夏も盛りを過ぎましたが、
まだまだ蒸し蒸しとした気候が、
続いていますね。
そんな日は、窓を全開にして、
換気などしたい所ですが、
その際、気になるのは防犯面。
特に、湿気のこもる風呂場などは、
換気をより頻繁に行いたい所ですが、
通常、あまり目を向ける場所ではありません。
開けていた事を、うっかり忘れて、
施錠せずに出かけてしまったりと言う事が、
誰でも一度や二度はあるのでは?
我が家も御多分に漏れず、
そんな失敗を幾度かしています。
窓を閉め忘れて、外出してしまったり、
甚だしい時には、
数日施錠を忘れてしまったり。
市内でも空き巣被害がありますので、
運が良かったとしか、言い様がありませんね。
この間も、そんな事があったので、
お風呂場の防犯について、
少し調べてみました。
すると、完全な防犯のためには、
施錠だけでは不十分との事。
ええ?
それじゃ、どうすれば?
どこまですればいいの?
という疑問が。
それで、より深く調べて見る事にしました。
この機会に、
皆さんも風呂場の防犯、見直してみては?
風呂場は防犯の穴
空き巣等の、被害にあった家を調べてみると、
窓からの侵入率は70%にのぼります。
その中でも、風呂場は住居の裏方が多く、
普段は目が届きにくい死角となるため、
危険性が高いとされています。
まあ、窓の閉め忘れや、
鍵のかけ忘れは論外ですが。
(耳が痛いです(笑))
窓を閉めて、鍵をかけたから大丈夫、
という事にはなりません。
大抵の人はご存知だと思いますが、
窓ガラスは簡単に割られて、
鍵を開けられてしまいます。
よく知られた事実ではありますが、
結構、無意識に目を逸らしてる人は、
多いのではないでしょうか?
窓のガラスに関しても、
網入りガラス、ペアガラス等に対する、
認識違いがあります。
結構、誤解されていますが、
網入りガラスは、防火のためのガラスです。
防犯効果は、ほぼありません。
ガラスに、
異物であるスチールワイヤーが入るため、
普通のガラスより割れやすいとされています。
ペアガラスに関しても、
断熱のため、ガラスが二重になっているだけ。
防犯効果は期待出来ません。
「ウチの窓には、格子がついているから。」
そう言って、安心している人も、
いるかもしれません。
実際、現在の風呂場の窓には、
面格子が付いている場合が、多くあります。
これがついているから、安心して、
窓を空ける人が多いですが、これが穴。
戸建て住宅や、通路に面した位置に、
風呂場があるお宅は一度、
付いている面格子を、観察して見てください。
面格子は、一見とても頑丈そうです。
防犯効果は高そうに思えますが、
ところがどっこい。
この面格子、防犯効果がほとんどない事を、
多くのハウスメーカーが明らかにしています。
曰く、あくまで、
”気休めレベル、無いよりマシ。”程度の、
効果しかないという見方をしています。
どういう事でしょう。
実は、その面格子。
その取付け方法に、弱点があります。
面格子は、その四隅で固定されているのが、
ほとんどです。
それは、極簡易なもので、
家の外側から、
ボルト4本程度で、固定しているだけです。
お分かりでしょうか?
そう。
外から取付けられたものは、
”外から外せる”と言う事です。
実際、ほとんどの面格子は、
ねじ回し等の工具を使えば、
素人でも簡単に外せる作りになっています。
面格子が付いていると言う事で安心して、
風呂場の窓を開け放して置く事は、
非常に危険な事なのです。
取るべき防犯の方法は?
では、風呂場の窓において、
有効な防犯対策とは、
どういうものでしょう?
窓ガラスを、
防犯ガラスに交換する、と言う手もあります。
けれど、それはそれなりに高額。
比較的安価、かつ簡単な代替案としては、
次の様なものがあります。
- サッシ用補助錠(ストッパー)
防犯の基本は、
玄関と同じく、1ドア2ロックです。
通常のカギに加えて、上部か下部に、
補助錠を設置しましょう。
窓のサッシに、テープで貼るだけ。
簡単に、取りつけることが出来ます。
補助錠があれば、メイン錠が開けられても、
簡単に窓が開けられる事はなくなります。
上下に取りつけておけば、効果はさらに倍。 - 防犯フィルム
窓ガラスに貼るだけで、
割れにくいガラスに変えてくれます。
貼る場合は、カギの周辺だけでなく、
全面に貼るのが基本です。
出来れば、業者に依頼して、
貼ってもらうのがベストです。 - 振動アラーム
窓ガラスの振動に反応。
アラームを鳴らす防犯グッズです。
付けておけば、
不審者が侵入しようとした際に、
知らせてくれます。
人に気づかれる事を嫌う不審者に、
侵入を諦めさせる効果もあるでしょう。
ただ、中には窓を開けた時に
反応するタイプもあるので、購入の際には、
お間違えの無い様に。
窓を開け閉めする度に、
アラームが鳴り響く事になります(笑)
まとめ
以上が、風呂場における、
危険と防犯の肝です。
これらの事は、風呂場のみならず、
家のあらゆる場所の防犯についても、
言える事です。
しっかりと対処して、自分の家を、
守りましょう。
え?
先に自分の心配をしろって?
ごもっとも……。