小学校の頃、教室の後ろには
メダカの水槽が置いてありました。
今の小学校も置いてあるそうで、
私の息子の学校も
みんなでメダカを飼っているそうです。
息子は飼育係なので、
メダカの水槽を洗ったり、
エサをやったりと、
結構お世話をしているそうなのですが、
この間学校から帰ってくるなり
「メダカの卵はいつ孵るの?」
と聞かれました。
どうやら学校のメダカが卵を産んだようです。
クラスの子たちに
飼育係だからいつ孵るか分かるだろ?
と言われたらしく、
慌てて私に聞いたようなのです。
そういえば、私が子供の頃に
育てていた時は孵化まで何日かかったっけ?
気になってきたので、
メダカの卵が孵化するまで
何日かかるか調べてみました。
卵が孵化する条件は何?
まず、何をすれば卵が孵化するのでしょう?
そこから調べました。
メダカの卵が孵化する条件は
水温が関係してきます。
水温が低すぎると、日数はかかり、
水温が高いと早い日数で孵化します。
具体的には250℃日ほどと言われています。
これは水温×日数が250℃になれば
卵は孵化する、ということです。
例えば水温が25℃であれば10日で
水温が21℃であれば、12日で孵化します。
だいたいメダカは
春から秋にかけて産卵するので、
季節によって孵化する日数が変わります。
夏に生まれた卵が
一番孵化するのが早いでしょう。
ただ、あまりにも高水温なら
湯だってしまうこともありますし、
早すぎる孵化はメダカの子自体が
弱く育ってしまいます。
まだ低水温すぎると、
卵が孵らないことも考えられます。
だいたい25℃前後が適温とされているので、
出来る限りはその状態にしてください。
もしなかなか孵化する気配がなければ、
250℃日の計算式で確認してください。
メダカの卵が生まれるまでに
おそらく、メダカの水槽の中の
水草あたりに
卵を見つけると思いますが、
見つけてから、孵化させるまで、
何が必要になって、
どうすることが必要なのでしょうか?
今度はメダカの卵を孵化させるまでを
順を追って調べてみました。
①卵を見つけたら回収
メダカの水槽の中で卵を見つけたら、
他の場所に移します。
そうしないと、親メダカや他のメダカが
卵を食べてしまいます。
だいたい水草に卵が絡められているので、
水草ごと水槽から出してしまいましょう。
メダカのお腹に卵がついたままなら、
水草につけられるまで待ちましょう。
強引に卵を除けようとすると、
親メダカが傷つく可能性があります。
②卵を別の入れ物に隔離
卵は水が入ればどんな容器でもOKです。
のちのちメダカを出すことと
お世話のしやすさを考えると、
水が入れやすい大きめの口で、
透明な入れ物の方がいいでしょう。
例えば、水槽、虫かご、ジャムなどの空き瓶、
ペットボトルを半分に切って使う、
などでもいいと思います。
その容器の中に
水草ごと入れておきましょう。
水についてですが、水道水で大丈夫です。
普通のメダカに水道水はカルキ抜きをしないと
メダカが弱ったり、死んでしまったりしますが、
卵だと、水道水自体に殺菌成分があり、
雑菌やカビの防止が出来るので、
水道水がいいようです。
孵化した後は、カルキを抜いた水に
移し替えてください。
<用意するもの>
卵を移す容器
③毎日水を変えながら観察
毎日水替えを行ってください。
卵が白く濁っているものは無精卵ですので、
みつけたら捨ててください。
また、カビが生えたり、
腐ったりすることもありますので、
見つけたときはすぐ捨ててください。
冒頭に言った250℃日の法則で
水温を計りながら
孵化するのを待っていてください。
<用意するもの>
替えの水、水温計
④孵化
孵化すると、お腹に栄養がありますので、
2,3日は餌を与えなくても大丈夫です。
孵化したのを見つけたら、
カルキ抜きが済んだ水に入れてあげてください。
メダカは強い魚ですが、
生まれてすぐはまだ弱いので、
水道水に含まれる殺菌作用に負けてしまいます。
動画は受精卵が孵化するまでの
観察記録です。
これを見ると、卵がどの状態になれば
生まれそうなのかが分かりますね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
メダカの孵化に水温が関係あるなんて
思わなかったですよね。
うちの子は早速水温計を買ってきました。
最近は100円均一にもあったりするので、
リーズナブルです。
ぜひ温度と日にちを見ながら、
ドキドキして孵化するのを観察してみませんか?
命の誕生に立ち会うということは、
どんな生物のものでも
感動するものですよ。