猿のボスは交代する?ボスの役割とは?

雑学

子供と一緒に動物園
行った時の話です。
久しぶりの動物園に大興奮でした。

色々な動物の中でも最初に猿を見たのですが

子供は「お猿さん、いっぱいいるね」と
嬉しそうに見ていて、私も猿の多さ
圧倒されたことを覚えています。



猿が群れになっているのですが、
「群れの中にボスがいる」
というのです。

私には、どの猿がボス猿なのかは
わかりませんでした。

こんなに沢山いるなら猿のボスも交代することが
あるかもしれないと思い、
猿のことを調べてみることにしました。


ボス猿の役割



ボス猿は、外敵から群れを守り、
群れでの争いに介入して止めさせる
役割があります。

ニホンザルの場合は、数頭の大人のオスや
その2〜3倍の大人のメスやその子供達から
なる群れを作り生活するのです。

また、群れに危険が迫った時に
メス猿と子猿を逃して群れが無事に
逃げたら最後にボス猿が逃げると言います。

猿の群れでボスを見分ける方法



ボスはメスを独り占めすることや
餌を最初に食べるなどの特徴があります。

中には、すれ違うとき全ての猿が
道を譲ることや体が大きくて堂々
としているのです。

尻尾を立てているときがあります。

ボス猿という方をしない?

高崎山自然動物公園ではボス猿のことを
アルフォスと呼んでいます。

猿の群れのNO.1を学術的に
a-male(アルファメイル)といって
maleを日本語に訳しています。

上野動物園では平成7年から呼び方を
第1位」という表現に変えました。

ニホンザルの群れについて

猿の群れにも順位が決められています。
人間の社会に似ているのです。

猿は熱帯地方にたくさん住んでいますが、
中でもニホンザルは
北に住んでいるのです。

南は九州、北は青森県の山の中に
群れを作り木の実や若葉に
昆虫などを食べて過ごしています。

1つの群れは含まった土地に
住んでいるので
他の土地に移動することはありません。

ニホンザルで有名なのが
大分県の高崎山にいる猿です。

高崎山は山が険しくて木が多いので
猿が住みやすいところと
言われています。

昔から猿が住み着き現在は約1200匹
います。この場所に餌場を作って
餌をあげるので

人に慣れてきて人から餌を
もらう猿も増えています。

時間を決めて餌場に餌を置くと
猿たちが集まってきます。

集まった猿の群れを見てみると
大きな雄猿がいます。大きな雄猿は
ボスと言われているのです。

ボスの力は強く、自分の好きなところに
座ることができ、好きなだけ食べることが
できます。

餌があるところにボス猿が
尾を立てて歩いてくると
他の猿たちはその場から離れてしまいます。

ボス猿は1つの群れに1匹と言われていますが、
高崎山のように大きな群れの場合は、
5、6匹のボスがいます。

ボスには順位がある?

ボス猿には順位があります。

ボス猿、成長した雄猿、若い雄猿
という順位です。

見張りの猿といった役目の猿がいて
群れの一番外側にいる若い雄猿です。

見張りの猿は木の上にいて群れに危険が
迫ると仲間に知らせます。

ボス猿は決まりを守らせようとしています。

決まりを守れない者がいたら
攻撃をして懲らしめるのです。

勢力のあるボス猿はそうではない
ボス猿のそばに近寄ると

勢力のないボス猿は離れます。
勢力のあるボス猿はそうではない
ボス猿の前を通る時、

尾を上げて威張ります
その時そうではないボス猿は
尾を下げるのです。

ボス猿の順位は、変わることも
あります。それは、弱い方が強い
方に勝った時
と言われています。

また、年をとると強かったボスも
順位が低くなっていくのです。

ボス猿が亡くなったり、争いで勝った時に
ボスの交代はあるかもしれませんね。

中には猿の群れから離れ
1匹でいる雄猿がいます。

この猿が群れに入ろうとすると
ボス猿や雄猿が追い払うのです。

まとめ

動物園では猿たちがのんびりと
過ごしているように見えましたが、

人間から餌を与えられるので
争いで勝者と敗者が生まれます。
猿にも階級があるのですね。

争いによっては猿のボスが交代することも
あります。人間社会と似たところもある
かもしれませんね。

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