先日、ママ友のA子とランチを楽しんでいた時です。
最近のニュースで話題になっている、
エルニーニョ現象のことで話が盛り上がりました。
A子「最近暑いと思ったら、急に涼しくなったり。
なんだか、変なお天気が続くと思わない?」
私 「そうよね。あ、これってエルニーニョ現象の
せいらしいわね。
なんでも、冷夏の原因にもなっているってよ」
A子「ホント!?」
私 「らしいわよ。
この前のニュースで見た時に、
気になったから調べてみたの」
ということで、私が調べたことをA子に説明してあげました。
その内容は以下の通りです。
エルニーニョ現象とは
日本から見て地球の反対側の海(ペルー沖の太平洋)
の温度がいつもより高くなることです。
4~5年に一度の割合で発生する現象で、
発生すると数か月から1年ほどの期間にわたって
続くといわれています。
これが元で、世界のあちこちに
異常気象が発生してしまうんです。
A子「エルニーニョ現象って何かはわかったわ。
でも、どうしてそんなことが起こるのよ」
私 「それってね。風が関係しているの」
A子「風? そんなもので変わるものなの?」
私 「そうよ。赤道あたりの暖かい海水が
風に押し流されて東にくるわけ」
A子「ふむふむ」
私 「でも、それが何かの理由でやってこなかったとしたら?」
A子「えっと~
暖かい海水がそこにあるってことは、
そこがどんどん暑くなるってこと?」
私 「そうなの。そうやって、海水の温度が上がるってわけ」
A子「なんとなくわかったような気がする。
風の力ってスゴイのね」
ここでA子が納得した風というのが貿易風。
これは東から西へと吹く風なので、
太平洋の西側の海水温を高くすることができます。
この風が弱くなると、海水がその場から動けないので、
温度が高くなってしまうわけです。
日本の気候に与える影響って?
『エルニーニョ現象の影響で冷夏になる』
『今年は暖冬になるでしょう』
ニュースではそんなことを言っています。
A子「今年の梅雨ってなんだか長かったわよね。
それに、なんだか冬もあったかかった気がする」
私 「そうね。
でも、これもエルニーニョ現象の影響なの」
A子「ホント?
でも、どうしてそうなるのよ~」
私 「だって、エルニーニョ現象が発生した時は、
気圧配置が安定しないのよ」
A子「気圧配置?」
私 「お天気お姉さんが言ってるじゃない」
A子「あ、西高東低とか太平洋高気圧とかいうやつ?」
私 「それそれ。
エルニーニョ現象が発生した時は、
太平洋高気圧の勢力が弱かったり
西高東低の気圧配置が安定しないのよ」
A子「そういえばニュースで聞いたわ。
太平洋高気圧の勢力が弱いから
梅雨明けが遅くなっているって」
エルニーニョ現象が発生するといろいろな影響が出ます。
上でA子と話していたように梅雨明けが遅い。
ということは、雨が増えることで太陽が出る時間が少ない。
必然的に気温が下がってきます。
おまけに日照不足。
冷夏といわれる現象は
これらのことが複合して発生します。
反対に、冬は気圧配置が安定しないために
寒い空気が入ってこない。
そのために、暖冬になる傾向が強いです。
とはいえ、これらの気象の変化はあくまでも傾向。
気象の変化は様々なので、
一概にいうことはできないようです。
生活に与える影響って?
冷夏になった時の一番の心配って
野菜などの値上がり。
A子もそのことをとっても気にしていました。
A子「ねえ、いろいろ教えてもらったんだけど
冷夏になったらお野菜って採れるの?」
私 「日照不足になるんだし、厳しいんじゃないかな?」
A子「だったら、値上がりしちゃうじゃない!
おかずが一品減っちゃうかもしれないじゃない~」
私 「そうよね~
なんとか値上がりしないでほしいけど……」
A子「あ、値上がりだけじゃないわよね。
案外、夏物なんかのバーゲンが早くなるかな?
狙ってたの、あるのよね~」
A子との話はこんな感じで終わりました。
たしかに、冷夏だと夏物のバーゲン、早いかな?
でも、このところエルニーニョに限らず、
異常気象といわれるものが多くなっています。
これって、地球が悲鳴を上げてるんじゃないかな?
なんてこと思っちゃうんですよね。