スパゲッティ、と言えばイタリアが有名
ですが、日本でもすっかり馴染みが深い
食べ物になっていますね。
「この間、初めて業務用スーパーに
行ったのだけど、スパゲッティ?
もう、とにかく種類がすごいの!
でね、なぜか、太さごとに名前が違ってさ
なにが違うのか、知らない?」
無邪気にはしゃぐ友人の言葉に、私は
ちょっとだけ、ショックでした。
なぜって、そりゃあ、スパゲッティの種類
太さの違いについて、知らない、わからない
と、いうことですよ!
普段からよく食べているのに、そりゃ
ないでしょ!?ってなものですって。
というわけで、緊急授業!スパゲッティの
広い世界について、語ってみたいと
思います。
総合正式名称はパスタ
これも結構、勘違いされていることが
多いのですが、この小麦色の麺の総称は
パスタ、です。
庶民の食堂のような場所では、よく
スパゲッティと表記されていますが
これは、正式には違います。
スパゲッティというのは、パスタの数ある
種類の内の1種類であり、その種類名です。
これを混同してしまうと、料理屋さんや
本格的なパスタの専門店などで、戸惑います
友人のように。
今日から、この麺をスパゲッティと呼ぶのは
やめて、パスタと呼ぶようにしてあげて
くださいな。
でないと、細いスパゲッティください!と
専門店で注文して「はい?」と、疑問形で
訊き返される事態になるかもですよ。
もしくは、「この人、料理素人か…」と
せっかく専門店に足を運んだのに、残念に
思われるかもしれませんね。
スパゲッティはロングパスタです
一般家庭でよく使われるのが、これに
なると思いますので、パスタ=スパゲッティ
というのが、定着したのかと思います。
断面が円形であり、太さは1.6から1.9ミリの
棒状パスタを、さっきから連呼している
『スパゲッティ』と、呼びます。
これは、どんなソースにも適度にマッチして
美味しく頂ける、という太さ、規格に
なります。
一般家庭ではこれ以外の太さのパスタは
そう滅多なことでは、使わないと思いますが
せっかくです、他のパスタも見ましょうか。
ロングパスタは、スパゲッティの他にも
たくさんあって、パスタすべてを語って
いると、日が暮れて夜が明けます。
なので、一般家庭でも使われるものに
絞って、短大で専攻中に調べたことを
語っていきたいと思います。
パスタの種類:スパゲッティーニ
『スパゲッティ』より細く、1.2から1.6ミリの
やや細麺を、このように呼びます。
こいつは『スパゲッティ』を太さで分けた時
特別細いものに使われて、逆に太い方には
『スパゲットーニ』という名称がつきます。
細いだけ、ソースが絡みやすく、汁っぽい
スープパスタや、ちょっとこってり油が
効いたパスタ料理によく合います。
パスタの種類:カペリーニ
『スパゲッティ』と比べると、太さは
一目瞭然、とっても細いパスタに
なります。
1.0ミリ前後のものが多く、1.0以下のものも
こう、呼ばれます。
『カペリーニ』というのは、イタリア語で
髪の毛、という意味ですが、本当に髪の毛
並に細いパスタさんです。
これは、ミネストローネにマカロニ系の
パスタを入れる感覚でスープの具として
使うと、美味しいです。
後、最近は細くて喉越しが良いからか
様々な冷製パスタに用いられることが
多く、人気の食べ方です。
パスタの種類:フィットチーネ
細いものばかり、なのもなんですから
最後に、変わり種のロングパスタを
あげておきましょう。
『フィットチーネ』、という名称は結構
知名度があるのでは?と思います。
こいつは、日本の麺で言うところの
平麺のような形状、規格になります。
その麺の幅は5ミリから10ミリ前後と
食べごたえ抜群で、弟やよく食べる人は
大好きなパスタです。
ボロネーゼなど肉ー!と、いう感じの
ソースやカルボナーラにもよく合います。
たまに、ホウレンソウなど青物を練り込んだ
『フィットチーネ』を見ますが、これがまた
上のソースに合うんだ、美味しい!
と、名前が有名なのはだいたい
こんな感じですので、知っていれば
料理の幅が広がりますよ。
おわりに
『スパゲッティ』、というのは種類名で
太さによって区別されている、というのが
わかっていただけただろうか?ね、友よ?
「うんうん、どれも美味しいってことだよね
えー、でも、迷うなぁ…」
美味しいなら、そりゃどれも美味しいよ
まあ、でも、パスタの料理に興味を持って
もらえたみたいなので、良しとしましょう。
これから、いろいろ勉強していってくれたら
いいのではないかと、思います。
で、私も久しぶりに食の話をしたら
パスタが、スパゲッティが恋しくなって
きました。
今日は、久しぶりにパスタ料理を作って
みようかな?