友人A子が仕事用に車を購入し、
新車で毎日楽しく通勤していると、
聞きました。
ちょっぴりうらやましくて、
先日お茶を一緒に飲んだときに、
詳しく聞いてみました。
私「新車買ったって聞いたけど、
乗り心地はどうなの?」
A子「うん、燃費もいいしさ、
気に入ってるわ。
家の近くは坂道が多いから、
車があると本当に便利よ、
でも…。」
私「でもって?何か不都合があるの?
だって新車でしょう?」
A子「車には問題ないんだけど、
月極駐車場を借りるのに、
敷金がいるのよ。」
私「ふーん、家を借りる時と同じね。」
A子「駐車場なんていくら借りても、
古くなったり、修繕したりする必要は
ないわよね。
それなのになんで敷金が、
必要なのかしら?」
私「それもそうね、どうしてかしらね?」
疑問に答えられなかった私は、
A子の代わりに、その理由を
調べてみることにしました。
なぜ敷金が必要なの?
家の近所に、不動産業を経営している
Bさんが住んでいます。
時々回覧板をもってやってくるので、
A子の疑問について、Bさんに
聞いてみることにしました。
私「なぜ月極駐車場を借りる時にも、
家と同じように敷金が必要なんですか?」
Bさん「そもそも敷金の意味から、
説明しないといけないね。
引っ越すときに修理が必要になった、
あるいは家賃を滞納したという場合に備え、
借主が払っておくお金が敷金だね。
関東では敷金と呼ぶことが多いけど、
関西では保証金と呼ぶこともあるよ。」
私「でも家と駐車場は違いますよね、
それなのにどうして必要なのかしら?」
Bさん「万が一駐車料金の支払いが、
されなくなったことを想定し、
あらかじめ預かっておくためだよ。」
私「なるほど、駐車場の敷金も、
やっぱり保証金の代わりなんですね。」
Bさん「それに駐車場といっても、
まったく問題が起きないわけではない。
たとえば、車両火災とかガソリン漏れで、
駐車場の設備が破損してしまうことも、
あり得るからね。」
私「でも、気になるんですけど
敷金って返してもらえないんですか?」
Bさん「管理会社や地主によっても違うけど、
特に何も起きなければ、
契約終了時に返すのが一般的だね。
敷金は、だいたい一か月~二か月分ぐらいの
駐車代が相場だろうな。」
Bさんはとても詳しく説明してくれたので、
私もよく理解できました。
まとめ
A子に、Bさんに聞いたことを話すと、
すごく納得してくれました。
A子の借りた駐車場では、
礼金は取られませんでしたが、
場所により礼金が発生するところもあります。
礼金は地主に対するお礼のお金で、
通常戻ってはきません。
特に人気の物件などでは
礼金がとられることが多いようです。
また、礼金は取られない代わりに、
不動産会社に、仲介手数料を
払うところもあります。
こうした契約時にかかる初期費用は、
契約時に、オーナーや不動産会社に
確認しておいた方が良いですね。
その後A子は、快適に車通勤を
続けているようです。
近々A子の車に乗せてもらう予定で
その日を楽しみにしています。