ロシアの国旗「白・青・赤」は何を意味しているの?

雑学

先日、夫が同僚からロシア旅行のお土産にお菓子と一緒にマトリョーシカをいただきました。マトリョーシカと言えばロシアですが、首都がモスクワ、秋田犬大好きなプーチン大統領、ボルシチくらいしか思い浮かばない私。

ロシアは、日本から意外と近いけど謎が多い国という印象です。人気の旅行先という印象はないものの、行ったことがある人は「もう一度行ってみたい」と思う人が多いんだとか。

ロシアについて調べてみようかなと思ったのですが、その前に気になってしまったのがロシアの「白・赤・青」の三色国旗です。あの国旗にはどのような意味があるのでしょうか?

ロシアの国旗の由来とは?

ロシアの国旗は上から白・青・赤の横三色旗で、汎スラヴ色(スラヴ民族やスラヴ諸国(東欧~中欧)に使われる色)と呼ばれる配色です。横や縦の三色旗の国はたくさんあって、ロシアとよく似ているのが、トリコロールカラーと呼ばれるオランダ(上から赤・白・青)やフランス国旗(左から青・白・赤)です。

国旗の由来説にもいろいろあるようですが、よく聞かれるのがオランダ国旗を参考にしたという説です。

初代ロシア皇帝ピョートル大佐が、オランダを訪問したときに、自分の国がかなり遅れていることを痛感し、近代的な発展を遂げていたオランダの国旗を元に色の配色を決めたのではないかと言われています。確かにオランダの国旗とよく似ています。

世界中に三色旗の国が多い理由

三色旗が世界に広まるきっかけになったのは、オランダではなくフランスと言われています。フランス革命中に掲げていたトリコロール旗が、革命後に国旗になったことで、世界中に広まりました。トリコロールカラーには「自由(青)・平等(白)・博愛(赤)」という意味があります。

ロシアの国旗「白・青・赤」が意味するもの

三色が意味するものの定義がないため、解釈の仕方がバラバラなようですが主には3つあります。

➀白=高貴・率直・誠実、青=名誉・純潔・清らかさ、赤=愛・勇気・寛大

➁白=高貴をあらわす白ロシア(現ベラルーシ共和国)、青=名誉をあらわす小ロシア(現ウクライナ)、赤=愛と勇気をあらわす大ロシア(現ロシアの西部地方)

➂白=自由、青=聖母マリア、赤=偉大な国家(宗教的観点説)

ロシアってどんな国?

ロシアは意外と近く日本から行ける一番近いヨーロッパと言われていて、ウラジオストクまでは成田空港から3時間以内という近さ。国土世界一で横断するなら飛行機で約9時間もかかるんだそうです。

ロシアの基本情報

・ロシアの国土面積:約1710万㎢あり同じ国内でも時差が発生
・ロシアの人口  :約1億4500万人
・公用語     :ロシア語
・ロシア名物   :ボルシチ、ピロシキ、キャビア、マトリョーシカなど

日本にはロシアの各都市と姉妹関係を結んでいる都市が多くあります。主には札幌市、小樽市、秋田県、新潟県などです。秋田犬はロシアの人に大人気ですよね。

ロシアの主な観光地

広大なロシアには観光地がたくさんあります。有名な観光地をあげてみました。

サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館~展示室を歩くと総距離20kmもあるそうです。想像できない広さですね。

・首都モスクワの赤の広場~モスクワの象徴ともいえる広場です。

・赤の広場にあるポクロフスキー聖堂~写真を見たら「見たことある」と言う方が多いのではないでしょうか。絵本に出てくるような教会です。

クレムリン~モスクワの大人気観光地で世界遺産です。旧ロシア帝国の宮殿。ロシアに行ったら絶対に見た方がいいと言われる観光地です。

まとめ

ロシアの国旗が気になってしまい調べましたが、わかったようでわからなかったような複雑な心境です。歴史を勉強していくとわかりやすいんでしょうね。

トリコロールカラーは、ファッション雑誌でよく目にする言葉ですし、爽やかで自由なイメージですが、ロシアやスラヴ諸国では、よく似た色の配色でも全く違うイメージになるんですね。

そして、やはりロシアはとてつもなく広い国で、知らないことがたくさんある国なんだなということが改めてわかりました。

ちなみに、マトリョーシカですが、国旗を調べるついでに意味について調べて見ました。マトリョーシカには「女性の健康、女性らしさ、ふくよかで幸福な女性」という意味が込められているんだそうですよ。

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