キャリアアップするのに必要なものの中に資格があります。これを取得して、自分自身を成長させたいと思いませんか?
工業高校に勤めている、3年生の進路相談を担当している友人に聞いた話ですが、工学部建築学科がある大学へ進学したいという相談が多いそうです。
そのことについて疑問に感じた私は、その理由を調べてみました。その結果、人気がある訳を3つ見つけることができたので、それをまとめてみようと思います。
最短ルートで取得が可能 一級建築士
国家資格である一級建築士は、年に1回だけしかないのと、合格率が12パーセントであることから、とても難しいです。
しかし、工学部建築学科がある大学へ通ったあと、2年間の実務を経験した結果、それに受かる人が多いのも実情です。それでは、どこの大学に通えばいいか?も調べて、後半に書いていますので最後までご覧ください。
年収のアップが期待できる
大学を卒業した後、2年間の実務経験が必要な一級建築士。一つ下の二級建築士を取得した後でも、一級の受験資格をもらうまでに、4年間の実務経験が必要です。
また、短大や高専の建築学科を卒業した後でも、一級の受験資格がもらえるのが4年後と長い間にわたって実務経験を積まなければならないことがデメリットになってます。
しかし合格したあと、一気に年収が上げることができるのも事実です。その年収の平均は6,400,000円。大学の建築学科を卒業した後、すぐに入社して1年目の平均年収が2,800,000円なので、約2.3倍になります。
これを聞いてしまうと、あなたも取りたくなりませんか?
それを取るための最短ルートや、合格率を考えますと、やはり大学へ通うことが一番です。その理由があるので、人気がある学科だと思います。
ニーズが高い
大学を卒業した後のことを考えてしまうのが就職です。その就職活動をする時、少しでも受かる確率を増やしたいと思ってしまいますよね。
その時、現在ニーズが高くなってる会社へ就職をすることを考えた結果、建築学科へ進学する人が増えている理由の一つだと思います。
この関係の募集が高くなってる理由としまして、2005年に起きた偽装事件の影響があるんです。
その事件の内容ですが、あるマンションが完成する前、ある一級建築士が改ざんした計算書を、行政などが見抜くことができなかったことが影響で、震度5強で倒れる恐れがあったマンションが完成します。
しかしその数日後、匿名の通報により事件が発覚しました。その影響で法律を改正した結果、仕事の量が一気に増えてしまいました。
それだけでなく、東日本大震災など大きな地震が相次いで起きたことにより、強度の強い図を作ってほしいというニーズが高いことが影響などで人手不足となり、募集が多くなってます。
そのことが要因となり、建築学科への人気が出てきたと感じますね。
では最後に、大学はどこへ行けばいいのか、書いていきます。
大学はどこがいい?
学費が安い 国立大学3選
大学に通いたいけど、学費などを考えるとどうしても高いイメージを持ってしまいますが、少しだけ値段が安くなるのが国立大学の魅力です。そこで私は、工学部建築学科がある国立大学を調べた結果、3か所見つけることができました。
- 九州大学(福岡県)
- 広島大学(広島県)
- 神戸大学(兵庫県)
この3つの大学は、どこも1年間の授業料が535,800円。私立大学工学部の平均が1,070,000円なので、半額ぐらいになりますね。
一級建築士の合格率が高い大学ベスト5
次は、一級建築士に合格することができた出身大学、ベスト5を調べてみました。
- 九州大学(88パーセント)
- 広島大学(78パーセント)
- 神戸大学(69パーセント)
- 芝浦工業大学(68パーセント)
- 東京理科大学(65パーセント)
この5つ大学はどれも60パーセント以上の方が合格してます。しかも、ベスト3は全て国立大学でした。これには驚いてしまいますよね。
この結果を参考にしてみてくださいね。
終わりに
今回は、建築学科がなぜ人気があるか、その理由を調べてみました。国家試験の合格率や年収などを考えますと、進学したい理由がわかったような気がしました。
学生からしてみると、少しでも給料は増やしたいと考えてしまいますよね。