「会社の後輩の男の子、
ものっすごい人見知りでね。
営業先のお客様と、上手く
話ができないんだよね。
二人で外回りすると、いつも私ばかり
しゃべって、彼の存在感「薄っ」
って感じなんだよね。」
社会人の娘が私にぼやいてきました。
後輩に、なんとか花を持たせて
やりたい娘。
とはいえ、人見知りではない娘としては、
彼の気持ちがよく分からず、具体的な
アドバイスが出来ない様子。
そこで、人見知りを克服して仕事を
スムーズにできる方法について、
調べてみることにしました。
メンタルをポジティブに
自分が人見知りだと思っている人は、
「人と上手く会話出来ないのは、
自分のせいだ。」
と思って益々人との会話に
苦手意識を持ってしまいます。
負のスパイラルに陥らないためには、
やはり自分の気持ちの持ち方を
変えるのが第一。
評価は結果に過ぎない
「誠実に対応するだけ。
結果は後からついて来る。」
と割り切ってみては？
誠実に対応して、その結果
人からどう思われるかは、
自分ではどうにもならないこと。
自分の対応を気にして、
二の足を踏むのはやめましょう。
仕事では俳優に
「人付き合いが上手い」役を
演技をしてみましょう。
仕事が終われば、素の自分に
戻ってよいのです。
聞き上手になる
何も口下手だから、と言って、
臆する事はないのです。
相手の話と関係なく、
ベラベラおしゃべりする方が、
敬遠されます。
口下手なら、聞き上手になれば
よいのです。
黙って聞くだけは、論外。
聞き上手にも作法があります。
相手の話を言い換える
「なるほど」や「そうですね」とばかり
返しているどうでしょう？
相手は、「ちゃんと聞いてる？」
と疑いたくなります。
安易な返事ばかりではなく、
相手の話を言い換えるように、
返してみましょう。
例えば、人見知りなのがBさんとして、
次の会話を見てみます。
Bさん：「そうですね。」
― ― 沈黙。－ －
Aさん：「朝なんか、寒いんで、ついに
冬用の毛布を引っ張り出しましたよ。」
Bさん：「そうでしたか。」
― ― 沈黙。－ －
どうでしょう？
Aさんとしては、
「こっちの話どうでもいいの？」と
なります。
では、相手の話を言い換えてみます。
Bさん：「本当に。特に明け方とか随分
冷えてきましたね。体調崩されませんか？」
Aさん：「そうそう、急に寒くなると
年なんで、体にこたえて。ついに
冬用の毛布を引っ張り出しましたよ。」
Bさん：「分かります。タオルケット
１枚じゃ、寒くて起きちゃいますよね。
年だなんて、まだお若く見えますけど（笑）。」
どうでしょう？Aさん、今度は自分の話を
よく聞いてもらえた感じがするのでは
ないでしょうか？
相手へ質問で返球しよう
相手が話題を切り出したら、
その返事でおわるのではなく、
こちら側からの返球が必要です。
例を見てみましょう。
人見知りで困っているのは、
Bさんとします。
Bさん:「長野です。」
ーー沈黙後、たまらずAさんが続けます。
Aさん:「今だと、真田丸効果で、 随分
盛り上がっているのではないですか？」
Bさん:「いいえ。
長野でも地域が違いますから。」
ーー沈黙。
Bさんが、Aさんの問いかけに
答えたものの、質問の返球を
しないので、会話が途切れるのです。
では、どのように返球
すればよいのでしょう？
先ほどの会話をみてみます。
Bさん:「長野です。
今、真田丸ブームですが、地元は、
真田家ゆかりの地ではないんです。
だから、盛り上がりはイマイチ
なんですが。
Aさんはどちらですか？」
Aさん:「滋賀です。そうですか。うちは、
三成効果は凄いですよ。Bさん、真田丸は、
ご覧になってますか？」
Bさん:「それはもちろんですよ。
三成ですか。熱い男ですよね。
滋賀県人のAさんからみて、
敵方家康はどんな存在ですか？」
と、回答に質問をセットで
返事をすると、会話が繋がります。
まとめ
先日、娘が会社の友達を招いて、
ギョーザパーティを我が家で
することになりました。
その中には、あの人見知り君の
後輩も。でもなんと、まぁ、
「どこが人見知り？」という感じ。
「今日は大勢でお邪魔します。」と
まずは私に挨拶する後輩君。
「楽しんでいってね。餃子は好き？」
と会話を振ってみる。
「大好物なんです。先輩が皮から
手作りしてるというので、
教えてもらおうと思って。
お母様が、先輩が小さいころから
伝授されてたのですか？」と答える後輩。
おおぉ！回答＋質問の切り替えし。
ばっちりではないか。
しかも「お・か・あ・さ・ま・」♪。
人見知りを克服できてる後輩に、
安堵した次第です。
