朝から珍しく早起きをして、せっせと作文の宿題に精を出していた娘の勢いが急に止まり、何なにやら雲行きが怪しくなってきました。
教科書を調べてみたり、ノートを見てみたりさらに、色々と考え込んでいます。しばらくチラ見をしながらも、私は見知らぬふりをしていました。
するとやっぱりきました!きました!「お母ぁさん」と猫なで声の可愛い娘の声です。娘特有の、何か欲しい時や、教えてほしい時だけに使われるあの「猫なで声」です。
作文を書いていて、かぎかっこが下にきてしまったらしいのですが、どうしたらいいか解らないと言うのです。
しかし、作文の書き方が私が習った時と変わっているので、かぎかっこの使い方も含めて調べてみる事にしました。
作文を書く時の基本的な決まり事とは?
今は、ExcelもWordも、ノートやSNSで使うFacebookやインスタグラムも横書きが主流です。しかし、国語の場合は縦書きが基本になっています。
当然の事ながら、原稿用紙は縦書きです。しかも書き方が難しいのが、子供達にとって作文嫌いになる原因にもなっています。
そこで作文を書くにあたり、基本的な原稿用紙の書き方をご紹介します。
- まず題名は三マス空けて書きます。
長い題名は、一マスか二マス空けます。 - 自分の名前は、二行目の下に書きます。
苗字と名前の間を一マス空けて名前の下は一マス空けます。 - 最初の始まりは、一マス空けてから書き始めます。
- 句読点は一マスに書きますが、一番上のマスには書きません。一番下にくる場合は、文字と一緒に書きます。
- ゃ・ゅ・ょ・っなどの小さい文字は一マスに書きます。
以上が基本的な書き方です。難しく考えず、ポイントを覚えていればスラスラと書けるようになります。
作文を書いていてかぎかっこが一番下にきたらどうする?
かぎかっことは、どのような時に使うのか説明します。
かぎかっこを使う時は、会話文の時、語句の意味を強調する時、臨場感を出す時、引用する時、心の中で思った事を書く時などに使います。
会話の場合は改行をします。さらに会話の終わりには句読点の「。」を付けます。
では、そこまで書いてみて、かぎかっこが一番下にきてしまったらどうしたらよいのでしょうか?それは、開きのかぎかっこが下にきた場合は、一マス空けて次の行の一番上から書きます。
閉じのかぎかっこが下にきた場合は最後の文字と一緒のマスに書きます。かぎかっこも色々なルールがあるものですね。かぎかっこを上手く使って、読みやすい作文にしましょう。
作文を上手く書くポイントは?
作文を上手く書きたいと思う、子供さんは多いと思います。ではどのように書いたら良いのでしょうか。やはり読む人の事を、想って書く事が一番良い方法ですね。
読む人が読みやすくて、引き込まれ内容にする事です。ですから、一度書いた文章を自分で読み返してみて、いろいろと訂正してみると良い作文が書けます。
読書感想文などはその本を読んで、評論家やコメンテーターになったつもりで、その本のおすすめしたいシーンや紹介を感想として書くと書きやすいです。
作文の中でかぎかっこを効果的に使いましょう
学校の宿題で、原稿用紙の枚数に少し足りないといった事はありませんか?かぎかっこをは作文を書く時の文字数を増やす事が簡単に出来ます。
会話の場合は段落を変える事が出来るので、文字数かせぎにはもってこいです。例えば、母が「車に気を付けて、行ってらっしゃい。」と言いました。の場合は、
母が
「車に気を付けて、行ってらっしゃい。」
と言いました。
になりますので、空白のマスが増えて三行使う事が出来ます。他には、おばあさんから聞いた『魔法の言葉』が印象に残っています。など本の中で一番伝えたい事をかぎかっこを使って強調します。これで二マス増やす事が出来ます。
さいごに
かぎかっこは色々な使い方があったのにはびっくりしましたね。会話文は改行できるので開きのかっこは一番下にはなりませんでした。閉じのかっこは文字と一緒に一マスに書けば良いです。会話文の他にも、強調したい言葉や、自分の思う事、
引用などに使う事が出来るので、作文の中でかぎかっこを上手に使っていきたいですね。かぎかっこを使って見やすくて、言葉や、自分の思いを強調する素敵な作文を書いて下さい。