機会があり、とあるテレビの特集を見ました。
そこでは、ハンバーガーが
取り上げられていて、
テレビの話を聞いていくと、
「防腐剤でハンバーガーが半年腐らなかった」
というコメントが出ていました。
一緒にテレビを見ていた母が言いました。
「これ、本当かしら。
食品に入っているなら害が心配だわ」
特集の真偽はともかく、
防腐剤が食材に含まれているのは事実です。
そんな中、果たして食品は安全なのか……
気になり調べてみることにしました。
そもそも「食品添加物」「防腐剤」とは?
食品添加物:一般的に、食品を作る際に
添加される化学物質のことをいいます。
一言で食品添加物と言っても、様々あり、
以下のような効能があるそうです。
- 食品の外見や、味、風味を
良くするための香料や着色料 - 食品の保存をするための酸化防止剤
ここで気になったのは、
防腐剤の一つである
「酸化防止剤」についてです。
冒頭のハンバーガーの話によると、
どうやら、酸化防止剤がカギになるようです。
酸化防止剤の代表的なものは?
主に使われている酸化防止剤で、
代表的なものを紹介します。
- パラオキシ安息香酸エステル
化粧品をメインにもっとも
よく使われている防止剤のひとつです。
毒性は比較的低く、
広範囲の微生物に対して効果が期待できます。 - 安息香酸
香料として使われることの多い、
「安息香」という天然の
樹脂の中に存在する物質です。
殺菌作用はあまりありませんが、
菌類の増殖を抑える作用があります。 - 安息香酸ナトリウム
上記の2番で紹介した、
安息香酸は水に溶けにくいため、
溶けやすくするために、
ナトリウム塩にしたものです。
しかし、ビタミンCとの科学反応を
起こした場合、発がん性物質である
ベンゼンに変ってしまいます。 - ヒノキチオール
ヒノキの仲間である
「ヒノキアスナロ」に多く含まれています。
多くの微生物に対して強い
抗菌性をもっています。
微量に投与する限りでは毒性も少なく、
安全に使用できます。
体への害が心配される酸化防止剤
防止剤で使われている特に害のある成分は、
「デヒドロ酢酸ナトリウム」や
「チアベンダゾール」があげられます。
「デヒドロ酢酸ナトリウム」について
使用基準は1キロあたり、
2グラムまでと制限さています。
実際に実験があり、
マウスにこのデビドロ酢酸ナトリウムを
0.57/kg与えると死んでしまった
という実験結果があります。
「チアベンダゾール」について
元々は農薬として使われてきた
毒性の高い物質です。
妊娠中の女性が摂取すると、
胎内にいる赤ちゃんに奇形が生じる
可能性がある
「催奇形性」の危険性があります。
動物実験では、
妊娠動物(ウサギやラット)への投与で、
生まれてきた子の脳にヘルニア、
水頭症、肋骨奇形などが見られました。
また、体重1キログラム当たり0.4グラムを
ヤギとヒツジに経口投与したところ、
その半数が死亡しています。
そこから、人間での推定致死量は、
20~30グラムとされています。
体の小さい動物達ですから、
少量で死にいたってしまいましたが、
我々も例外ではありません。
一度に摂取する量は少量でも、
毎日食べ続ければ確実に蓄積していきます。
ほとんどの毒物は肝臓で処理されますが、
処理しきれなければ、気付かないうちに
毒物は体内に蓄積することになり、
排出時には腎臓を傷めたりする例もあるそうです。
まとめ
今回調べた結果をもとに、母と話しあいました。
危険性や種類を学べましたが、
害があるからと食品を突然食べるのを
やめることはできません……。
種類、メリットとデメリットを知った上で、
工夫して少しでも摂取量を減らしていくべき
ではないかと思います。
毎日摂取するものですから、
やはりこだわりたいですね。
次に買い物にいくときは、
より安全な食品を吟味していきたいと思いました。