先日、小学生の子供を持つ友人が、こんな愚痴をもらしていました。「子供をリビングで勉強させたいんだけど、上手くいかなくて。勉強中にパパがテレビを見るから、どうしても集中しないんだよね。」
“リビングで勉強すると、頭の良い子供になる”というのは、よく聞く話ですから、親としては「我が家もリビングで勉強させよう!」と考えるのも当然です。
リビングで勉強するほうが子ども自身も落ち着くなら、その意思を尊重してあげたいですよね。でも、私の友人と同じように「テレビが気になって、子供が勉強に集中できない」という家庭は、意外と多いのではないでしょうか。
そこで、そんな悩みを解決できる良い方法がないか、詳しく調べてみました。リビングでの勉強に成功している家庭のアイディアをご紹介したいと思います。
リビングでの勉強 テレビがついているのはNG?
テレビが気になって集中できないのであれば、もちろんNGです。ただ、リビングで勉強する良さは、家族の生活音や気配がある中で、安心感をもって取り組めるところです。
なかには、テレビがついていても全く気にせず集中できる子もいます。こればかりは個人差なので、努力だけでは変えられません。
子供部屋より、リビングの方が落ち着いて勉強できるけれど、テレビがつくと途端に集中できない。そんな場合は、なにかしらの対策が必要になります。
子供がリビングで勉強する際のテレビ対策!
では、具体的にどうするのが良いでしょうか。各家庭で取り組みやすそうな対策は、以下の4つです。
- 勉強時間だけは、家族にテレビを消してもらう。
- テレビを見るときはヘッドホンをしてもらう。
- パテーションやカーテンをするなど、視覚的に遮断する。
- テレビを別の部屋に設置する。
もう少し詳しくご紹介しますね。
勉強時間だけは、家族にテレビを消してもらう
家族にとってテレビが楽しみであることにも、理解を示しましょう。その上で、見たい番組は録画をして、別の時間に見るようにお願いしてみてはどうでしょう?
また、『勉強中は、親も読書タイムにする』など決めるのも、子供にとって良い影響を与えられそうです。
テレビを見るときはヘッドホンをしてもらう
テレビの音さえなければ、画面がついてることは気にならない。そういう子は意外と多いものです。子供が勉強する1,2時間だけ、ヘッドホンで対応してもらっては?
パテーションやカーテンをするなど、視覚的に遮断する
音は聞き流せるけれど、テレビが視界に入ると見入ってしまう場合は、この手も有効です。リビングの構造によって、つっぱり棒やカーテンができない場合は、簡易のパテーションなどでもいいでしょう。
テレビを別の部屋に設置する
リビングのテレビを別の部屋に移動するのは、難しいかと思います。家族団らんの時間には、テレビが必要な家庭も多いでしょう。小さなテレビを用意して別部屋に置き、『子供の勉強時間だけは、別部屋で見る』というルールにするのも、ひとつの手です。
リビングでの勉強は家族の協力が大切
具体的な方法はわかっても、実行するのは難しいと感じるのではないでしょうか?自分だけなら、子供の勉強を最優先に出来るけれど、家族全員が同じような気持ちで行動できるわけではありませんよね。
「勉強中は、テレビをつけないで!」と怒るだけでは、家族の協力は得られません。“リビングで勉強するメリット”を理解してもらい、納得の上で協力してもらうのが近道です。
子供がリビングで勉強するメリット
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- 家族の気配や生活音がある中で勉強することで、安心感をもって取り組める
- 分からない所を、すぐに親に教えてもらえる
- 成果を見せて褒めてもらえることで、子供のやる気が続く
- 家族のコミュニケーションにもつながる
まとめ
子供がリビングで勉強する際の、テレビの対策についてご紹介しました。家族の生活スタイルや、子供のタイプによって対応は変わってくるかと思います。小さい時から自分の部屋の方が集中できる子もいれば、大きくなってもリビングで勉強したがる子もいます。
ちなみに、我が家の娘は高校生になった今も「いちばん落ち着くから」と、リビングで勉強することが多いです。子供の意思を尊重しつつ、ご家族の協力と工夫で、皆さんのご家庭の『リビングでの勉強』が成功しますように!