まだまだ日中は暑い日が続く毎日ですが、朝晩は涼しい風が窓に入ってくる季節になってきました。夜には虫の声が涼やかに響き、確実に秋に向かっているのが感じられます。
毎年秋の楽しみと言えば、近所から戴くたくさんの果物の他にも、自然の移ろいが感じられる紅葉も楽しみの一つです。周囲の田んぼの稲のはぜ掛けが終わる頃には、山々の紅葉が見頃になります。
今年は、紅葉の名所に行ってライトアップされた紅葉の写真をぜひ撮ってみたいと思っています。というのも、SNSでファンになったカメラマンの撮った紅葉のライトアップ写真が素晴らしかったんです。
あんな幻想的な紅葉の写真を撮ってみたい!紅葉のライトアップ写真の撮り方について、基本から調べてみました。
ライトアップ写真がうまく撮れない原因とは?
夜の空間にライトアップされた紅葉を撮影した時、ブレたり肉眼で見た時よりも暗い写真になりがちです。紅葉に限らず、夜景など光の量が少ないシチュエーションでの撮影では、思ったような写真にならないことが多いものです。
昼間は納得のいく写真が撮れるのに、夜に撮った写真が思ったようにならない理由には光が関係しています。つまり、カメラが光を十分に取り込む設定になっていないからなんです。
ライトアップ写真は光の調節が必須
そう言えば以前、夜空に浮かぶ三日月を一眼レフカメラで撮影しようとして、カメラのシャッターをしっかり押したはずなのにそのままシャッターが切れなかったことがありました。
この現象は、オート設定してあるカメラが撮影に十分な光を感知することができなかったので、シャッターの速度を遅くすることで光を少しでも多く取り込むようにカメラが判断した、という訳なんです。
もしこの時に、昼間のシャッタースピードの感覚のままカメラを動かしてしまったら、シャッターが閉じる前に焦点がずれるためブレた写真となってしまいます。
では、ライトアップされた紅葉を撮影する時には、カメラをどんな状態に設定しておくと思うような写真が撮れるのでしょうか?
ライトアップされた紅葉の撮り方のコツ
ライトアップされた物や夜景、月などのように夜にカメラで写真を撮る時には、コツがあります。
ライトアップ写真の撮影には三脚を使う
まず、ライトアップされた紅葉を撮る時には、三脚を使うのがおすすめです。これから詳しく説明していきますが、夜の撮影は昼間よりもカメラが光を取り込むための時間が必要なため、シャッターが切れるタイミングが遅くなります。
三脚を使ってカメラを固定しておくことで、ブレを防止します。もちろん、三脚が無いと取れない訳ではありませんが、シャッターが切れるタイミングまで絶対にカメラを動かさないようにするのがポイントです。
また、カメラの設定に一工夫しておくと美しい写真が撮りやすくなります。それでは、詳しく見ていきましょう。
ISO感度を高くする
ISO感度とは、デジタルカメラが光を感知する能力のことを言います。
カメラの機種によっても異なりますが、数値はISO100~12800ぐらいまであります。ISO感度の基準値は100になりますが、夜景をISO100で三脚を使わずに撮影するとブレブレの写真となり、シャッタースピードが1.3秒にまで低下します。
つまり、夜の場合は基準値のISO100だと光を取り込むまでかなり時間がかかってしまうため、手ブレの影響がかなり出てしまいます。
しかも、紅葉のライトアップは夜景よりもシャッタースピードが遅くなりがちです。数秒~10秒ほどかかるため、じっくりとシャッターが切れるのを待てる余裕が必要です。
きれいに写真を撮類は、ISO感度を高く設定しておきます。ISO200~800ぐらいがおすすめですが、ISO1600までが限度になります。感度を高くしすぎると画像がザラザラと荒くなります。
撮影場所の明るさもそれぞれなので、ベストなISO感度の数値は自分で見つけて判断するようになります。また、三脚を使わない場合には、ISO感度を高くすればシャッタースピードも速くなるため、手ブレの心配がなくなりますね。
まとめ
これからの紅葉の季節にたくさん写真を撮りたいので、今回調べてみたことを練習してみようと思います。
大抵は子供のスポーツの写真を撮るのに使っているカメラですが、設定はいつもオートでカメラ任せです。昼間の光なら難なくきれいに撮れていたのが、夜景となるとこうもブレてしまうのかと思っていました。
カメラの機能を使いこなすのも大変です。なので、まずは夜の撮影がうまくできるようにISO感度の設定を変えて試し撮りしてみます。