現在中学3年生の息子は、中学生になった春にメガネからコンタクトレンズに変えました。
小学生の時にはスポーツゴーグルをしてサッカーのゴールキーパーをしていましたが、不便なことが重なり思い切ってコンタクトレンズにしてのがきっかけです。
しかし、この2年半で視力低下が著しく、コンタクトレンズの度数が数回変わりました。受験勉強で視力低下したと思いたいところですが、恐らくテレビゲームが原因ではないかと思っています・・・。
息子の場合は、小学4年生頃にメガネを作ったのですが、一般的には子供の視力低下はいつから起こるものなのでしょうか?詳しく調べてみましたよ。
子供の視力の発達過程とは?
人間は、生まれてすぐは大人のようにしっかりと目が見えている訳ではありません。
私たちは、物心がつく頃には物を見ることができるようになっているので、幼い頃にどのように視力の発達をしてきたのかはあんまり覚えていませんよね。
人間の目と視力はどのように発達していくのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
生まれてすぐの視力
生まれてすぐの赤ちゃんの視力は、0.01~0.02程度でほとんど見えていない状態です。30cmほど先がぼんやり見える程度です。
黒・白・グレーの色は認識していると言われています。光に対してや物が近づいたりすると目を閉じたり反応しますが、両目の焦点を合わせることができないため目的なく目を動かしている状態です。
生後2ヶ月~3ヶ月の視力
ぼんやりとぼやけた状態ですが、人の顔の目や鼻などのパーツを認識できるようになります。「いないいないばあ」をすると、人の顔が消えたり見えたりするのでとても喜びます。
生後4ヶ月~7ヶ月の視力
この時期になると、焦点も合うようになり0.03〜0.08程度の視力になり、目の前で動くものを目で追うようになります。
色の認識も増え、赤や黄、緑の違いも少しずつ分かるようになってきます。
生後8ヶ月~11ヶ月の視力
この時期は著しい視力の発達が見られます。0.1〜0.15程度の視力になり、人の顔を覚えるようにもなります。
パパやママと他人を認識できるようになるため、人見知りが始まる頃だと言われています。
1歳~の視力の変化
1歳ごろには視力は0.1〜0.2程度になります。
1歳以降、視神経の回路が急速に作られていくため視力の発達もどんどん進んでいき、3歳6ヶ月頃までに視力が1.0になります。6歳ごろには視神経の回路の形成が終わり、視力は1.0以上になります。
つまり、小学校に入学する頃には視力が安定した状態になっています。
子供の視力低下に影響するものとは?
視力の発達は体の成長と共にどんどん上がっていくものではなく、7歳頃には1.0以上の視力で安定、完成すると言われています。
しかし、視力の完成と共に環境や生活習慣が原因で視力が悪化する可能性は増えていきます。また、視力は遺伝の影響を受けやすい傾向あることもわかっているので、7歳以降の生活環境には注意が必要です。
子供の場合、体が成長する時には眼球にも変化が現れます。子供の成長は18歳ぐらいまで続きますが、身長が伸びている時期には眼球の奥行きが長くなるため近視になりやすい状態になっています。
さらに、この時期にスマートフォンやタブレットなどを長時間見続けたり、近い距離で本を読んだり字を書くなどが原因となり視力が低下しやすくなります。
7歳以降が視力低下のタイミング
子供の成長期にも眼球が成長し、特に12歳までは眼球の成長が大きいと言われています。小学生の時期の生活環境や生活習慣は、視力にも大きく関係しています。
近年は、幼少期からスマホやタブレットを近距離で見る習慣がある子供も増えて視力低下を加速させていたり、勉強や読書、ゲーム、スマホなど目を酷使する行動が増える時期の小学校高学年の視力低下が著しくなってきています。
まとめ
そういえば、眼科で息子を診てもらった時に近視を改善する目薬を処方されたりもしましたが、本を近くで読んだり、ゲームや字や絵を近い距離で書く癖がなかなか治らず、視力がどんどん悪くなっていきました。
今となってはですが、両親ともに視力が悪くて、今調べたことがせめて10年前にわかっていれば・・・と悔やまれます。
小さなお子さんの子育て中の人は日々やることがたくさんあって、ついつい子供の視力低下のことも気にできなくなるかもしれませんよね。私も、ビデを見せている時は平和だったので、その間に家事を済ませちゃってました。
視力低下になる原因が頭の隅でもあれば少しは違うのかな、と。息子もまだ成長期なので、これ以上目が悪くならないようにゲームの時間は短縮するよう話をしてみようと思います。