仲の良いご家族が、いらっしゃるご家庭へ。
普段は中の良い、兄弟や姉妹がいらっしゃる
方でも両親が亡くなった途端にトラブルが
発生して仲が悪くなってしまうと言う事は、
よくある話です。
兄弟や姉妹は身内ですから、トラブルになると
つい言い過ぎてしまう、と言う事も考えられ
ます。
そうしますと、一層仲がこじれてしまい、
あんなに中の良かった、ご家族と音信不通
なんて言う事も。
実は私の友人のなかに、とても仲の良い
家族がいます。
その家族はお父様が正に大黒柱的な存在
だったんです。
成人して結婚した兄弟も、何かありますと
実家に集まり、助けあっていました。
そう、そのお父さんがお亡くなりになるまで
・・・。
その原因は、遺産相続です。
そのトラブルは、非常に厄介ですし
寂しい結果になってしまいました。
この家族に起きた、遺産相続のトラブルに
ついて、ご紹介しますね。
以下の事例は、まさか自分がトラブルに
巻き込まれるとは、思っていなかったはず
です。
遺産相続のトラブルの些細な原因
お父様がなくなる前には、貯金は等分、
家と土地は売ろうと家族でお話しして
いました。
しかし、遺言状はありませんでした。
この、遺言状が無い事が、トラブルの原因
でした。
家族みんな、お話しして解決すれば良い
と思っており、遺言状など必要無いと
思ったのです。
遺産相続の些細なトラブルの結果、どのような事がおきたか
友人は長男でした。友人には弟がいました。
友人は家と土地は自分に、貯金は弟に、と
思っていました。
しかし、友人の弟は言います。
不公平なので、家と土地も半分、貯金も半分
にして欲しいと。
貯金は半分にできました。
しかし、家と土地を半分にするのは難しいのです。
友人は、母と一緒に家に暮らしていますし、
家と土地を売りたくなかったのです。
トラブルの結果、家庭裁判所での裁判沙汰に
当然、話はこじれます。家族で話し合いを
行いましたが、解決する事はありません
でした。
その結果、家庭裁判所での裁判沙汰に
なりました。
最終的には家と土地は売って等分する事で
解決しました。
しかし、それ以降は兄弟どうし、疎遠に
なったと言う事です。
まとめ
遺産相続は、財産が少なくてもトラブルに
なる事があります。
また、兄弟の仲が良くても、トラブルに
なる事があります。
あらかじめ、ご両親が健在のうちに家族で
話しあって納得し、遺言状に記述して
もらう事をお勧めします。
こうする事で、遺産相続のトラブルを未然
に防ぐ事ができるからです。