先日スーパーで買い物をして、
袋詰めをしていた台の隅に、
ボタン電池回収缶を見つけました。
食料品を買うようなスーパーでも
ボタン電池を回収してくれるんだ、
と感心していたら、
「電気屋さんでも回収してくれるよね。」
と、一緒に買い物をしていた友人。
「じゃぁ、家に溜まった沢山の使用済み
電池を持ち込んで、一気にすっきり
させようかな。」と私が意気込むと、
「電池も色々種類があるから、電気屋さん
だって、どの電池でもOKなわけじゃ
ないよ。」と友人が制してきました。
実は処分の仕方が分からず、家には、
いつか処分しようと思っていた乾電池や
ボタン電池に充電池が沢山眠っています。
そこで、断捨離名人の友人に電気屋
さんで回収してくれる電池について
教えてもらうことにしました。
電池の種類
まずは、電池の種類について
友人が教えてくれました。
- 乾電池
(円筒形、角形、コイン形) - ボタン電池
- 充電式電池
- Ni-Cd(ニカド電池)
- Ni-MH(ニッケル水素電池)
- Li-ion(リチウムイオン電池)
- Pb(小形シール鉛蓄電池)
円筒形は、リモコンや時計、懐中電灯、
シェーバーやおもちゃなどで馴染み
深い生活用品に使われています。
角形のものは、トランシーバーや
家庭用火災報知器に使用されている
そうで、あまり頻繁には見かけません。
コイン形は、型式番号で区別します。
CRやBRから始まる番号が対象で、
後述するボタン電池と区別しましょう。
車のカギ(キーレスエントリータイプ)や、
腕時計などでお馴染みですね。
小さいボタン電池は、型式番号が3つで、
SR、PR、LRと書かれているものです。
SR型は腕時計に、PR型は補聴器に、
LR型は電子体温計などに使われている
ようです。
使い切りタイプと違い、何度も繰り返し
つかえる充電式タイプの電池です。
携帯、スマホ、デジカメ、ビデオカメラ、
コードレス電話機やラジコン、電動工具
などに使われています。
本体に印刷された3つの矢印が三角形を
かたどったマークが、目印となります。
具体的にはこんな具合です。
処分方法
電池の種類が整理できたところで、
実際の処分方法を、自分が住む
市町村に問い合わせてみることに。
大きくわけると3つに分類できます。
- 単1~5の円筒形、角型、
型式CR、BRから始まるコイン形の
乾電池・・・市町村で回収 - ボタン電池・・・ボタン型電池回収
協力店で回収 - 充電式電池・・・リサイクル協力店で回収
現在乾電池に含まれる水銀はゼロですが、
一般ごみに出されてしまうと、
焼却施設を傷めてしまうため、
市が別途回収するようになりました。
市役所、図書館、スポーツセンターや
公民館などの公共施設に、専用の
回収ボックスが置かれており、
使用済みの乾電池を、袋から出して
裸で入れます。
気になる絶縁処理(極をセロテープで
カバーする等)は、要らないと係りの
方が仰っていました。
ボタン電池には、まだ僅かながら水銀が
含まれるそうで、水銀を安全に処理する
ために一般ごみでは出せません。
市で回収を行っていないので、燃えない
ゴミでこっそり出すと、水銀で不適切に
環境を汚すことになりそうです。
使用済みの充電式電池には、貴重な資源
が含まれているそうです。
使い古しの充電式電池から、ステンレスの
材料や、新しいニカド電池の材料が
とれるそうです。有効利用したいですね。
電気屋さんで回収してくれる電池とは?
先述したように、乾電池は市で回収し、
ボタン型、充電式はそれぞれ協力する
店舗が回収をしてくれます。
ボタン型電池
ボタン型電池を回収してくれるお店を
私の住む市で探してみると、
電気屋さん、メガネ店(補聴器を扱う
お店)、時計店、カメラ店など
ボタン電池使う製品を販売するお店は
もちろん、スーパーでも回収してくれる
ようでした。
具体的には、一般社団法人電池工業会のHP
から検索して調べることが出来ます。
http://www.botankaishu.jp/srch/srch10.php
回収缶に入れるときは、ボタンを
セロテープで包んで絶縁する必要
があるようです。
充電式電池
リサイクルシールがあるので分かり易い
充電式電池。
これも、電気屋さんやホームセンター、
スーパーなどで回収してくれるようです。
こちらも先述の法人のホームページから
最寄りのリサイクル協力店を検索できます。
https://www.jbrc-sys.com/brsp/a2A/itiran.G01
出すときに、端子部分をセロテープで
絶縁するようにしましょう。
まとめ
やっと処分方法がわかり、家にあった
使用済みの電池を処分できてすっきり
した気分になりました。
今まで型番がCRやBRで始まる
コイン形乾電池は、
てっきりボタン電池の一種だと
思い込んでいたのですが、乾電池の
仲間で回収先も違うので、驚きでした。
コイン形には円筒形乾電池同様に、
水銀が含まれないので、
市が回収しても問題ないのだそう。
逆にボタン電池は水銀が微量にある為、
ゴミに出されても市は困るわけです。
ボタン電池の回収缶は、形が合わない
電池は、入れられない穴の設計に
なっているそうです。
昔と違って沢山の種類の電池があって、
処分方法も勉強していかないとなぁ、
と時代の流れを感じました。