近所に住む友人と話していた私。
なんでも友人の息子さんのお嫁さん側の
お母さんが書道家だということで。
年賀状や暑中見舞い葉書に
ものすごい達筆な字で送ってくるので、
気が重いという話をしていました。
孫が生まれた際も、
命名の紙を喜々として書かれてしまい、
同じ祖母として、立つ瀬がなかったとも。
友人は書道初段で字が上手いほうなのですが、
やはり書道家、書道の先生をしている人には
敵わないようです。
しかし、私の周囲には、
書道教室の先生がいませんので、
ちょっと興味が沸いてきました。
段を取得したけれど、どれだけ取得すれば
教室を開いたりできるのか。
息子の高校時代の先生が、
書道を続けている方でしたので、
以上のことを訊いてみました!
師範という資格がある!
書道家の民間資格に、
「師範」という資格があります。
書道にも流派があり、各流派の団体で
その道の書を教えるに相応しい力があると、
認められた人が取得できるのだそう。
お茶やお花の名取や師範があるので、
それと同じのような感じですね。
師範免許は、各流派に所属し、
昇段試験を受けながら段位を上げ、
一番上級の段位になった時にもらえるのだそう。
また師範資格は各団体で違い、段を取得しても
どの書道団体でも通用する資格ではないのだそう。
師範の資格を得るにはお金がかかる!
日本舞踊、お茶、お花でも師範になるには
お金がかかるのだそうですが、
書道の師範になるにもかかります。
国家試験を受けて合格しても、
資格登録でお金がかかるのもあります。
それと同じように、
師範の免状を取得するためには申請が必要で、
申請料も数万円程度かかるのだそうです。
そして、書道教室で生徒の時は
月謝だけでいいですが、段が上がり
書道展などに出展するとお金がかかります。
段位が上がる度にお金がかかり、
資格取得のための受験料、免状申請料、
先生のお礼などで数十万円かかるのだそうです。
そして腕が上がると、墨や筆、紙なども良いものを
求めていくようになり、よりお金がかかるように
なってしまうとか。
ですので、師範を取るまでには
意外に多くの金額を出すことになります。
そして師範免許は書道教室を開くために、
必須なものではありません。
流派でサポートするなど、
あくまで集客しやすくなるだけなのだそう。
そして師範取得になるまで
10年くらいはかかるのだそう。
書道家の公的資格ってあるの?
書道家の公的資格には、
「毛筆書写検定」「硬筆書写検定」
というのがあります。
日本書写技能検定協会が運営しており、
1級は、指導者を目指す人向けのレベルで、
合格率は20%程度。
けれど、認知度が低いので、
必要性が高いものではないのだそう。
社団法人日本書作家協会が主催する
「文部大臣認可 全国書道教師資格認定試験」
というものがあります。
これは、1次〜4次試験まであり、
4次試験に合格すると、
「書道教師」の資格を取得できます。
まとめ
書道の先生になるにも10年以上は
かかるということみたいで、
やはり修行がそれなりに必要で。
またお金もかかるということも
わかりました!
書道はあまり興味はなかったですが、
お年賀など自分の字が下手で嫌になります。
筆を買うのはもったいないので、
市販のボールペン習字本を安く買って、
ちょっと字を練習してみようと思います。