10歳の息子、最近よく歯が抜け変わります。
乳歯から永久歯に抜け変わる時期なのか、
短い期間に既に3本も抜けました。
先日、今度のサッカーの大会で、念願の
キーパーに任命されたんです。
でも、グラついた歯が気になって仕方ない。
じゃ、いっそのこと抜いてしまおう、と。
歯は、引っ張るとすぐに抜けたのですが、
その奥にあった乳歯が虫歯になってました。
今まで見えずに気が付かないような歯と
歯の間が虫歯だなんて・・・。
抜けた喜びから一転、今度は歯医者での
治療が待ち受けている現実を知ってしまい
ブルーになる息子。
しかし、まあよく虫歯になるよね、と私も
常々思ってたのですが、虫歯はうつるもの
と、知人から聞いたことがあります。
どういうこと?!
子供に虫歯がうつるのってホントなの?!
対策があるなら、ぜひ知りたい。
早急に調べてみましたよ。
虫歯になる仕組みとは?
歯は、とても硬くて丈夫ですよね。
エナメル質という硬い物質で覆われていて
なんと、鉄よりも硬いんですよ。
虫歯は、この鉄よりも固いエナメル質も
溶かしてしまうんです。
虫歯菌って、恐ろしいですよね。
鉄が水と酸素によって錆びるのと同じように
エナメル質にも弱点があります。
それは、「酸」なんです。
口の中に居る虫歯菌は、糖分を取り込んで
酸を作り出し、エナメル質を溶かすんです。
虫歯菌の住処は、歯垢の中になります。
歯磨きで磨き残した歯垢に住み着いて
食べ物の糖分を養分にしてどんどん増えて
いきます。
つまり、虫歯は虫歯菌と糖分を結び付け
ないようにすれば、予防になるんです。
だから、歯垢と食べかすをしっかり除去する
丁寧な歯磨きは大事なんですね。
しかし、虫歯菌とは、生まれたばかりの
赤ちゃんの口の中には存在しない菌なんです。
一体どんな経路で、私たちの口の中に虫歯菌が
発生するのか見ていきましょうね。
虫歯菌の感染ルートとは?
元々口の中には存在しなかった虫歯菌が、
突然発生する訳ではないんですよ。
虫歯菌は、実は赤ちゃんの時に感染する
ことが多いんです。
唾液から唾液へと、他の人に虫歯菌は
感染していきます。
赤ちゃんのあまりの可愛さに、思わず口に
チュッとしたくなることもありますよね。
これは、大人の口の中に居る虫歯菌を
感染させるリスクがあるんです。
食べ物を食べさせる時に、同じ食器や箸、
スプーンなどを使っていても同じことです。
なにも、口移しだけが原因になる訳ではなく
唾液を介して、簡単に感染していくんです。
特に、柔らかい乳歯が生え始める生後8ヶ月
~3歳頃は、虫歯菌にとっては定着する
大チャンスなんです。
本来、虫歯菌は「歯」と糖分によって
繁殖をしていきます。
歯のない状態では、糖分があっても虫歯菌は
口内に留まることができません。
しかし、歯が生え始めると、それチャンスだ!
と言わんばかりに大繁殖を決行していきます。
この時期は、「感染の窓」と呼ばれていて
虫歯菌にとっても繁殖のきっかけになる
と言われているんですよ。
重要なのは、歯が生え始めてから3歳頃までの
時期に、虫歯菌に感染させないことなんです。
この先の長い人生での、虫歯との関わり方も
大きく変わってくるんですよ。
感染のリスクを減らすためには?
子を思う親の気持ちは、皆同じです。
病気になるリスクがあるなら、できるだけ
避けて通りたいものですよね。
虫歯菌に完璧に感染しないようにするのは
本当に難しいことですよね。
しかし、早い時期に感染すればするほど、
成長してからも虫歯になりやすくなる、と
言われています。
もしかしたら、もう赤ちゃんに虫歯菌が
感染しているかも?!と、心配になっても
慌てずに。
仮に感染してしまっていても、虫歯菌を
繁殖させないようにする手立てはあります。
唾液感染を防ぐ
虫歯菌は、唾液を介して感染していきます。
- 同じ食器やスプーン、コップなどを使わない。
- 離乳食に、大人が噛み砕いたものを与えない。
など、何気ない家族のやり取りから感染する
恐れがあります。
くしゃみや咳などで唾液が飛んで感染する
こともあるんですよ。
家族も虫歯の治療を
赤ちゃんと接するには、体を密着させる
ことも多いですね。
虫歯菌の感染リスクを減らすためにも、
歯科検診しておきましょう。
虫歯があれば治療し、歯石を取りフッ素を
塗布することで虫歯菌を寄せ付けない
歯にすることができます。
いつまでも食べていないようにする
食べ物が口の中に長時間あると、虫歯菌が
繁殖しやすくなります。
虫歯菌の栄養になるのは糖分で、住処は
歯垢になります。
ダラダラと食べ続けるのはやめて、食べたら
歯磨きを習慣づけましょう。
歯磨きをする
当たり前ですが、歯磨きは大事です。
赤ちゃんだから、まだ歯磨きしなくても
と考えていてはいけません!
下の歯が生え始めたら、歯磨きするように
していきましょう。
まとめ
実は、我が家の長女は、ほとんど歯医者に
お世話になったことがありません。
ちゃんと歯磨きしてるの?と、いつも適当な
磨き方でも、虫歯にならないんです。
それに比べて、下の子(息子)は、虫歯に
なりやすく、学校の歯科検診で、治療の紙を
持って帰ってくることもあります。
この差って、虫歯菌に感染してるかどうかや
菌数の違いじゃないか、って思うんです。
息子の場合は、虫歯を繰り返しているので
歯の磨き方を見直さないといけないような
気がしてきました。
息子は、あと数年で、全ての歯が永久歯に
生え変わります。
息子が、虫歯だらけで困らないように
歯磨きには力を入れたいと思います。