最近ではご近所づきあいなどが薄れて、隣にどんな人が住んでいるのかも分からないという時代ですよね。
でも私の住んでいる所は、隣保同士のつながりがとても強くて仲良しです。隣保だけで防災訓練(という名のキャンプ)をしたり、飲み会を開催したり顔を知らない家はありません。
私たち家族が入った時にも、快く受け入れてくれました。いろいろとアドバイスをくれるなど良い人たちばかりです。
今の時代には考えられないほどの距離感ですが、小さい子供がいるので近所のつながりはとてもありがたいものだと思っています。
ご近所づきあいが薄れている中で、同じマンションの住人同士はどうなんでしょうか?私はマンションに住んだことがないのですが、マンションともなるといろんな人が暮らしていて、
もっと付き合いは薄れていくような気がします。少し気になったので、最近の挨拶事情について調べてみました。
そもそも挨拶はする?
マンションで住人とすれ違った時、挨拶はしますか?
ある調査では、賃貸住宅で住人に挨拶をしているのは約8割とのこと。お互いの事を詳しく知らなくても、挨拶くらいは最低限する。という人が多いようですね。
そして、多いのは「挨拶されれば返す」という人。
住人と挨拶することにそこまで抵抗はないけど、自分から言うのはちょっと…という人が多数のようでした。
確かに、私もややこういうタイプです。自分から挨拶してすごくグイグイ来る人だと警戒されても悲しいし…と考えすぎたりしますよね(笑)
私の住んでいる地域の中学生は、すれ違うと挨拶してくれる子が多いです。
自分の子も積極的に挨拶できるといいなと思うのに、私自身が自分から挨拶するのが苦手ではダメだなと反省しました。
そして大切なのは挨拶する時、返す時の対応です。
挨拶したのに無視されたことがあるという声がたくさんあるようです。
挨拶した時は挨拶を返して欲しいし、会釈の時は会釈を返して欲しいと思っている人が多いそうですよ。
私個人としては、住人への挨拶は最低限のマナーのような気がしますが、「知らない人には挨拶できない」という声もあるようで少し驚きました。
子供への教育に変化?
このご時世なので、防犯の意味でも挨拶はとても重要な役割を果たしているといいます。
確かに挨拶をすれば少なからず目に入りますし、「挨拶を返さない人」は逆に記憶に残ると思います。
挨拶もしない、いつもうつむいている人というのは、近所づきあいが薄い今の時代では、怪しく映ってしまうのは仕方のない事だといえます。
ただ、こんなパターンもあります。
「防犯のために、子供には知らない大人に挨拶されたら無視しなさいと教えている」
「マンション内では挨拶しないように子供に教えている」
というものです。
確かに友好的な大人を装って子供に近づく大人がいないとも限りません。この声は少なからずあるようです。
また、反対に「防犯上、挨拶はするべき」という声も少なくありません。前述した通り、不審者は人の目を気にしたり、挨拶を好まなかったりするからです。
個人的には挨拶がしっかりできる子になってほしいと思いますが、難しい問題ですよね。
マンションでのルール
マンションの挨拶について調べていて、ある記事を目にしました。
「マンション内では挨拶しないというルールになった」
あるマンションの住人総会というもので、住人からの提案で決まったことだそうです。
その提案は「子供に知らない人に挨拶されたら逃げるように教えているから挨拶しないで欲しい」というもの。
そして他の住人からも「挨拶しても返ってこないのは気分が悪いしお互い気を遣うからやめてもいい」ということで一致したとのことでした。
このマンションでは、住人の意見で「住人同士は挨拶をやめよう」というルールになったということですね。
この記事を読んで「そういう時代なんだな…」と改めて感じました。
信じられない事件がたくさん起きているこの時代なので、全くおかしいと思う事も出来ず、それでも挨拶は大切だと思う複雑な気持ちになりました。
まとめ
今回調べてみて、マンションでの近所づきあいは挨拶の時点ですでに難しい時代にきてるんだなと感じました。
子供が大人に無視されたという声も中にはありましたが、軽く考えて挨拶すれば「怪しい人」と見なされかねないという悲しい時代です…。
マンションでも子供がいる世帯といない世帯では、また付き合い方や頻度も変わってくると思います。
それでも「挨拶はするもの」「挨拶されたら返すもの」というこれまで当たり前だった考え方が衰退していくことで、地域だけでなく一人一人が孤立していってしまうのではと思ってしまいます。