年に一度の誕生日に欠かすことのできないバースデーケーキ。多くの家庭ではバースデーケーキにローソクを立ててお祝いしますよね。特にご家庭のお子さんの誕生日となると、年の数だけローソクは立てたいもの。
しかし、だんだん年齢が上がってくると、なかなか年の数だけローソクを準備するのも大変ではないでしょうか。例えば、70代や80代の人は、誕生日の時、どうしているのでしょうか。
本当に年の数だけローソクを準備していると、バースデーケーキが大変なことになってしまいますよね。この記事を書いている筆者自身、もうすぐ30代になるという節目の年齢になります。
30歳の誕生日には30本のローソクを準備したいものですが、なかなかそうはいきません。そんな意外と悩ましいバースデーケーキのローソク。今回は、どのように対処していけばよいのかということや、誕生日にケーキにローソクを立てるのはなぜなのかについて、その起源にも迫っていきます。
10歳までは、年の数だけ用意する
年齢が上がれば上がるほど、年の数だけローソクを準備するのは大変です。しかし、例えば、10歳以下のお子さんの誕生日だったら、年の数だけ準備することが可能ではないでしょうか。
お子さんの誕生日は、大人になったときの誕生日と比べると、また少し特別感が違いますよね。どうせだったらお子さんの年の数だけ用意したいものです。10歳ぐらいまででしたら、ホールケーキに年の数だけ立てることも十分可能です。
長いローソクと短いローソクを用意する
10歳以上になると、用意するローソクの本数もだんだん増えてきて、素直にローソクを年の数だけ準備していると大変なことになります。年の数だけ用意していては、当然ですがホールケーキでも対処できなくなります。
見栄えも良くないし、とても危険です。そのため、長いものと短いものを用意するとよいでしょう。長いものは年齢の十の位、短いものは年齢の一の位を表すようにすると、年齢があがってきても十分対処することが可能です。
例えば、32歳の誕生日ですと、長いものを3本、短いものを2本用意します。ホールケーキだと、十分安全に立てることができます。
数字が描かれているものを用意する
最近だと、数字が描かれているローソクがあります。1~9までの数字がプリントされているため、大変おしゃれで見栄えも良いです。1本100円から200円程度で購入できます。数字がプリントされているものだと、どんな年齢にもかかわらず、ローソクの本数は2本までですむため、何本も立てるよりは安全です。
誕生日にケーキにローソクを立てるわけ
誕生日に、ケーキにローソクを立てる習慣の起源は古代ギリシアで始まったとされています。ケーキが月を象徴し、ローソクの火は月の光を象徴しています。また、ローソクの煙が願いを月の神様であるアルテミスに届ける役目を担っています。
誕生日に、バースデーケーキのローソクの火を一息で消すことが出来ると、月の神様であるアルテミスが願いを叶えてくれると伝えられています。
まとめ
誕生日のケーキに立てるローソクの数は、年齢を重ねれば重ねるほど、どうすればよいのかが分からず、意外と悩ましいものだと言えます。お子さんがまだ幼い場合は、年の数だけ用意できます。
しかし、年齢が上がってくると、長いものと短いものを準備してみたり、数字が描かれているものを購入したりして工夫しながら対処するとよいでしょう。また、ケーキに直接チョコペンなどで年齢を書いてみるのも楽しいと思います。
せっかく習慣として伝わっているのですから、年に一度の大事な誕生日は、自分の願いが叶うようにお祈りをしながらケーキを食べ、一年健康でいられたことを感謝できるとよいでしょう。
また、誕生日にケーキを用意することには、大事な意味がこめられているため、願い事が月の神様であるアルテミスに届くように、心を込めて準備してください。