先日、おばあちゃんに
久しぶりに電話をした時の話です。
おばあちゃんは、前の日に階段で転んで、
腰を痛めてしまったようです。
それを聞いて、慌てて駆けつけました。
病院には行こうとせず、
「痛いけど、何とか歩けるから、
これ位なら大丈夫。」というのです。
しかし、一人暮らしで不安でもあったため、
無理やり連れていくと、脊髄の11番目が
骨折していたようです。
もちろん、入院をし、治療中です。
腰は痛いが、歩けているのに、
こんなに重症なケースもあるのかと、
不安になります。
腰痛の場合、どのような痛みに
注意が必要になるのでしょうか?
また、階段で転倒した場合、
腰の痛みとなる原因は
何があるのでしょうか?
注意が必要な腰の痛み
腰の痛みも、いろいろあります。
注意した方がいい腰の痛みは、
どんな種類のものでしょうか?
腰の痛みの種類と、その中でも
注意した方がいい腰の痛みは、
次のようなものでした。
- 放散痛
動いたり、姿勢を変えると、痛腰以外の部分まで痛みが響く
痛みが響く場所も重要になります。 - 関連痛
腰の痛みと連動して、別の部分が痛くなる
放散痛との違いは、
動かなくても痛みがある。 - 運動時痛
動いたときに、腰に痛みが生じる - 自発痛
じっとしていても、痛みが起こる
我慢できないときの痛みは、
緊急に病院に行った方が良い時も
あります。
また、病院で医者に症状を伝える時には、
- 急性、慢性の痛みか
- 動いたときや、姿勢の変化で痛みの
強さが変化するか - 腰以外にも、お尻や脚など痛みがあるか
階段の転倒で腰が痛いときの原因は?
転倒で腰が痛いときによく起こるのは、
捻挫です。この症状は、画像検査をしても、
痛みの原因を確認するのは、困難です。
捻挫の場合、事故などの状況と、
患者の訴える症状で判断されます。
他に、転倒で起こる腰の怪我は、
骨折、打撲、分離症があります。
また、腰痛がある人で、
注意した方が良い症状があります。
腰の痛みが脚にも痛みを伴う、
また、足にしびれがあるなどの
症状です。
この場合、腰椎に損傷を受け、
神経が障害されている可能性があります。
神経が障害されると、感覚が鈍くなり、
痛みなどが感じにくくなります。
脚のしびれは気づきにくく、
スリッパが脱げても気づかないなど
感覚が鈍くなると、重症の場合があります。
腰に痛みがある場合、
痛みよりも、しびれに注意することが
重要です。
重症の場合、気づかずに放置しておくと、
怪我の部分が悪化したり、
別の場所に損傷を受けたりします。
特に高齢者の場合は、骨粗鬆症などで
思っていたより重症の場合が
あります。
少しでも、しびれがある場合は、
「これ位なら大丈夫!」とは思わず、
専門医に受信しましょう。
まとめ
階段で転倒してしまった時、
注意した方が良い症状や痛みが
あることがわかりました。
特に、じっとしていても
我慢できない位の痛みがあり、
しびれがあるようだったら、
緊急に病院に行くことを
おすすめします。
私のおばあちゃんのように、
「これ位なら大丈夫。」と油断せず、
じっとしていても、強い痛みがあったり、
脚にも痛みやしびれがあったりした場合は、
我慢せずに、整形外科など
専門の病院へ行きましょう。