お葬式って突然、連絡がありますよね。
思いもよらぬ時に連絡が入ってバタバタ。
喪服はどこだったっけ?
靴は? 袱紗(ふくさ)は? 数珠も準備しなきゃ。
でも、なによりも気になるのって香典。
どれくらいの金額をすればいいんだろう?
これって、お葬式のたびに悩みますよね。
この前、ママ友のE子も
そのことで悩んでいたんです。
E子「ねえ、変なこと聞くんだけどいい?」
私 「何?」
E子「うん……私の祖母が亡くなったの」
私 「ま、それは大変。
このたびはご愁傷様です。
だったら、お葬式に参列するんでしょう?」
E子「うん。主人も一緒に行ってくれるって言うし。
それよりも、香典の額よ。
こういう時って、どれくらいすればいいの?」
E子の顔を見ていると、
このことでどれほど悩んでいるのかが一目瞭然。
というわけで、気になる香典の額。
知っていれば役にたつお葬式での豆知識。
そんなことをご紹介しますね!
香典って?
香典は死者の霊前に供えるものです。
香典の『香』は線香や抹香の代わりに供える。
『典』とは霊前に供える金品のことなんですよ。
金額の相場ってあるの?
こういう時に気になるのって、金額の相場ですよね。
おかしな金額をしていると、目立ってしまう。
でも、こういうのって人に訊ねられない?
そんなことを思っているあなた。
気にする必要はありません。
孫が祖父母にする場合は孫一同で相談する。
わからなければ、自分の親や親戚に相談。
勝手な額をすると、後で嫌な思いをするかもしれません。
それを防ぐためにもこれは絶対です。
ちなみに、祖母(祖父)への香典の額ですが、
結婚している場合は10,000円が相場みたいですね。
夫婦で参列する時も10,000が相場でしょうか。
この場合、学生や未就学児がいる場合も同じです。
このことについては、後ほど説明します。
離婚して子供がいる場合。
この時、子供は血縁関係ですが、あなたは違う。
考え方はいろいろですが、
知り合いのお葬式と考えて5000円程度でしょうか。
これは地域や付き合いの程度によって変わります。
だから、相談が必要なんですよね。
いつ渡すのが常識人?
周囲と相談して香典の額も決まりました。
次はそれを渡す番ですよね。
香典を渡すタイミングはいろいろとありますが、
お通夜かお葬式の
どちらかの受付の時に渡せばいいんです。
両方に参列するならお葬式がベターでしょう。
どうしてもお葬式に参列できないときはお通夜の時。
もっとも、祖母(祖父)のお葬式なら
お通夜は無理でもお葬式には参列しますよね?
だったら、香典を渡すのはお葬式の時となるでしょう。
金額の相談もできるでしょうしね。
表書きはどうしよう?
香典の表書きってどうすればいいのかご存知ですか?
宗派や宗教によって、使っていい言葉が違います。
親戚ならば同じ宗旨という可能性は高いですが、
結婚したことで変わっている可能性もありますよね。
迷ったら相談するのもありです。
もしくは『御霊前』にしちゃうか。
『御霊前』は宗派を問わずに使える便利アイテム。
覚えておいて損はありません。
名前は世帯主のフルネームでお願いします。
夫婦で参列する時って?
親戚のお葬式は
夫婦で参列することが多いですよね。
その時、香典は金額が変わるの?
そう思っているかもしれません。
でも、心配は無用。
香典は一家にひとつ。
名前を世帯主のフルネームで書く理由です。
夫婦そろってお世話になった場合は
連名もありだと思います。
それから、香典用に用意している以外に
余裕の現金と筆ペンはお持ちください。
香典の金額を合わせる必要があるでしょうし、
その時には表書きを書かないといけませんから。
お葬式のマナー
ちょっと知ってれば役にたちそうな
お葬式のマナー。
幾つかピックアップしてみました。
いかがでしたか?
知っているようで知らないお約束でした。
さいごに
E子「ホントにありがとう。
なんとか切り抜けられそう」
私 「そう?
わからないことは、ちゃんと訊くのよ
恥をかくのはあなたなんだから」
E子「そうね。変なことして浮いちゃうと
それだけで目立っちゃいそう。
気を付けないとね」
お葬式っていろいろな作法があります。
ただ、根本は相手を偲ぶ気持ちをもつということ。
これが一番大事なことなんだと思います。