緑、と聞くと山や森を思い浮かべます。
ですが、最近よくわからない話を
友人の口から聞かされます。
それは、緑を見るのは目に優しいから
目にいいのだ、ということ。
目に優しい、緑のものを買うと
目の調子が良くなるのだとかです。
この話、というか噂はなぜ広まった
のでしょうか?
そもそもの話、緑が目に優しいという
のも、いったいなにを根拠に言って
いるのか、意味不明でした。
そのことに、共感してくれる知人と
友人を交えて3人でなにが本当かを
調査してみます。
なので、今回は、そのこと
緑と目に関するエトセトラを調べてみる
ことにしました。
緑は目にではなく脳に優しい?
緑が目に優しい、という通説は
なぜ生まれたのか、ですが、これは
可視光線の関係ではないかと思われます。
可視光線、つまり、人間が視認できる
光の波長ですね。
これは長くても、短くても、処理を
するのに、脳に負担がかかります。
それゆえに、長すぎず、短すぎない
中間どころの色、というのが脳に
負担をかけず、優しいと言われます。
その色というのが、緑、という
わけです。
最も明るくて、難なく視認し、脳が
処理できる色であるから、優しい色
という認識ができたのだと、考えます。
脳が頑張らないから、目も頑張らない
だから、緑は優しい色、とそういう
感じに話が大きくなったのだと思われます。
パソコンの緑は逆効果?
緑を見ると目が良くなる、目に優しい
という話から、ちょっと飛躍してしまった
感じがする噂です。
現代の人は、パソコンにかじりつく時間が
結構、いえ、相当に長いです。
なので、眼精疲労を覚えやすいと
言われています。
そのためか、目に優しい緑を1時間に
1回くらい、見つめると眼精疲労の
回復に役立つ、的な話があります。
その噂を真に受けたせいか、パソコンの
デスクトップなどを緑にする人が、多少なり
おられます。
友人もこのうちの、1人です。
が、これが実は逆効果。
パソコンの画面から出る緑、これは発色力が
強く、目にいらない刺激を与え、疲れやすく
なります。
パソコンの画面を緑にしている、という
人は、あまり明るくない暗い色に変更
されることをおすすめします。
ちなみに私は、暗い星空の
デスクトップ画面を使用しています。
どうせ見るなら遠くの緑!
ここまでのところで、緑という色が
目にいろいろと影響を与える、ということ
ご紹介してきました。
では、結局のところどうなのよ?
と、いう話になるのですが、緑という色
そのものは、目に優しくもなにもないです。
ただ、緑という色が自然の色というのと
混在、しているのではないかと思います。
昔から、目が疲れた時は遠くの山を
ぼーっと見ると良い、と言われてきました。
自然色を見ると良い、と言われていたと
言った方が、より正確でしょうか?
それも、じーっと凝視するのではなく
ぼんやりと眺める、これが正解です。
見よう、見ようと、思わないで見ると
人間は不思議とリラックスするものです。
なので、目が疲れたなら緑を見よう。
このように、思われたなら、遠くの山
などを、ぼけーっとのんびり眺めてみると
良い効果を期待できるかと、思います。
まとめ
緑が目に優しいというのは、単なる
噂話である、というのが、今回の
まとめですね。
緑は目が捉えやすい色である、というだけで
疲れ目を癒したりだとか、目が良くなったり
といった効果は、ありません。
パソコンの発する緑に関しては、逆効果
という結果があがっております。
なので、緑が目に優しいかどうかでいけば
色の情報を脳が処理する分には、優しい
のでしょう。
ですが、パソコン画面から発せられる
緑、というのは非常に攻撃的です。
しかし、目薬などに頼らずにこの眼精疲労を
なんとかしたい、と思われたなら
遠くの山、これをぼんやり眺めることです。
目のこり固まったピント調節が、上手いこと
ほぐれてくれることでしょう。
上手に付き合って行けば、緑は
目に良い影響を与えることは
あながち間違ってはいないのでしょう。
友人はそのことから、観葉植物を
窓際に購入し、パソコンの
トップは他の色に変更していました。
何事も度合いが大切、という
ことなのでしょう。
知人は、あまり真剣に取り合わず
自分は好きな色を置く、と言って
いました。
人それぞれなのですね、ここら辺は。
私個人としては、あまり内装が
緑、緑しているのも、落ち着かないので
ほどほどを推奨いたします。
カーテンだけとか、仕事から離れる
キッチンやダイニングは、緑の小物を
置くと、バランスが取れるでしょう。
脳に優しい、と言われる緑を取り入れ
より良い生活を、送っていきましょう。
あ、緑が嫌いって方は無理に
取り入れる必要はありませんよ?
そこの辺りは、自分の好きなように
調整して、アレンジしていきましょう。