ある日の勤務中、席の横に立った同僚から一言。「あなた、白髪増えたんじゃない?」
えっ?そう言われて、慌ててトイレで頭頂部を確認すると、なるほど、生え際に白く光るものが、ちょっと目立つぐらいに増えています。
どうしよう・・・このままエイヤッと抜いちゃおうか?それともいっそ切ってしまったほうがいいのか。いやいや、いっそ帰りに美容室に寄って染めてもらうか。
ベストな方法をスマホで調べてみることにしました。
白髪を見つけた時のベストな対処方法
白髪を見つけた時の対処方法として考えつくのが、抜く、切る、染める、の3通りだと思いますが、いったどの方法が髪にとってベストなのでしょう。
抜く
誰でも1~2本ぐらいなら軽く抜いてしまったことはあると思いますが、実は抜くのは一番オススメできない方法です。
なぜなら頭皮と毛穴へのダメージが大きいからです。白くなっているとはいえ健康に生えている毛を無理矢理抜くわけですから、毛穴は当然傷みますし、頭皮が炎症する可能性もでてきます。
何より、そのまま何十本も抜き続けると、そのうちその毛穴から毛が生えてこなくなる、ということもあるのです。白髪を駆逐した結果がハゲ・・・では目も当てられません。
ちなみに「抜くと白髪が増える」とよく言われますが、この説に科学的根拠はないそうです。でも白髪を抜いても次に生えてくる毛もやはり白髪とのことで、やはり抜くことにメリットはないようです。
切る
抜くよりは切る方が、頭皮に与えるダメージもなく、オススメです。ただし、少量で目立たないところある、というケースに限ります。例えば毛髪の中の方に生えているものや、ブロウでうまくごまかせる場所に生えている毛などです。
その白髪を毛根あたりで切ってしまうのですが、必ずアイブロウ用の小さいハサミを使ってカットしましょう。普通のハサミを使うと、白髪周辺の髪まで一緒に切ってしまう危険性があり、ヘアスタイルがおかしなことになってしまいます。
美容院によっては、白髪を切るメニューもあるようなので、プロに任せてみるのもいいかもしれません。
それ以外の、目立つところに生えている白髪は、例え少量でも、切らない方がいいでしょう。髪の表面やもみあげのあたり、あるいは生え際などにある白髪などがそれに当たります。
髪の毛というのものは、根本が太く先になるほど細くなっています。それを根元から切ってしまうと、太い断面がそのまま残ってしまって、却って目立ってしまうことになってしまうので、生えている場所によっては注意が必要です。
染める
白髪の量が多い場合は、抜く、切るよりは、やはり染めるのが一番オススメです。量が少ないうちは切って対処するのもアリですが、多くなると切るだけでは追いつきません。
やはり染めるほうが、一番自然に白髪を目立たなくできます。今はカラーリングの技術も進んで、いろんな方法で染めることができますので、自分に合ったやり方を探してみましょう。以下オススメの染め方を羅列しておきます。
- ハイライトで染める
ハイライトとは、髪を部分的に明るい色で染めて、髪全体のボリューム感を出すカラーリングです。白髪が伸びてきても目立ちにくくする効果があります。要は白髪を「ぼかす」感じにするわけです。
- シャンプーやトリートメンで染める
染毛効果のあるシャンプーやトリートメントを使うのも、オススメです。時間は少しかかりますが、自然に染まりますので、ナチュラル感があります。
また、自然由来のものも多く、ヘアダイのような脱色作用もないため、頭皮ヘのダメージも少なくてすみます。
- ヘアマニュキアで染める
脱色して染めるカヘアカラーとは違って、ヘアマニュキアは髪の表面に色をコーティングする染料なので、髪を痛めることなく染めることができます。
ただ脱色して染めるヘアカラーよりは持続期間が短く、約3週間ぐらいしか持ちませんが(ヘアカラーはだいたい1カ月以上持続)、毛髪へのダメージはほとんどなく、しっとり感を保つことが可能です。
おわりに
調べてみて納得。やはり染めてみるのが一番いいようです。でもまだそこまで大量、ってわけでもないので、会社帰りにドラッグストアに寄って、ヘアマニュキアでも買ってこようと思います。
まあそのうち真っ白になるんでしょうけど、その時は思い切ってパープルとかブルーとかに染めてみようかしら?などと、未来の自分を想像するとちょっと笑ってしまう今日この頃でした。