赤ちゃんの誕生は、家族や友人にとって嬉しいもの。
早く赤ちゃんに会いたいのは、みな共通です。
しかし、出産は命がけ。
産後直後は、座っているのもツライ、痛むなど、
ママの身体は、まだ回復していません。
ママによっては、お見舞いが負担になることも。
そこで、出産後の入院中、仲良くなったママ達と、
大変だったお見舞いについて、話したことを元に、
知っておくべき、出産のお見舞いマナーを紹介します。
知っておくべき8つの出産のお見舞いマナー
お見舞いは、ママによって、嬉しいものにも
迷惑なものにもなります。
ママにも喜んでもらえるよう、お見舞いするには、
赤ちゃんとママのことを第一に、考えること。
その上で、以下に紹介する8つのお見舞いマナーを守り、
ステキなお見舞いにしましょう。
1.出産直後は絶対NG!
出産直後のママは、長時間の陣痛と分娩で、
体力も消耗していますし、傷も痛みます。
帝王切開のママは、笑うと傷が痛んでツラかった、
とお見舞いについて、振り返るママもいました。
ママの負担を減らすためにも、出産後3〜4日、
入院の中盤から後半がベストです。
2. ママの意向を尋ねてからお見舞いする
入院中は、慣れない赤ちゃんのお世話だけで、
気晴らしがなく、ストレスを感じるママもいます。
私がそうで、そんな中、友人のお見舞いは
とても嬉しく、励みになりました。
一方、産後は赤ちゃんやパパと、ゆっくり過ごしたい、
そんなママもいると思います。
お見舞いをどう感じるかはママ次第。
お見舞いの前に、ママの体調や意向を尋ねてから、
ママの無理にならないように、お見舞いしましょう。
連絡方法は、メールやLINEなど、ママのタイミングで
チェックや返信ができる方法が、オススメです。
3.少人数で長居せずさっと帰る。
産後のママの体調は不安定です。
私がそうだったのですが、大きい音など、
刺激に過敏になっているママもいます。
親戚一同や、友人大勢で駆けつけて、
ママに負担をかけないように、しましょう。
他の産婦さんもいるので、大勢で騒ぐのもタブー。
少人数で行って、30分ほどで引き上げましょう。
4.菌やウィルスを持ち込まない
体調が少しでも悪い時、菌やウィルスを持っている
可能性がある場合、お見舞いはやめましょう。
大人が感染しない弱い菌でも、新生児は
抵抗力がなく、脅威となります。
お見舞いの前には、きちんと手洗いうがい、
アルコール消毒を、忘れずにしましょう。
5.子連れでは行かない
子どもは学校などから、菌をもらいがちです。
大人には、影響のない菌やウィルスでも、
抵抗力のない新生児には、脅威となります。
私の産院がそうでしたが、子連れの入室を、
禁じている病院も、少なくありません。
また、子供は赤ちゃんに興味津々。
触りたいけど、子供は加減ができないですし、
嬉しくなって、はしゃいだりします。
産後、疲れたママも気が気でなくなってしまいます。
子連れのお見舞いは、遠慮するのがベターです。
6.男性同伴も避ける
入院中のママは、大体ノーブラ、スッピン。
私も、他の産婦さんもそうでした。
あまり親しくない男性に、そんな状態のところに
お見舞いされるのは、 女性にとって嫌なことです。
授乳のタイミングも困ります。
男性は、お見舞いしたい気持ちを伝えるだけでも、
十分かもしれません。
7.赤ちゃんの抱っこやお触りはママに確認
ママ自身も、赤ちゃんのお世話に慣れていないし、
出産直後は、赤ちゃんの状態に過敏になっています。
「消毒をしていないのに、手をしゃぶらせていた。」
「新生児は、まだ頭蓋骨がくっついていない状態
なのに、頭をなでられて、気が気でなかった。」
など、悪気がなくても、ママにとっては不快なことも。
赤ちゃんに触る時は、ママに確認をとりましょう。
8.退院後の自宅へのお見舞いは3週間以上空ける
入院時は、お見舞いに行けなかったから、
退院後、会いに行きたい、という人もいるでしょう。
そんな場合は、退院直後ではなく、産後3週間は
空けましょう。
産後の身体で、家事に育児に毎日大変です。
そんな状態で家に人を招くのは、ママにとって
簡単なことではありません。
日にちや時間帯も、予めアポイントをとってから、
迷惑にならないよう、お祝いに行きましょう。
手みやげを選ぶポイントはこれ!
手みやげを持って行かない方が良い、とされる場合も
ありますが、私は、手みやげがとても嬉しかったです。
でも、手みやげを選ぶのも、なかなか難しいですよね。
そこで、手みやげを選ぶポイントを、
以下に、まとめてみました。
- 退院までに処理しきれるもの
- 冷蔵庫が有料の場合、生ものは避ける
- 高カロリーなお菓子は避ける
- お菓子ならゼリーや和菓子を
- 簡単に口にできるもの
- ママの好きな飲み物
出産後は、すぐに授乳も始まり、人によっては、
おっぱいがたくさん出て、詰まりやすい人もいます。
そんな人は、高カロリーなケーキを食べると、
一発で乳腺炎!なんてこともあるようです。
私がもらって嬉しかったのが、ハーブティーセット。
カフェインを控えなくちゃいけないだろうと思って、
と、気遣ってくれた友人の手みやげでした。
出産したママを、気遣ってくれた手みやげ、
嬉しくない訳がありません。
親しい仲なら、どんな手みやげが良いか、聞いておく
のも、良いと思います。
まとめ
ママにとって、お見舞いはきっと嬉しいもの。
ですが、気持ちとは裏腹に、産後の身体の回復は
時間がかかるものです。
赤ちゃんを見たい気持ちも、一方的になると、
迷惑になりかねません。
あるママ友は、風邪気味の子供を連れて来ても良いか
尋ねられ、気持ちは嬉しいので断れなかったそうです。
このように、断りにくい場合もあります。
状況をよく判断して、遠慮すべき時は遠慮しましょう。
お見舞いの際は、赤ちゃんへ関心を向けるだけでなく、
出産を頑張ったママへの、労いの言葉を忘れずに。