私はこの前、家を購入したため引越しをしました。
その時に思ったのですが、挨拶品やのしは必要であるかという点です。確かに独身時代は特に挨拶をしなかったのですが、家を購入したため、対応を変えなければならないか迷っています。
気になった私は、母親に電話で聞いてみました。その結果をまとめたので目を通していただければ幸いです。
のしをつける意味
私が一番最初に聞いたのは、のしの意味でした。意味を知ることによって使う目的がわかると思ったからです。その意味を聞いてみました。
のしとは
のしとは、交際がある人や家の間で品のやり取りをする時に必要なもののことをいいます。もともとアワビという貝の一種を薄くして干したもので、生もののシンボルでした。これを物品の上から右肩に包んで貼ることで、「生ものを添えました」という内容になります。
そのため、陶器や和服などの贈り物にはのしを貼るのが古くからのルールとなっています。反対に、生魚や鰹節など新鮮である食品には、物が生ものであるためのしが必要なくなってくるというのがルールです。
覚えてもらうための手段
引越しをして、挨拶まわりをする時、相手に覚えてほしいこととは、名前を覚えてもらうことです。のしをつけることによって、挨拶するために訪問したことがすぐにわかるというメリットがあります。
のしをつけることで、挨拶の時に聞き取れなかった時や、あとで名前を思い出してもらうことができます。そのため、珍しい名前の時やいくつかの読み方ができる時には、横にフリガナを書いておくとより印象が良くなります。
つけ方と書き方
のしのつけ方によって意味や目的が変わってきます。それをまとめてみました。
つけ方
詳しいつけ方を母に聞いてみました。
私「のしはどうやってつけるの?」
母「のしには、外のしと内のしがあるの。外のしは包んだ商品の上からのしをつけるため、一発で贈り物とわかるの。内のしは品物にのしをつけてから包むため、包み物を取るまでのしが見えない仕組みになっているの」
私「引越しの時はどっちなの?」
母「どちらでもルール違反にはならないけど、直接訪問して名前を覚えてもらうためには外のしが合っているよ。ただし、地域によって差があるため、品物を買う時に店員さんに聞いてみるのが一番いい方法だよ」
この時私は、初めて地域に差があることを知りました。
書き方
引越しの挨拶の時の書き方ですが、のしの上段の中央に「御挨拶」と書きます。そのあと、下段中央に少し小さめで自分の名字を書きます。
手書きの場合、毛筆をするのがルールですが、ない場合は筆ペンやサインペンでも大丈夫です。
おすすめの挨拶品
品物を渡す時、どんな品物を渡すかによって相手の印象が変化していきます。そこで、挨拶品を渡す時、私が迷ったものをピックアップしてみました。
引越しそば
引越しをして、あいさつ回りをする時に定番となっているのが引越しそばです。最近ではそばアレルギーの心配や、相手が好きであるかどうかわからないケースが多いです。そのため、わからないときには選ぶことをやめる方法をとると、無難に回ることができます。
菓子折り
引越しの挨拶をした時だけでなく、子供がお世話になる塾や学校、仕事先などにぴったりな品物です。できるだけ長持ちするものを選択したほうが良いです。そのため、クッキーやマドレーヌなどがおすすめな商品です。
消耗品
引越しをして相手の好みに合っているかどうかわからないものの一つに消耗品があります。もし、消耗品を送ることを考えた時、洗剤やタオルなど、誰でも使用するものや消耗品を送ると良いでしょう。
挨拶する範囲
最近は近所に挨拶をすることが減ってきているため、悩む人が多いと思います。そのため、付き合う可能性がある時には、できるだけ挨拶を行ったほうが無難です。
集合住宅
マンションなどの集合住宅では、左右の部屋はもちろんですが、子供がいるためご迷惑をかける確率がある場合、上と下の階に住んでいる人にも挨拶をしておくことで安心することができます。
その理由とは、トラブルに巻き込まれる可能性が低くなるためです。どんな人か知ってもらうのはもちろん、生活していく時に解消することができない音は意外と気になってしまいます。そのため、上下左右に住んでいる人には挨拶をしましょう。
一戸建て
一戸建てに引っ越した時、両隣だけでなく裏手に住んでいる方もお付き合いが発生する可能性が高くなりますので、挨拶回りはしましょう。
また、住んでいる地域で町内会など交流が多くなる時には、挨拶する家などが変化していきます。自治会長のお宅を把握している場合、挨拶をするだけでなく、周辺の情報を聞いておく方が無難です。
終わりに
引っ越した先が長くお付き合いする可能性が高い場合、のしを付けることによって、印象に残る可能性が高くなります。のしのつけ方や書き方だけでなく、品物を渡す時もできるだけ丁寧に渡すことを心掛けたほうが良いと思う私でした。