先日、妊娠7ヶ月の友人と会った時に
こんな話が出たんです。
聞けば、スーパーに行った時の事。
出入り口に一番近い、優先駐車場に駐車し
店内に入ろうとしたんだそう。
その時に、近くで見ていた人から、
「そこは、障害者が優先的に停める場所。
非常識ではないか?」
と言われた、とのことなんです。
友人が言うには、妊婦も駐車していい場所
として常識なんだけど、と。
私が妊娠していたのは、もう10年以上前。
当時も、優先駐車場に妊婦が駐車していい
ものか迷って、結局停めなかった経験が
あります・・・。
結局、優先駐車場って、どんな人が使える
場所なの?
この機会に、しっかり調べてみましたよ♪
優先駐車場とは?
優先駐車場には、車いすに乗った人を表す
マークが記されています。
このマークから多くの人は、車いすに乗る人が
使うべき駐車場、との認識を持つことが多い
ようなんです。
だから、車から降りてきた時に、車いすに
乗っていない姿を目にしたら、怪訝な顔を
する人がいる訳です。
しかし、本来このマークは「全ての障害者」が
対象になっているんです。
優先駐車場を使用してよい、とされるのは、
- 身体障害を持つ人
- 知的障害を持つ人
- 精神障害を持つ人
- 難病にかかっている人
- 高齢者
- 妊産婦
- ケガ人
以上のような、歩行が困難な人が対象に
なっています。
案外知られていないのですが、対象者には
妊婦だけでなく、高齢者やケガ人なども
含まれているんですね。
歩くのが困難な状況の人が、気持ちよく
駐車できないのは、残念なことですよね。
世間の人はどう考えているのでしょう?
妊婦への対応はまだまだ厳しい!
妊娠中の人やその家族などは、優先駐車場に
駐車できることを知っている場合が多いです。
母子手帳と一緒にマタニティステッカーを
配布している自治体もあります。
しかし、妊娠は病気ではない、と考えている
人も多くいます。
本当に歩くのが困難なぐらい妊娠の状態が
悪いなら、運転してスーパーにくる訳がない、
と、捉える人もいます。
安産のためにウォーキングしているような
妊婦もいるのに、ナゼ?
という辛辣な意見もあるほど。
実際、優先駐車場に駐車した妊婦に対して
苦情を言う人も結構いるんですよ。
まだまだ世間は、優先駐車場に駐車しても
よいとされる対象者が周知されていないのが
現状なんですね。
妊婦でも停めやすい配慮もある
優先駐車場のマークは、まだまだ車いすの人が
使うもの、という固定観念が強いです。
自治体によっては、車いす以外の障害者の人も
利用できるような配慮のされたスペースも
設けられています。
優先駐車場正しい利用のために制定されたのが
パーキングパーミット制度です。
全国31府県で制定されている制度で、
それぞれの規定があります。
該当の自治体に申請すると、許可証を
発行してくれます。
また、主に高齢者や体の不自由な人、妊婦に
適用される、高齢者等専用駐車区間制度も
あります。
最寄りの警察署に届け出をし、標章を交付
してもらう必要があります。
妊娠中~出産8週間以内で、利用できる
制度になりますよ。
とは言え、妊婦だからどんな状況でも、
優先駐車場を利用していい、というのも
モラル上、考えてみるのも必要です。
まとめ
優先駐車場の使用については、こんな考え方も
あるんです。
もしも、優先駐車場が残り1つしか空いて
いない場合、本当に使う必要があるのは
誰なのでしょうか?
自分の状態よりも、さらに歩行の困難な人が
使うべきスペースなのかもしれません。
どんな人が対象者なのかは、わかっていても、
実際はそのすべての人が使える場所かどうか
考えて利用することが大事なんですね。
歩いて移動できるような体調の良い日には、
優先駐車場に駐車しないなど、自分の中で
線引きすることも必要です。
残念なことに、優先駐車場に、健康な人が
駐車することがあるのも事実です。
譲り合いの気持ちを持って、気持ちよく
生活できるといいですよね♪
友人にも、この話を伝えたところ、妊婦だから
と、甘んじていた部分もあった、とのこと。
色々なことに、配慮できるような人間に
なりたいね、と言ってましたよ。