読書感想文や日記が苦手な、中学生の娘。
小学校の時から、文章を作る勉強にはいつも
苦戦していました。
それが先日、学校で「俳句」を作りましょう、
といった授業があり、これもまた大苦戦。
授業内にひらめきは降りてこず、あえなく
宿題となった様子でした。
そうそう、小学校3年生の時に、俳句を作る
授業の時も、相当悩んでました。
娘曰く「春の季語が思い当たらない。と言うか
知らないから、イメージできないんだもん。」
あらら、書き出しから悩んでたのね。
それじゃあ、春の季語にはどんなものがあるのか
調べてみよう、と娘に提案。
俳句作成のヒントを得るために、娘と一緒に
春の季語を調べてみましたよ。
季語がもたらす力
俳句を作る上で、大切な約束事があります。
それが、季語を入れることなんです。
五七五の文字の中に、季節を感じさせる言葉を
織り込んで作ります。
日本の四季の豊かさを、古く昔から詩歌に
盛り込んで詠むことが、美意識の一つとされて
きました。
俳句に込めた心情を、季節の光景を表す言葉が
より深い世界観を作り出します。
季語を取り入れることで、
- 季節感
- 連想力
- 象徴力
この3つを、俳句に与えることができるんです。
季語の種類
季語にも様々なカテゴリーがあります。
例えば春の季語だと、
- その季節の気候に関する言葉。
春浅し・花冷え・春めくなど - 天候、気象など天文に関する言葉。
春の雲・朧月・風光るなど - 山や川など、自然の地理に関する言葉。
春の海・雪解け・彼岸潮など - その季節の生活に関する言葉。
花衣・蕗味噌・麦踏など - その季節の行事に関する言葉。
卒業式・入学式など - その季節を象徴する動物、昆虫に関する言葉。
鶯・燕・蝶など - その季節を象徴する植物に関する言葉。
桜・沈丁花・土筆など - その季節の旬の食べ物に関する言葉。
春菊・鰆・蕨など
などがありますよ。
しかし、例にとった春の季語は、ほんの一部
なんです。
春を表す季節の言葉を探せば、ものすごく
たくさんありますよね。
では、俳句に季語を取り入れるには、どんな
コツがあるのでしょう?
春の俳句を作るためのポイントを詳しく
見ていきましょうね。
春の俳句の作り方とは?
俳句を作るのに、大事なポイントは2つ!
- 基本的には、五七五。
- 季語を入れる。
季語を入れようと思うあまり、ガチガチに
なっていませんか?
昔から使われるような基本的な季語だと
意味が分かりにくいものもあります。
自分にとって、難しく感じるような季語を
背伸びして使わなくてもいいんです。
自分の周りを見渡してみましょう。
目に入る、身近な季節のものでいいんです。
チューリップ、バレンタイン、苺ミルク、
アスパラガス、ゴールデンウィークなど
カタカナでもいいんですよ。
ちょっとした驚きや感動を、俳句にしてみる
というのが、作りやすいポイントです。
わかりやすい俳句でいいんです。
見たまま、感じたままをストレートに
表現してみましょう。
まとめ
娘と一緒に調べてみて、わかったこと。
「季語を気にするあまり、俳句のハードルを
勝手に高く上げていた。」
書き出しから、困ってしまったのは季語を
難しく考えていたせいなんです。
もっと身近な季節の言葉を感じて、気楽に
考えてみるといいんですね。
娘も、「これならできそう!」
と笑顔で取り組み始めました。
食いしん坊の娘は、旬の食材には詳しい!
食べ物で一句作るみたいですよ♪