万年筆というとどんなイメージがありますか?
私がとても小さな頃、私の母は、
万年筆で家計簿をつけていました。
それからしばらく、
万年筆を目にすることはありませんでしたが、
社会人になってから、
私の所属する部署の部長が
いつも万年筆を胸のポケットに入れていて、
会議中にちょっと取り出してメモを取るところが
とてもスマートで素敵でした。
それもあってか、私にとって万年筆は
高級で紳士の持ち物、
そして、どこかノスタルジックなイメージです。
高級で手が出ないイメージがある万年筆ですが、
ドイツでは子供の頃から万年筆を使用しているそうですし、
最近では1000円程度で手に入る、
低価格の万年筆も販売されています。
そんな万年筆、買うならどこのメーカーがおすすめか
ご紹介します。
モンブラン
1906年にドイツで生まれた、
万年筆の最高峰モンブラン。
万年筆に詳しくない人でも
一度は耳にしたことがある名前だと思います。
モンブランの標高「4810」が
シンボルとしてペン先に刻印されています。
価格帯は高めですが、どれも一生使える逸品です。
手にしっくりと馴染み、
「万年筆は書きにくい」というイメージを払しょくするくらい
抜群の書き味です。
価格帯は50,000円~350,000円
代表的な商品は
マイスターシュテック
スターウォーカー
ボエム
ペリカン
1832年、ドイツのインクメーカーだったペリカン社が
筆記具の製造を開始しました。
実用性を重視した商品が多く、
価格帯も幅広いため、大人から子どもまで
ユーザーの幅も広いのが特徴です。
価格帯は1,620円~70,000円
代表的な商品は
スーベレーン
ペリカーノ
トレド
パイロット
1918年創業、世界的にも有名な国内メーカーです。
品質が安定していてはずれがなく、
商品の種類が豊富です。
基本的に国内産の万年筆は、
画数の多い文字を書くことを前提としているため
日本人に使いやすく設計されています。
日本の文字の特徴である「とめ」、「はね」、「はらい」
もきれいに表現できます。
価格帯は1,080円~200,000円
代表的な商品は
プレラ
エラボー
エリート
パーカー
パーカーは1889年創業の老舗で、技術力が高く、
斬新な商品が多いことで知られています。
また、デザインも独特なものが多いです。
今は万年筆でもボールペンでもない、
まったく新しい第5世代のペン「5th Parker シリーズ」
が高い評価を得ています。
価格帯は5,000円~80,000円
代表的な商品は
インジュニュイティ
ソネット
IMプレミアム
ウォーターマン
ウオーターマンは世界で初めて万年筆を作った会社です。
もともとアメリカで生まれた会社ですが、
倒産しフランスの会社に買収されました。
ウオーターマンの万年筆の特徴は、
ペン先が硬く、軸が他メーカーの商品よりも
重いため、万年筆初心者に向いています。
万年筆に使い慣れていない人は
ペンを立てて使うことが多く、
また、筆圧も強いためです。
価格帯は10,000円~100,000円
代表的な商品は
カレン
エキスパート
パースペクティブ
まとめ
お気に入りのメーカー、見つけることは出来ましたか?
ちなみに私はパイロットのグランセを使用しています。
デザインがシンプルかつスマートで、
何より書き味が滑らかなのが気に入っています。
使わないときはデスクのトレーに載せて
インテリアとしても使っています。
パソコンやスマートフォンを使用する機会が多く、
ほとんど手書きの機会がなくなった今こそ、
一本持っていたい万年筆。
ここぞという所で使えたらいいですよね。