映画の効果音の作り方とは?この素材で驚きの音!厳選4つ♪

おすすめ・コツ

映画館で観る映画って、本当に迫力や臨場感がありますよね。ダイナミックな画面に、思わず瞬きを忘れてしまう感覚になります。

映像の凄さもさることながら、映画の効果音には息を飲む時があります。時に激しい場面を盛り上げるような音、緊張する場面に響く音、様々な音が映像と相まって、映画が一つのものになっているように感じますよね。

そういえば少し前にテレビでやっていたのですが、普段の生活の中で何気ない音でも、映画の中ではそのものの音を使っていることはあまりない、とのことなんです。

より映像を際立たせるために、後から映像に合わせて効果音を付けているんです。効果音を作り出す時、実は身近なモノだったり、想像からはかけ離れているようなモノを使って作っていることもあるんですよ。

目から鱗の、映画の効果音の作り方!一体どんなことをして作り出しているのか、調べてみましたよ♪


映画の効果音1.ロボットの動作音は掃除機?!

ロボットが動く時の「ウィーン、ガシャッ」という効果音の作り方とは、身近にある機械の音をミックスさせて作り出しているんですよ。

  • 掃除機のバキューム音
  • パソコンのDVDトレイを開ける時の音
  • デジカメのレンズが動く時の音

この3つの音を同時に使うことで、ロボットの動作音を作ります。3つの音の長さを同じに揃えたり、強弱をつけるなどして、よりロボットの動作音に近くなるように調節していくんですよ。

ロボットの動作音の詳しい作り方は、下の動画で確認してみて下さいね。

まさか、掃除機の音がベースになっているだなんて、驚きですよね!

映画の効果音2.銃撃戦には硬貨?!

アクション映画には必須の銃での戦闘シーン。激しく破裂する音が交錯するような音ですよね。銃撃戦の効果音の作り方とは、これまた意外な素材を使っているんですよ。

それは、硬貨です。弾が当たる音や撥ね返る音を出すためには、同じような金属を使うんです。より銃撃戦に近い効果音が出せるのが、硬貨なんですよ。

硬貨をぱちんこ(スリングショット)にセットして、遠くの的に当てます。実際に撃っている銃の音よりも、より鮮明に響き渡るようなダイナミックな効果音になるんですよ。

映画の効果音3.燃える火はコンビニ袋?!

火事など、激しく炎が「ゴォーッ」と音を立てながら燃える効果音の作り方とは、やっぱり目から鱗なんです。ベースになっている音とは、誰でも知っている身近にあるものなんですよ。

  • コンビニの袋のガサガサと鳴る音
  • マイクに吹きかけた息の音

この2つの音を同時に使って、燃え盛る炎の効果音を作ります。2つの音の長さや強弱などを調節していくと、ゴォーッと迫りくる炎の効果音が出来上がりますよ。

燃え盛る炎の効果音のの詳しい作り方は、下の動画で確認してみて下さいね。

マイクに吹きかけた息の音が、まさか炎の効果音になるだなんて驚きですよね。普段の生活では、この2つの音が組み合わさるとどうなるんだろう、と考えたこともなかったので、目から鱗ですね。

映画の効果音4.ティラノサウルス・レックスの鳴き声は象の鼻息?!

この世に存在していない生物の鳴き声って、どうやって作っているのでしょう?映画の中の世界では、そんな、未知の生物たちがたくさん出てきますよね。

実は、想像上の生物の鳴き声の効果音とは、至ってシンプルな方法で作られています。というのも、他の動物の鳴き声から作られていることが多いんです。

例えば、映画「ジュラシックパーク」に登場する恐竜たちの鳴き声は、ほとんどが他の動物の鳴き声をベースにしています。

速度を変えたり強弱を付けたりと、調節をして恐竜たちの鳴き声を作り出しているんですよ。

  • ガリミムスの群れの足音(群れで走ってくるダチョウに似た恐竜):馬の蹄の音
  • ティラノザウルス・レックス(有名な大型恐竜ですよね):象の赤ちゃんの鼻息の音、ワニの唸り声、虎のガオーッと吼えた声のミックス
  • ヴェロキラプトル(本作を代表する恐竜。ずる賢くてすばやい。):イルカとセイウチなどの鳴き声をミックスした音

以下の動画は、ジュラシックパークの後作品「ジュラシックワールド」ですが、ヴェロキラプトルの鳴き声が海洋生物からできているなんて、思いもしませんよね。びっくりです。



このように、架空の生物やモンスターやエイリアンなどの効果音には、様々な動物の声をミックスさせて作ることが多いんですよ。

まとめ

映画の効果音の作り方とは、とてもシンプルな素材を使っていることがわかりますね。身近に存在する音をミックスしたり、加工して調整することでこの世に存在しえないものの音まで作ってしまうのには、驚きを隠せませんよね。

そういえば、先にも出た「ジュラシックパーク」のスティーブン・スピルバーグ監督の音に対する徹底したこだわりを持っていた、と言われています。映画には、効果音がいかに重要なものなのかを物語っているようですよね。

今後、映画を観る時には、効果音にも注目してみたいですよね。どんな素材で作られた音なんだろう、と考えたりして、少し違った楽しみ方もできそうですね♪

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