静電気をためやすいのは体質が原因!? 改善方法は?

おすすめ・コツ

ドアノブで突然ビリっとくる静電気。乾燥している時など急に襲ってきてしばらく嫌な気分になりますよね。体質によって静電気がたまりやすくなるという話がありますが、本当なのでしょうか?改善方法など調べてみました。


静電気がたまる理由は体質のせい?



よく静電気をためやすい体質があると言われますが、そのような方は体にたまった静電気を放電しにくい状態になっている可能性があります。

つまり電気を通す「水分」が体から不足しているのです。乾燥肌の方が静電気をためやすいと言われるのも、皮膚に充分な水分が足りておらず、外に静電気を放電しにくい状態なのです。

また、保湿に気をつけていたとしても、血液の巡りが悪いと静電気がたまりやすくなります。いわゆる「ドロドロ血」の体質の方も血液中に水分が充分でない状態なので静電気が放電されずたまりやすくなります。

そもそも静電気が起こる原因は、衣類の素材と言われています。衣類にはプラスの電気を帯びやすい素材とマイナスの電気を帯びやすい素材があります。

この異なる性質をもった素材が擦れ合うと、電気のバランスが崩れてしまし、プラスかマイナスどちらかが多く「帯電」してしまい、溜まった電気が金属性のドアノブなどで「放電」されると『ビリッ』としたあの痛みが起こってしまうのです。

静電気を帯電する体質=不健康体質?改善方法は?



静電気がたまりやすい体質は、不健康な体質状態であるので、改善方法を試すことをおすすめします。静電気が放電される時の痛みやストレスだけでなく、体内環境が悪化しているとも言えるので、病気にかかりやすい体質ともいえるからです。

改善方法1 食生活

日常的に運動をすることで、血液の巡りを改善することができます。血液環境を改善するためにも脂肪や油分を過剰に摂取することは控えた方がいいでしょう。ただし、油分の不足で乾燥してしまう可能性もあるので、肉や揚げ物を食べすぎず、青魚を中心とした食生活を心がけるといいでしょう。

改善方法2 水分補給

適切な水分補給も意識しましょう。夏場は水分補給を気をつけているという方でも、冬は摂取量が減りやすくなります。冬場の飲み物は温かいコーヒーやお茶が中心になりがちです。これらは利尿作用があり、水分を体から放出しやすくなるので、ミネラルウオーターなどの方がおすすめです。

体が帯電していると、皮膚や衣類に埃やダニの死骸、細菌やウイルスを引き寄せてしまい、体にくっつきやすくなってしまいます。静電気が起こりやすい冬場は、免疫力が低下しやすい時期です。風邪やインフルエンザなどの病気になりやすくなるだけでなく、アレルギーなどの皮膚疾患の原因にもなるので、帯電体質を改善することは健康的な体質に改善することとも言えるのです。

静電気を防ぐ方法は?

静電気をためやすい体質を見てきましたが、体質の改善はある程度の時間がかかるものです。では静電気自体を防ぐ方法も知っておきましょう

まず静電気が発生しにくい環境を整えてみましょう。静電気は気温が20℃以下湿度が20%以下の環境下で発生しやすくなります。冬に静電気が起こりやすくなるのもこのためです。

そのため、エアコンなどで気温を上げるとともに、適度な湿度の維持が大切です。

加湿器を使って室内の湿度を管理するほか、不在となる外出中は洗濯物を室内干しにしておくのも一つの方法です。
乾燥を防ぐという意味では、保湿成分のあるハンドクリームやボディクリームを塗ることも効果的です。



電位差が大きい素材を組み合わせないようにすることも効果があります。ウール、ナイロン、レーヨンはプラスの電気を、塩化ビニル、ポリエチレン(フリース)、アクリルはマイナスを帯びやすいとされています。衣服は同じ電位を帯びる素材で組み合わせると良いでしょう。シルク(絹)、木綿、麻は帯電しにくい素材なので、これらを組み合わせるのもおすすめです。

ドアノブに触った時の「ビリッ!」という静電気の放電を防ぎたいという方は、金属製のものに触る前に、コンクリート製の壁や木製の家具に触り静電気を放電しておきましょう。よく言われる方法ですが効果的です。最近では静電気除去のリストバンドやキーホルダーも販売しているので調べてみるといかがでしょうか。

静電気体質の改善方法 まとめ

静電気をためやすい体質は、放電の時の痛みやストレスがあるだけでなく、病気になりやすい体質とも言えるようです。帯電しにくい環境を作ることも重要ですが、健康的な生活を目指してみましょう。

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