朝、目覚ましの鳴る音にベッドから体を起こすと、何だか風邪っぽい感じがして何をするにもいつもよりスローペース。でも、真っ先に頭に浮かぶのは明日のこと。絶対にはずせない予定があるんです。
今、朝の段階でこの具合だと明日の日中の体調がどうなるやら不安です。これは一刻も早く風邪を治したい。せっかちかもしれませんが、すぐにでも風邪の症状が収まれば嬉しいですが、そんな都合のいい話、ないですよね・・・。
とは言え、やっぱり気になるので、即効性のある風邪の治し方について調べてみましたよ。
風邪をひくってどういうこと?
風邪をひくということは、改めて考えてみるとどんな状態のことを言うのでしょうか?熱が出たり喉が痛かったり、「風邪」って許容範囲広いですよね。結構都合よく使ってる言葉だったりします。
本来、風邪をひくこととは、「ウイルスが喉の上気道に感染し、急性炎症を起こしている状態」のことを言います。実は、風邪で診察を受ける人の大体8~9割がウイルスに感染し、風邪の症状を引き起こしている患者だと言われています。
となると、残りの1~2割の風邪をひいている患者の場合は、細菌が感染して症状が出ている人になります。
感染源によって処方薬が違う
ウイルス感染と細菌感染。風邪によっても感染するものが違うと、薬の処方も変わってきます。病院で診察の結果によって、抗生剤を処方され「○○日は必ず続けて飲んでくださいね。」と指示される場合には、細菌感染の風邪になります。
抗生剤というのは、細菌のみに退治する効力を発揮し、ウイルス感染に関しては抗生剤は効きません。
ウイルス感染による風邪の患者に対して処方される薬とは、ウイルスそのものを退治するものではありません。ウイルス感染によって出た辛い症状を和らげて、体を楽にし体力の消耗を抑える薬になります。
風邪薬を飲んで、「あ、少し症状がよくなってきた。」と感じるのは決して薬がウイルスそのものを退治して治ったということではなく、症状を薬で押さえている隙に自分の免疫力でウイルスを退治している過程であるということなんです。
ちなみに、インフルエンザと風邪は違います。普段は、風邪ぐらいで欠勤できないという人もインフルエンザの場合には、自宅でしっかり休まないといけませんよ。
では、細菌性以外の風邪をひいた時に即効性のある治し方は、どんな方法があるんでしょう。詳しく見ていきましょうね。
即効性のある風邪の治し方とは?
即効性のある風邪の治し方とは、免疫力を上げる手助けをすることと、栄養を取ること、そして睡眠をとることです。具体的には、こんな方法がおすすめですよ。
体温を上げる
体温が36.5℃と37.5℃では、免疫能力が5倍~6倍も違うという実験結果があります。風邪をひいて熱が出るのは、ウイルスを攻撃するために体温を上げて対応している証拠です。無理に熱を下げないようにすることが好ましいんですよ。
とはいえ、かなり高い熱は脳症になる恐れもあるので、37~38℃で保つことがおすすめです。体温を上げる方法として、
- 湯たんぽや貼るタイプのカイロをお腹や背中に当てて温める。
この時には、直接肌に触れないようにします。低温火傷する恐れがあります。 - 漢方薬の葛根湯を飲む。
体の緊張も取れよく眠れる。
栄養を取る
特に、ビタミンCを積極的にとると風邪の治りが早くなることも知られています。また栄養ドリンクなどもおすすめです。
とにかく寝て休む
体の免疫力は、睡眠不足では上がりません。睡眠不足と風邪をひくこととは、大きな関係性があることもわかっています。しっかり睡眠をとって体を休めることが風邪を治す近道なんですよ。
まとめ
今日は仕事から帰ってきたら、無理に何かせずにさっさと寝てしまおうと思います。色々やることがあっても、明日の大事なことのために後回しにします。
そういえば、最近無理して睡眠不足気味が続いたもんな・・・。体が十分に休めてなかったから、風邪のウイルスにつけこまれてしまったんでしょうね。今朝の朝食には、ビタミンCを多め果物を食べようと思います。
睡眠と栄養、体を温めてしっかり休んで風邪を撃退しようと思います。