木琴の音の仕組みとは?実はこんなにスゴイ楽器!

雑学

小学5年生の息子、今年の音楽会こそは
希望の楽器を担当したいんだとか。

息子がやりたがっているその楽器、木琴
弾けるのは、クラスで2人だけ。

去年は残念ながら、大太鼓

高学年になるにつれ、木琴パートの演奏
難易度は上がっていきます。

バチを早く細かく連打する姿は、確かに
かっこいいですよね。

ちなみに、以前中学生の吹奏楽の演奏を
見たことがあるんですが、もっと大きな
木琴を使っていたんです。

演奏者は、片手には2本のバチを持ち
木琴を弾いていました。

バチで打つ楽器だけど、ちゃんと音階
ある木琴って、不思議な楽器ですよね。

どうやって木琴の音はでているんでしょう?

木琴の音の仕組みを調べてみましたよ♪


木琴の成り立ちとは?

木琴には2種類があります。

木琴が2つに分かれるまでの起源は一緒で
アフリカ発祥の楽器、と言われてます。

特に打楽器は、楽器の中では古い歴史を
持っています。

古来人が、木片を棒などで叩くと音が出る
ことを知ったのが始まり、とも言われて
います。

木琴の成り立ちの中で興味深いのが、
大地に穴を掘り、その上に木片を置いて
叩いた、ということなんです。

空洞によって木片の音に、より深み
広がりが生まれたことを知った時は
不思議だったでしょうね。

アフリカで発祥した木琴の元祖は、文化の
流通によって、南アメリカヨーロッパ
伝えられます。

そして、それぞれの地域で発展していった
と言われているんですよ。

では、木琴の2つの種類について詳しく
見ていきましょうね。

シロフォン

高音域の木琴です。

ヨーロッパで発達した、と言われて
います。

木製の鍵盤がピアノと同じ順番で
並んでいます。

音色が他の楽器より逸脱しているため
合奏時には、とても目立ちますよね。

高温で硬く、軽快で明るく弾むような
音色の一方、鋭さも持っています。

高級なシロフォンの中には、鍵盤の下に
共鳴用のパイプがあるものもあります。

マリンバ

南アメリカで発達した木琴です。

木製の鍵盤の下には、金属製のパイプ
付いています。

鍵盤の音をパイプによって共鳴させて
いる木琴です。

木製の鍵盤は、シロフォンよりも幅広
なっています。

音域はシロフォンよりも低く、温かみと
柔らかさ、深みのある音色です。

シロフォンとマリンバの音色や楽器の
形状の違いを下の動画で見てみましょう。

右側がシロフォン、左側がマリンバです。
同じ木琴でも、対照的な音色ですよね。

では、木琴とはどんな仕組みで音を
出しているのか、見ていきましょうね。

木琴の音の仕組み

木琴は、叩かれることで音が発生する
体鳴楽器」です。

音階は、木製の鍵盤で作られていて、
鍵盤下の共鳴パイプは、その音を豊かに
する装置になります。

共鳴パイプの長さは、低音になるほど
長くなります。

パイプの下部は、効果的に共鳴させる
ため閉じられています。

もちろん、パイプの両端が開いていても
共鳴するのですが、同じだけの共鳴を
させるには、倍の長さが必要になります。

鍵盤は繊細な調律が施されている

鍵盤は、一つ一つ音階が成すように
緻密な調律がされているんですよ。

木材の硬さや密度、木目、長さや厚み
よって音階や音色が変わってきます。

実は、鍵盤の長さと厚みが大きいほど
低い音になります。

鍵盤のサイズを音階に合わせて、しっかり
整えることが必要なんです。

また、鍵盤の調律には、もう一つ方法
あります。

鍵盤の裏側を削り、音を調節していく
方法です。

ただ単に削る訳ではなく、削る量や位置
よっても、音の違いが生じるほど繊細な
楽器です。

基本的には、鍵盤の裏の中央部分を削ると
音が低くなります。

調律には、熟練の技が必要になるんですよ。

まとめ

調べてみるまで、木琴がこんなにも奥深い
楽器だとは知りませんでした。

考えてみれば、鍵盤一つ一つに音が
あって、メロディーを紡ぐことができる
楽器なんですものね。

しかも、打楽器で。

木琴は合奏の主役にもなる楽器です。

今回調べてみて、木琴の素晴らしい音色
すっかり魅了されてしまいました。

今後は、オーケストラの演奏を聞く時は
木琴にも注目してみようと思います♪

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