乾燥した季節に「パチッ」とか
「ビリリッ」ときたら、
静電気が、走ってるな!
なんで?てな、感じで、
とっても、意識しますよね。
衣服を脱いだ時の「パチパチ」程度
ならまだしも、金属に触れた時の
「ビリリッ」は痛くて、怖いですよね。
先日、甥の子どもを連れて、
車で外出した時のこと。
「アッ、痛いっ!」って、
ハルト君の悲鳴に、思わず私も、
ビビってしまいましたよ。
今まさに、小学校で、ちょっとした
理科の実験を、学んでるらしく、
「ね~、静電気って電圧が高いのに
僕らは何で、平気なの?」
質問に即答できず、
「ごめん、今度ちゃんと調べて
教えてあげるね!」
なんて、変な具合になりました。
時間ないし~、忙しいし~、
正直、面倒くさいし~!!
でも!!じつは私も疑問に、思って
いたことなので、彼との約束通り調べて
教えてあげることにしましたよ。
静電気の正体っていったい何でしょうね!
自然界の、どこにでもあるという
静電気とは?いったい何か。
動いて流れている動電気とは、
正反対の、静止している電気のことです。
この静電気は、摩擦などで電気を
帯びると、そこに「帯電」することに
よって、発生するというものなんですね。
つまり、モノとの接触などが原因で
電気を放つ「放電」によって、
発動することになるのですが、
静電気の電圧が、高くなると
瞬間的に、大電流が流れ「ビビビッ」とか
「パチパチッ」という、音と線香を発します。
これがすなわち「火花放電」と
言われるものなのですね。
例えば
ドアノブや車のドアなど
金属に触れると、
身体に帯電していた静電気が
金属に放電されてバチッとくる
あれですね。
人の体からの火花放電は
痛みがあるのは勿論ですが
火傷のあとが残る場合も
あるとのことですよ。
私たちが日常の動作で起こる
静電気の電圧は、数千~数万ボルト
と言われますが、
雷の電圧は数億ボルト、10億ボルト
の電気が、一気に流れる
同様の「火花放電」です。
雷(静電気)のゴロゴロは、
放電され、ピカピカ光った後に
周りの空気の熱が、急速に
膨張して、激しく振動させるから、
起こる現象なんですね。
静電気による車や人への悪影響とは!
乾燥時期のパチパチは、人体からの
放電もありますが、冬場はとくに、
車からの放電が、多いのですよ。
じつは車の中では、たくさんの
静電気が、発生しています。
機械同士が、激し摩擦し合ったり
たくさんの、電子部品をもっている
車は、摩擦の宝庫です!
つまり「静電気」のカタマリ
と言っても、言い過ぎでは
ありません。
車にとっても、人に対しても
悪い影響が、あるということです。
いくつか例を
挙げておきますね。
- 高電圧による機器のエラー
数千ボルトもの、高電圧によって
電子機器に、エラーが発生しやすい。
- 故障の原因につながる
金属が、錆びやすくなったり
電子機器へのダメージが大きい。
- 体の疲れ、だるさの一因
車を介して、静電気が人体を通ることに
よって、疲れやだるさの原因になる。
そこで、車や人体の静電気を
防ぐには、どんな対策があるのか、
私なりに、調べてみました。
パチパチ予防!知っていると得する静電気対策って?
大きく分けて、接触対策と
保湿対策があります。
以下を、参考にしてみてくださいね。
接触対策!
静電気の電圧を下げる
これがポイントです。
パチパチという火花放電は、
体に帯電している、静電気が、
一気に放電されると、
発生するというものですよね。
なので、電気を通しやすい金属に
触れる前に、木やコンクリートに
触れて、体の静電気を、
ゆっくり、逃がすように
してあげると、良いようです。
木や壁は、電気を流さないのではなく、
かなり抵抗が高い、材質なので、
金属みたいに、一気に流れずに
それより少し遅く、ジワッと流れるので
「バチィッ」は、起こらないのです。
車のドアやドアノブの場合も、
車から降りるときは、
衣類の摩擦で、帯電するので
金属に触れてると、帯電しません。
降りる前に、車体の金属部分に
触れたまま、降りることです。
ドアに触るときは、鍵などの金属を
近づけてあげると、身体の
静電気を除去できますよ。
保湿対策!
空気や体、髪などへの保湿を
万全にすると、静電気を
避けられますよ。
空気が乾燥してると、
静電気が、帯電しやすくなります。
室内では、暖房器具、
特に、電気暖房に
注意して使用しましょう。
このことは、同じように
体に対しても、言えることです。
指先などの、お肌の乾燥に、
注意します。
髪の毛にも、潤いを持たせる
処置をしましょう。
対策グッズと情報ポイント!
加湿器、ハンドクリーム、
ヘアクリームなどは
必須アイテムですね。
身体にたまっている、
静電気は、水分を通じて、
徐々に、放出されていきます。
洋服はコットンなど、
天然繊維のモノを、
身に付けると、いいですね。
アクリルやナイロンなどの
人工繊維は、吸湿性が少ないので、
静電気が、帯電しやすいのです。
静電気の電圧に、抵抗力の
ある素材を選ぶこともポイントですよ!
おしまいに
いかがでしたか。
冬、体にたまる静電気は、電圧で
五千~1万ボルトぐらいだそうです。
数字だけでも、電流を流そうとする力が
すごい!!って、解りますよね。
私の経験上、冬は静電気の季節を
実感してるので、車から降りたとき、
ノブにさわる前は、
先にキーを、ノブとかに当ててから
ドアを開けるように、していました。
放電させるとき、キーを握っておく
面積が、大きいほど「ビリリィッ」を
感じることが、小さくなりますが、
今回、調べてみて、もっとスゴイ
解決方法を、知りました。
それが、体にたまった程度の電圧で、
木に電気を流す力がある! ってこと。
実は、キーなんて持たなくても、
その辺の壁を、タッチしたあと、ノブを触れば
「バチバチィッ」はないわけです。
そういえば、鉄筋コンクリートの
オフィスにいると、静電気がたまるけど、
木造の家にいるときは、
静電気って、たまらないですね。
でもしか!!
ハルト君には、ちょっと難しかったかも?
後日話したら、彼はあの嫌な「ビリビリッ!」
が怖かったので、それを回避できる
ポイントが分かったので、良かった!!と、
とっても嬉しいことを、言ってくれ、
私的にはホッとして、胸をなで下ろして
いるところなのです。