』『粉のまま』と言う様に使い分けをしながら、毎日のお掃除に活用しないなんてもったいないですよね。

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