メダカの卵が孵化するのは何日かかるの?メダカの観察をしてみよう!
- 2016年9月23日
小学校の頃、教室の後ろには
メダカの水槽が置いてありました。
今の小学校も置いてあるそうで、
私の息子の学校も
みんなでメダカを飼っているそうです。
息子は飼育係なので、
メダカの水槽を洗ったり、
エサをやったりと、
結構お世話をしているそうなのですが、
この間学校から帰ってくるなり
「メダカの卵はいつ孵るの?」
と聞かれました。
どうやら学校のメダカが卵を産んだようです。
クラスの子たちに
飼育係だからいつ孵るか分かるだろ?
と言われたらしく、
慌てて私に聞いたようなのです。
そういえば、私が子供の頃に
育てていた時は孵化まで何日かかったっけ?
気になってきたので、
メダカの卵が孵化するまで
何日かかるか調べてみました。
卵が孵化する条件は何?
まず、何をすれば卵が孵化するのでしょう?
そこから調べました。
メダカの卵が孵化する条件は
水温が関係してきます。
水温が低すぎると、日数はかかり、
水温が高いと早い日数で孵化します。
具体的には250℃日ほどと言われています。
これは水温×日数が250℃になれば
卵は孵化する、ということです。
例えば水温が25℃であれば10日で
水温が21℃であれば、12日で孵化します。
だいたいメダカは
春から秋にかけて産卵するので、
季節によって孵化する日数が変わります。
夏に生まれた卵が
一番孵化するのが早いでしょう。
ただ、あまりにも高水温なら
湯だってしまうこともありますし、
早すぎる孵化はメダカの子自体が
弱く育ってしまいます。
まだ低水温すぎると、
卵が孵らないことも考えられます。
だいたい25℃前後が適温とされているので、
出来る限りはその状態にしてください。
もしなかなか孵化する気配がなければ、
250℃日の計算式で確認してください。
メダカの卵が生まれるまでに
おそらく、メダカの水槽の中の
水草あたりに
卵を見つけると思いますが、
見つけてから、孵化させるまで、
何が必要になって、
どうすることが必要なのでしょうか?
今度はメダカの卵を孵化させるまでを
順を追って調べてみました。
①卵を見つけたら回収
メダカの水槽の中で卵を見つけたら、
他の場所に移します。
そうしないと、親メダカや他のメダカが
卵を食べてしまいます。
だいたい水草に卵が絡められているので、
水草ごと水槽から出してしまいましょう。
メダカのお腹に卵がついたままなら、
水草につけられるまで待ちましょう。
強引に卵を除けようとすると、
親メダカが傷つく可能性があります。
②卵を別の入れ物に隔離
卵は水が入ればどんな容器でもOKです。
のちのちメダカを出すことと
お世話のしやすさを考えると、
水が入れやすい大きめの口で、
透明な入れ物の方がいいでしょう。
例えば、水槽、虫かご、ジャムなどの空き瓶、
ペットボトルを半分に切って使う、
などでもいいと思います。
その容器の中に
水草ごと入れておきましょう。
水についてですが、水道水で大丈夫です。
普通のメダカに水道水はカルキ抜きをしないと
メダカが弱ったり、死んでしまったりしますが、
卵だと、水道水自体に殺菌成分があり、
雑菌やカビの防止が出来るので、
水道水がいいようです。
孵化した後は、カルキを抜いた水に
移し替えてください。
<用意するもの>
卵を移す容器
③毎日水を変えながら観察
毎日水替えを行ってください。
卵が白く濁っているものは無精卵ですので、
みつけたら捨ててください。
また、カビが生えたり、
腐ったりすることもありますので、
見つけたときはすぐ捨ててください。
冒頭に言った250℃日の法則で
水温を計りながら
孵化するのを待っていてください。
<用意するもの>
替えの水、水温計
④孵化
孵化すると、お腹に栄養がありますので、
2,3日は餌を与えなくても大丈夫です。
孵化したのを見つけたら、
カルキ抜きが済んだ水に入れてあげてください。
メダカは強い魚ですが、
生まれてすぐはまだ弱いので、
水道水に含まれる殺菌作用に負けてしまいます。
動画は受精卵が孵化するまでの
観察記録です。
これを見ると、卵がどの状態になれば
生まれそうなのかが分かりますね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
メダカの孵化に水温が関係あるなんて
思わなかったですよね。
うちの子は早速水温計を買ってきました。
最近は100円均一にもあったりするので、
リーズナブルです。
ぜひ温度と日にちを見ながら、
ドキドキして孵化するのを観察してみませんか?
命の誕生に立ち会うということは、
どんな生物のものでも
感動するものですよ。