私の弟は、仙台で都会暮らしをしています。
その弟が、仕事の都合で、
月極駐車場が必要になりました。
何しろ初めての事なので、
何をどうしたらいいのか分かりません。
特に、必要になるものが分からない様でした。
それで、父に相談をしてきました。
当然、父は仕事柄よく心得ているので、
色々教えてもらって、無事解決しました。
そんな父と弟の話を傍で聞いていて、
さて、自分は大丈夫かと思い至りました。
私の方は、
特に月極駐車場が必要な訳ではありませんが、
先の事は分かりません。
もしもの時もあると思いますので、
いい機会と言う事で、
私も父に聞いてみました。
すると、お前は、
差し迫った事情がある訳ではないので、
自分で調べてみろと言われました。
人に訊くよりも、自分で勉強した方が、
身になるからという事で。
もっともな話です。
そういう訳で、
さっそく調べてみる事にしました。
今回は、そのお話です。
月極駐車場の契約について
月極駐車場の契約は、
それぞれの物件によって多少異なります。
月極駐車場の契約は、物件契約ですが、
居住用物件と比べると、借主・貸主共に、
契約・解約が容易という特徴があります。
それに比例する様に、
審査も居住用物件に比べて、
簡単な場合が多いです。
それでも、物件取引である事に、
変わりはありません。
慎重・丁寧に事を進めましょう。
まず、当然ですが、
事前に管理会社、個人所有の駐車場なら、
その管理人等と連絡をとります。
そして、急に契約の話を切り出す前に、
入庫しやすいかどうか等の、
下調べをしておく事をお勧めします。
目的とする駐車場の現在の状況が、
理解出来たのなら、
いよいよ契約作業に移ります。
管理側の説明をよく聞き、
それぞれに必要なもの、契約手順を、
しっかりと確認する様にします。
首尾よく契約出来れば
最短で、当日契約・使用開始と言った事が、
出来たりもします。
居住物件と同様、月極駐車場も、
早期に探し始めると、
良い物が見つかり易い傾向にあります。
月極駐車場は長く利用するため、
良い物件ほど早く埋まる上、
空きも出難いです。
逆に、不人気物件の方は、
場合によっては、
予想外の安価で、利用出来たりもします。
早めに目星をつけるのが吉ですが、
焦らずじっくり考えてみる事も、
また一計かもしれません。
なお、使用開始日については、
支払日から利用出来る場合と、
来月分を前払いする場合もあります。
利用開始出来る日時は、
確実に確認しておく必要があります。
契約に必要なもの
月極駐車場の契約には、
次の様なものが必要になります。
- 初回賃料あるいは銀行印
駐車開始月の初回賃料です。
現金払いの場合には、現金を持参します。
銀行印は口座振込の場合に必要です。
初回賃料はその場での現金払いで、
次からは口座振込の場合もあります。 - 敷金
敷金が必要な場合もあります。
目安は1ヶ月から3ヶ月分となります。
マンションやアパートの駐車場の場合は、
家賃と併せて1ヶ月から3ケ月分の、
駐車料金を事前に支払う場合もあります。 - 印鑑
契約書の署名捺印用に必要です。
認め印でOKの場合もあれば、
銀行印や実印が必要とされる場合もあります。 - 印鑑証明
印鑑証明が必要な物件もあります。
印鑑証明が必要な場合、
契約に少々時間がかかる時もあります。 - 保証人
居住用物件と同様、保証人を求められる
場合もあります。
保証人がいない場合には、
会社が代わりに保証人になれる制度を、
採用している物件もあります。
この場合は、代理会社に、
駐車料金の何%かを支払う事になります。
まとめ
この様な土地関係の事柄は、
専門職にでも就いていない限り、
そうそう経験する機会のないものと思います。
しかし、今回の弟の様に、
急な理由で迫られる事もあるかもしれません。
もしもの時のために、最低限の知識として、
学んでおく事も必要かもしれません。