ゴミの分別は意味ない!?本当のところはどうなの?

雑学

ゴミの分別がどんどん細かく分けるようになっている近年。

私も、自分の住んでいる地域の自治体から、結構な厚さの「ごみ分別ガイド」という冊子が配られ、ルールならばとそれに従い時間手間をかけ、きちんと分別してゴミを出しています。

ですが、夫からある日、「そんなにきっちり分けて出しても結局、ゴミ処理場で全部一緒に燃やされてるらしいよ~」とのんきな声で言われました。

えっ?そうなの?!

愕然とした私は本当のところはどうなのか気になるので、調べてみることにしました。



分別する理由は?

一番の理由は「ゴミの量」を減らすという事です。

どんどんゴミの量が増えそれにより処理場の不足埋め立て地の問題が出てきますね。

国全体でまとめて決めてしまうと、それぞれの地域で人口問題、土地の問題、お金の問題と全く違いますから、どこに住んでいても「ゴミ出しのルールはこうです!」と決めるわけにはいきませんよね。

お金のある地域では高性能の処理場作ったからそんなに細かく分けなくても処理できるからとか、ここは人口の少ない地域だし埋め立てる場所はたくさんあるから・・など。

そうは言っても、減らせるなら減らした方がいいですよね。埋め立て地も無限ではありません。高性能処理場だって全自治体には用意できてないのが現状です。

資源として再利用できるものはそちらにまわした方がゴミの量は減り環境問題対策にもなりますからそのために分別しましょうという事ですね。

リサイクルのための分別?



ペットボトル、紙ごみ、牛乳パック、缶、プラスチック製品・・・
資源ごみのルールだけでも面倒な処理が多いですよね。完璧に分別できていない私は、これも結局はまとめて処理されているんじゃないのかな?と思った事があります。

では、実際リサイクルをしている場合はどのようにしているのか主な物を調べて見ました。

ペットボトルについて

回収されたペットボトルは細かく砕いて洗浄され再度製品化されます。

主なリサイクル製品

  • 卵のパック、食品トレー
  • 繊維
  • ゴミ袋
  • ペットボトルの原料など

紙ごみについて

古紙としてまとめて回収された後、再度種類ごとに分けられそれぞれの製品に生まれ変わります。

主なリサイクル製品

  • 紙パック⇒トイレットペーパー
  • 段ボールや雑誌⇒再度段ボールに
  • 新聞紙⇒コピー用紙、雑誌などの印刷用紙

プラスチック製品

ゴミの中でも一番多いのがプラスチック製品ではないでしょうか。週一回の回収日を二回に増やしてほしいと思うくらい我が家では多いです。

プラスチック製品とひとまとめにしても材質が違うものがたくさんあるんです。ポリエチレン、ポリプロピレン・・など。材質によって再利用の方法も変わってくるようです。プラスチック製品として回収された後、さらに処理場で細かく分別されます。

主なリサイクル製品

  • 再生ペレットという原料⇒包装容器など
  • 化学工場や鉄工所の原料⇒コークス(石炭を利用した燃料)の代替、原料ガスなど

リサイクルされない場合はどうなのでしょうか?

リサイクルの原料として使える材質でも燃えるゴミとして回収される生活用品のプラスチック(プラスチック製のハンガー、プラスチックケースなど)は結局燃やすか埋め立てられているという事のようです。

私の住んでいる地域の処理施設では低温度での焼却では有害物質が出てしまうのでプラスチック製品などを利用して燃えやすいようにして温度を上げ有害物質を出さないようにしているようです。

有料化の良し悪し

ゴミ袋が有料化されて随分たちますよね。(これも各地域で始まった日は違いと思いますが)スーパーなどで買い物したときにもらっていたレジ袋有料化が普通になってますね。

有料化が始まったとき、え~っ?!ゴミ袋にお金払うの?とげんなりした記憶があります。ですが、レジ袋にしてもゴミ袋にしても貴重な石油で作られているものなので使わないようにするという事でこれもやはりゴミの量を減らすという事につながるんですよね。

お金かかるんだったらなるべくゴミ出さないように工夫しよう!となるのが人の心理だと思います。私も、資源ごみで出せるものはきちんと分けるためゴミ箱を増やしました。なぜなら、ゴミ箱が少ないと夫がなんでも一緒に捨ててしまうので・・

それと、やはりゴミ処理にかかる費用の問題です。人口の多い地域ほど膨大なゴミの処理が行われ、その費用には税金が使われています。

多くゴミを出す人ほど個人でもさらに負担してくださいねって事ですよね。ですが、有料化により今度はゴミの不法投棄も増えていると聞きます。この問題も解決するにはかなり大変かもしれませんね。

まとめとして

ゴミの分別は結構大変なのに意味がないなんて、と思い少し調べて見ましたが単純に意味がないんだよとは言えないという事がわかりました。夫が話していた「全部一緒に燃やしている」という事も調べて見ると、有害物質を出さないためにしている事だという事もわかりました。

分別をして、リサイクルできる資源は再利用し燃やしたり埋めたりしなければいけないゴミを少しでも減らさないといけない

細かすぎてめんどくさいなぁと思う事もやはりありますが、今回調べて見て頑張って分別しよう!と思いました。

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