先日、同じ職場の人が「ときどきすごく怖い夢を見てしまって、眠れないことがある」という話をしていました。
すると、僕も私も、と、怖い夢を見てうなされた経験を持つ人がちらほら。
ゾンビに追いかけられる夢とか、狭いところに閉じ込められる夢とか、出るわ出るわ、みんな夢の世界で怖い思いをしているみたい。
中には「徹夜で作った資料が一夜明けたら白紙になってた」とか、生々しい夢を見て目覚めた経験がある人も。
そりゃ確かに怖い。
でも、怖い夢って、どうして見てしまうんでしょう?見ないで済む方法ってあるんでしょうか?
悪夢から解放され安眠を手に入れ、眠れない夜とサヨナラする方法、探ってみましょう!
なぜ人は夢を見るの?
まずは、人はなぜ夢を見るのか、そのへんから見ていきたいと思います。
夢って、ほんと不思議ですよね。
経験したり見聞きしたことならまだしも、奇想天外な、わけのわからない、予想外の夢を見ることもあります。
人間の脳は、睡眠中にメンテナンスを行っているらしいんです。
その日の出来事を思い出し、記憶しなおしたり、過去の記憶と結びつけたりしながら整理しているらしい。
なんとも不思議な話!
人間の脳には、まだまだ、わからないことがたくさんあるようですが、とにかく眠っている間も脳は活動を続けているらしいんです。
ところで、人の眠りには「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がある、ということ、聞いたことありますか?
「レム睡眠」とは、体は眠っていて脳が活動をしている状態のことで、「ノンレム睡眠」は脳も休んでいる状態のこと。
どっちの状態の時も夢は見てるらしいんですが、記憶に残る夢は「レム睡眠」のときに見ると言われています。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」は、90分くらいのサイクルで繰り返されるそうなので、一晩で「レム睡眠」状態が4、5回訪れるとすると、夢も4、5回見ていることになるんです。
「ええ~?夢なんてめったに見ないけど?」という人もいるかもしれませんが、実際には誰でも、夢を見てることは見てるらしい。
「レム睡眠」の合間に「ノンレム睡眠」をしっかりとることができずに、脳を休めることができないと、夢をたくさん見てしまい、目覚めたときも感覚が残ってる、ということみたいです。
怖い夢を見るのはなぜ?
意味不明な夢や、良い夢ならまだいいですが、じゃあ、怖い夢ばかり見てしまうのはなぜ?
悪い夢、怖い夢を見て眠れない理由は、いくつかあると考えられています。
- 発熱や病気
- 寝方・寝姿・姿勢
- ストレス
- カフェインの摂りすぎ
- アルコール・夜食の摂りすぎ
つまり、寝ている間の状態が悪いとき、苦しいときに、怖い夢を引き起こしてしまう可能性が高いようなんです。
うつぶせになったままだったり、上に重いものが覆いかぶさっていたり、狭い場所で窮屈な寝方をして寝返りが打てなかったりで、ちゃんと眠れないとか……。
うまく呼吸ができず、無呼吸状態になってしまったりして「苦しい」と感じると、それが悪い記憶と結びついて、怖い夢につながってしまう可能性があるんですね。
ストレスも、睡眠の妨げになります。
また、たくさん食べた後で、胃がまだ消化作業をしている途中だと、脳が十分に活動できないため、いい睡眠ができない、眠れない、ということもあるようです。
怖い夢を見ないためには
と、いうことは、睡眠の質を上げて「ノンレム睡眠」をしっかりとれるようにしていけば、怖い夢を見て眠れない!ということもなくなるはず!
仕事が忙しいときや、体調が悪いときは、良い睡眠というのもなかなか難しいかもしれませんが……。
とにかく、寝る前にリラックスすることが大切です。
怖い夢で眠れないのはもういやだ!という人は、就寝前、こんなところを気をつけてみてください。
- 体にあう枕&寝具をチョイス
- 適度な室温に調整
- 晩酌は控えめに
- 食事や風呂の後すぐ寝ない
- 就寝前のパソコンやスマホは控える
- 就寝前はホットミルクやハーブティーを
- ストレッチなどでよく体をほぐす
- 深呼吸
まとめ
私個人は、普段、夢はほとんど見ません。
というか、見てはいるけど覚えてないだけ、なんですよね。
眠れない、という経験もナシ。
それなりにストレスや心配事は抱えているつもりなんですが、今までは、うまいこと「ノンレム睡眠」ができてたんですね。
私はお酒が飲めないんで晩酌はしないし、家族の事情もあって夕食が早めなので、そういうところがうまく眠りに作用していたのかも。
怖い夢を見てしまって眠れない夜が続くと、体に響きます。
ゆったりリラックスしてよい眠りにつけるよう、心がけてみてください!