健康診断にいかれますか?
先日、知人が病院で健康診断を受け
1つだけ注意されたそうです。
「赤血球の数が多めだから気をつけなさい」
知人は意味が分からなかったとのこと。
そりゃそうです、私もいきなりそんなことを
言われて気をつけろと指示されてもなにに?
と訊き返すと思います。
赤血球が多いとなにがいけないの?という
知人の疑問、その時に訊けばいいのに
訊けなかったそうです。
なので、知り合いの医師にちょっと、質問して
素人にもわかるように教えてくれと
お願いしました。
今回はその知らないと怖い?赤血球の
病気とその対策について教わったことを
お話ししたいと思います。
赤血球が多いとなにか問題なの?
最初の疑問はコレですね。
赤血球が多いことで起こる問題の有無
というか、なぜ多いといけないのか、
という純粋な疑問です。
そのことを尋ねてみると
次のように答が返ってきました。
まず、基礎知識として、赤血球とは
血液の主成分になるということ。
これらは体内の骨髄にある幹細胞で
作られているということ。
赤血球は人間の体の細胞に赤血球の
ヘモグロビンに結合させた酸素を運び
二酸化炭素を回収したりもする。
これだけ見ると、なんだ、重要じゃん
多くてなにが問題なの?と思われますよね?
私は思ったまま質問してみました。
すると、知り合いというかかかりつけの
医師は苦笑い。
正常値ならなにも問題はなくむしろ、体に
貢献してくれるのだが、これが多すぎると
ある症状などを引き起こすとのこと。
多血症?
その症状というのが多血症。
文字通り血が多くなってしまう病気です。
血の気が多いとか言われますが、それとは
別物ですので混合しないようにして
くださいね。
血は、通常通りだと血管の中をサラサラと
流れていきますが、これが多すぎると流れが
悪くなり、血管が詰まりやすくなります。
いわゆる、ドロドロ血液のことですね。
このドロドロ血液のことを多血と表します。
わかりにくいですね?
つまりは、水があったとして、それに溶ける
固形物があり、その固形物が異常に
増えてしまった状態のことになります。
サラサラだった水に混ざった固形物で水は
どこかドロッとして流れが悪くなります。
これが多血症の症状の1つです。
これを放置すると命に関わります。
具体的に言うと放置することで
次のようなことが起こると言います。
- 血栓の発生
- 血管が血栓で詰まる
- 動脈硬化
- 脳梗塞・心筋梗塞
赤血球が多いということはこれらの大きな
病気のリスクを高めるということに
なりかねませんので要注意です。
怖い!対策はなにかないの?
多血症は誰にでも起こりそうなのが
また怖いところだとかかりつけ医は笑いますが
笑い事じゃないと思います。
なので、しっかりと対策を取りたいですね。
赤血球の数を減らすにはまず生活習慣の
見直しが必要になりますが、症状次第では
病院で処方された薬での治療が必要だとか。
これについては医師と相談になります。
しかし、かかりつけ医に聞いた話では
血液をサラサラにするような
習慣をつければいいということ。
多血症対策:食事編
まずは食事の改善をしましょう。
と言っても、普段から食事に気をつけている
という方は多いと思います。
なので、ここでは医師がおすすめする
積極的に取ってほしい食材
というのをご紹介します。
- たまねぎ
- ヨーグルト
- 大豆類(大豆、枝豆、黒豆、小豆)
- 大豆加工品(納豆、豆乳、湯葉)
- 薬味(葱、わけぎ、生姜、らっきょう、にんにく)
- 梅干し(できれば甘くないもの)
- 緑黄色野菜
- キノコ類(エノキ、エリンギ、マイタケ)
- 海藻類(わかめ、ひじき、あらめ、海苔)
あとはこれらの食材で和食を作ることを
心がけるとさらにいいそうです。
塩分は控えめで調理すると
さらにオッケーというアドバイスでした。
例えば、たまねぎと人参の味噌汁、煮豆
納豆、納豆の薬味に葱
炊いたあらめ、野菜ときのこの塩炒め。
これらの副菜と主菜に鮭などのお魚を
あわせるとバランスのいい食事になります。
ただ、豆ばかり取りすぎると、場合によって
鼻血が出ることがあるそうなので
あくまでも適正量にとどめましょう。
多血症対策:運動編
食事の次は運動です。
これについてはあまり激しい運動でなければ
基本的になにをしても自由!とのことです。
ダンスしても、エアロバイクを使っても
好きで、続けられるものなら
それに越したことはないと言われました。
おすすめはウォーキング、もっと気楽に
お散歩でもオッケーです。
ただし、あまり汗を激しくかきすぎない
程度の運動にしてね?と釘を刺されました。
汗をかきすぎると体内の水分量が減り
一時的な水不足になり、結果、血液が
ドロドロになってしまいます。
何事もすぎれば毒、ということですね。
1日30分でいいので軽く歩く
これくらいのことで対策としては十分
だと教わりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
多血症、赤血球の増加がとんでもない
恐怖ですね。
知人は早速、私が聞きだしたことで実践
できそうなことをやり始めたようです。
食事と運動、これに気をつけて健康診断後の
再検査に臨んだ結果、前回よりも赤血球の
値が下がっていて、医師に褒められたとか。
やはり健康的な生活を送るのが1番の
対策なのですねと思った瞬間でした。
知人はその後も血液サラサラ生活を続けて
いるそうです。
私もこれを機に、血液サラサラ生活を
してみようと思い、簡単な運動を
習慣として始めてみました。
と、言っても近所のスーパーまで
徒歩でお買い物に行ったり
お散歩する程度なのですが。
血液の病気なんて、そんなものに
かかるかもしれないリスクは
少しでも減らしたいものです。
そのために必要なのは食事と運動への
ちょっとした配慮。
すべての食事は無理でも、毎日1食は
血液サラサラ食を1品取り入れてみると
いいと思います。
そして、ちょっとした運動も。
ウォーキングの時間が取れないのなら
通勤時間を運動時間に
変えるのでも十分だと医師は言いました。
一駅分歩くとか、階段を使うようにする
などという小さな努力でも積もれば山に
なりますからね。
自分の体に流れる命の健康のために
少し工夫して自分で自分を守り
血液サラサラ生活を送っていこうと思います。