子育てもひと段落した近頃、学生時代の友人と頻繁に連絡を取るようになりました。自由な時間が出来たこともあって、何かとつるんでは出掛けています。
そんな中、ひょんなことから「旅行もいいね!」ということに。若いころと違って、遠くに行くよりも近場でゆっくり過ごして癒されたい。
となるとやっぱり温泉が一番。そして温泉と言えば真っ先に思いつくのが「熱海」です。これから良い季節になりますし、海と温泉を一緒に楽しめる熱海は魅力的。熱海というとちょっと古びたイメージもありますが、最近の熱海観光事情、一体どんな感じでしょうか。
熱海のアクセス、最近の事情
熱海というとひと昔前の観光地、少しさびれた温泉街のイメージがありますが、ここ数年注目を取り戻しつつあるそうです。
なんといっても東京から熱海へのアクセスが抜群に良い。新幹線こだまを利用で、品川-熱海はたったの40分。ほぼ通勤圏内の距離です。
2016年11月には駅ビル「ラスカ熱海」がオープン。熱海温泉の玄関口として、熱海駅も美しく生まれ変わりました。
温泉の街、熱海ってこんなところ
熱海は白浜、別府とともに日本三大温泉に挙げられます。熱海温泉街の宿で楽しむのはもちろんですが、熱海駅改札を出ると目の前には足湯がお出迎え。無料の天然温泉かけ流しで、その名も「家康の湯」。タオルの自販機(100円)もあるので、手ぶらでも楽しめます。
さらに熱海駅前の商店街の中には、「手湯」もあります。
一時期より人気が落ちているというものの、熱海温泉街には有名ホテルや魅力的な旅館が数多くあります。
特に、海を臨む絶景はオススメです。箱根や伊豆の山々に囲まれた斜面に温泉街が開けているため、熱海の夜景の美しさは『東洋のナポリ』『日本のハワイ』とも言われています。
熱海では温暖な気候により、1月下旬には早々に「あたみ桜」という品種の桜が咲き始めるほどです。
こんなにある!温泉以外の熱海名所
温泉がクローズアップされることの多い熱海ですが、温泉以外にもこんなに見どころがあるようです。
来宮神社
パワースポットとして近年注目を集めている来宮神社。全国各地から観光客が訪れます。
広さはそれほどではありませんが、鬱蒼と茂ったたくさんの樹木が、落ち着いた雰囲気を醸し出します。境内にある樹齢二千年を超える天然記念物の大楠は、来宮神社がパワースポットと呼ばれる所以の存在です。
アクセス:来宮駅から徒歩で3分
熱海城
熱海城は、観光目的で作られたお城です。それゆえに天守閣からの眺望は抜群。熱海に来たらぜひ訪れたいスポットです。
アクセス: 熱海駅より「網代」方面行きバスにて約15分→「錦ヶ浦」下車→徒歩約10分
営業時間: 9:00~17:00(入館は16:30迄)
定休日: 無休
熱海トリックアート迷宮館
近年人気のトリックアートですが、熱海にもあります。熱海城の横にあるため、観光にも便利です。屋内施設なので、雨の日でも大丈夫。
アクセス: 熱海駅より「網代」方面行きバスにて約15分→「錦ヶ浦」下車→徒歩約10分
営業時間: 9:00~17:00(入館は16:30迄)
お宮の松
尾崎紅葉の小説、「金色夜叉」で、寛一とお宮の別れのシーンの舞台となったと言われている場所です。以前は「羽衣の松」と呼ばれていましたが、金色夜叉の句碑が建立されたことから、現在のように「お宮の松」と呼ばれるようになりました。
アクセス: 熱海市東海岸町(国道135号 下り車線沿い)
MOA美術館
相模灘を見渡す高台にあり、大パノラマを堪能できる海の見える美術館です。今年2月のリニューアルで、熱海の顔として更に充実した名所になりました。
アクセス:熱海駅からバスで8分MOA美術館行き
熱海海上花火大会
夏に限らず、年間を通してなんと10回以上開催されている熱海海上花火大会は注目の熱海名物。始まりは昭和27年と、とても歴史のある花火大会なのです。今年だけでもこれだけ開催が予定されています。
H29(2017)夏--20:20~20:50
7/23(日)・7/28(金)
8/5(土)・8/8(火)・8/18(金)・8/20(日)・8/24(木)
H29(2017)秋--20:20~20:45
9/18(月祝)・10/9(月祝)・11/12(日)
H29(2017)冬--20:20~20:45
12/10(日)・12/17(日)
さいごに
思ったよりもたくさん見どころのある熱海。1泊で十分だと思って調べていましたが、堪能するには結構忙しい旅行になってしまいそう。
温泉を堪能しながら花火もいいし、海の街ならではの楽しみ満載の熱海。もう少し欲張って、2泊でプランを考えてみようかと思います。
久しぶりの友人との旅行、楽しみです。