人間関係について考える!疲れる友達は本当に必要?

知りたい事

職場の昼休み中、同僚SとSNSの話になりました。なんでも、Sの娘さんが、ある音楽ライブで知り合ったファンの人たちのラインに入ったのですが、ちょっと人間関係の折り合いが悪くなってきているのだとか。

「なんかねえ、他のファンの人の悪口で盛り上がったりするコミュらしいのよ。ウチのコはそういうのが苦手だからねえ」

でもラインを抜けると、後日、会場で会ったとき気マズくなるし、今度は自分が悪口を言われるから、抜けにくい…と悩んでいるそうです。

女同士は難しいなあ、と思いつつ、やはり同僚の娘さんだけに心配です。そこで有益な情報を探すべく、人間関係で疲れている人のケースを、ググってみることにしました。



人間関係に疲れやすい人の特徴

人間関係、特に友達との関係に疲れる人は、どんなタイプの人なのでしょうか。具体的には以下のような傾向が挙げられます。

  • 優しすぎる人
  • 友達と意見が合わないとき、つい相手の意志を尊重してしまう。友達のわがままを何となく許してしまう。そんな優しい人は、自分が我慢することで、気が付かないうちにストレスを溜めてしまいます。

  • 自分に自信がない人
  • 自分の意見がはっきり言えず、つい相手の言いなりになってしまいます。行きたくもないお店に付き合う、興味のない話題に付き合う、そうやって疲れる時間を費やしているうちに、それが徐々にストレスとなってしまうのです。

  • 八方美人な人
  • いい人」でありたい、という願望のせいで、他人の目に自分がどう映っているかを気にしすぎる傾向があります。結果、自分の好き嫌いが言えなくなってしまい、友達に嫌われたくないのに友達といると苦痛、という悪循環がおこります。

これらのタイプのいずれにも共通していること、それは「人とつながっていたい」という願望です。裏を返せば、他人とつながっていない自分が、社会から疎外されている、と考えてしまうのです。

そのため、とにかく人と群れていると安心する、という心理が強く働くようになります。昨今はSNSの普及よって、ますますその傾向が顕著になっていると言われています。

ラインやフェイスブックなど、とにかくなんらかのコミュニティに属していることは、そういった人に何らかの安心感を与えます。ラインの返信やインスタの「いいね」を、半ば義務的にやっているとしても、です。

しかし果たして、そこまでして、人とつながっていなければならないものなのでしょうか?

友達といて疲れた時には?

自分が一緒にいて楽しい人話がはずむ人趣味が合う人、考え方が似ている人、長い付き合いで気がおける人。元来、友人とはそういった人であるべきです。だからこそ、自分も心の内を遠慮なく打ち明けることができるのです。

もしも、そういう関係性が感じられない、疲れるだけ、という付き合いがあるなら、それは自分自身がかなり無理をしている状態だと考えられます。

そこで、そういう状態に陥ったとき、ちょっと立ち止まっていまの自分を見直せるよう、効果的な方法を考えてみました。

  • 友達と距離を置く
  • とにかく、友達との付き合いにいったん距離を置きましょう。当面ラインの返信はスタンプだけで済ます、誘われても用事があると言って3回に1回は断るなど、徐々に付き合う間隔を空けていけば、友達との関係性客観的に見れるようになります。

  • いろんなタイプの人と話をしてみる
  • 同じ友人関係だけにとどまっていると、視野が狭くなりがちです。とにかくさまざまなタイプの人と、まずは会話を持ってみましょう。友達になる、とまでは行かなくても、話をするだけで新しい価値観を発見することができるかもしれません。

  • 一人の時間を作る
  • 例えば、外食でも外出でも、たまには友達を誘わずに一人で出かけてみましょう。一人の時間を楽しむのを覚えることで、自分にとって必要なものは何か、ということがわかってくるようになります。これがひいては自分への自信につながって、疲れる人間関係からオサラバできるようになるはずです。

    ここで大切なのは、一人になったからといって、一生孤独、というわけではない、ということです。新しい友達は必ずできます。一人になることを恐れないことです。

おわりに

というわけで、同僚Sには、ラインの返信はしばらくスタンプのみにして、ちょっと距離を置いてみては?助言をしてみました。

が、なんとSの娘さん、その数日後、すっぱりラインから抜けてしまったのだとか。でも抜けたからといってこれと言ったトラブルもなく、ライブも今までどおり楽しく通っているそうです。

そして、最近、別のファンの人たちとの新しいラインに参加して、チケット情報ライブの感想を交換しあっているらしいのです。若い人は切り替えが早くていいですね。

同僚Sいわく「娘が言うには、よく考えたらライブに来ているのはその人たちだけじゃないし、会場で会っても普通に挨拶しておけば別に問題ないや。悪口言われても私の耳に入らなきゃいいんだし、って。じゃあなんで悩んでたのかしらね(笑)」

人間関係に悩みだすと、ちょっと近視眼になってしまって、客観的に物事が見えなくなってしまうのですね。やはり自分のスタンスを冷静に把握するためには、距離と時間をもうけることが必要なのかも。

友達はとてもプライベートなものだから、人間関係はいつも良好で楽しくであり続けたいものですよね。

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