ある日のことです。
友だちのC子が疲れた顔でやってきました。
実は彼女は最近、転職したばかり。
きっと会社のグチなんだろうな~って
思ったんですが、話を聞くことにしました。
C子「聞いてよ~
どうして、上司が年下なのよ」
私 「でも、それって仕方ないんじゃないの?
再就職したらそうなるって考えなかったの?」
C子「そりゃ、考えたわよ。そのことも覚悟してた。
でも、なんか納得いかないのよ」
私 「どこがよ」
C子「私の方が絶対に能力上だと思うもの。
それなのに、向こうの方が早くいたから先輩よ」
私 「あなたの言いたいことわかるけどね。
でも、そんな調子じゃつまらないでしょう?」
私がそう言ったことに、C子は黙ったまま。
そんな彼女と、どうすれば年下上司と気持ちよく
付き合えるのか、一緒に考えることにしました。
年下上司ってやりにくい?
最近はいろいろな働き方がありますよね。
かつては就職したら最後までその会社で、
という考えが普通だったと思います。
でも、この頃ではちょっと違いますよね。
今は年下上司という存在が増えているようです。
その理由は簡単。
女性であれば出産・育児などで会社を辞めるか
転職する場合があるでしょうから。
そして、新しい職場に入れば、当然、自分が一番下。
年下であろうとも、先にその職場にいる以上、先輩。
そういう理由で年下上司が増えるんだと思います。
こういう状況に対応するのは、難しいと思う
人も大勢いると思います。
私もそんなことを経験しました。
今までだと大丈夫だったのにって
悩んだことも多かったです。
その時、ちょっとでも人間関係が上手くいく
ように気を付けたことがあります。
そのことを紹介しますね。
どうすれば上手く付き合える?
では、どうすればいいのか?
そのコツを5つ、ご紹介します。
どれもほんの少しの意識付けで
できることだと思いますよ。
よくお喋り
年下の上司も年上の部下であるあなたには
気を使っているはず。
だったら、そこであなたの方から気軽に
お喋りしてみるのはどうでしょう?
内容は仕事の話でなくてもいいんです。
何気ない会話を重ねることが大事。
お互いのことがわかりますよね。
いい点をみつける
自分の方が能力がある。長く仕事をしている。
年下の上司に対して、そんな思いになりがち。
でも、年下上司がその地位にいるのは
ちゃんとした理由がある。
そのことを忘れてはいけないと思います。
年下上司のいいところはちゃんと認めましょう。
そして、フォローできる部分がないか考えて。
こうすることで、良好な関係が築けるはず。
年齢にこだわらない
年下上司と接する時、気を付けるべきことは、
「年齢にこだわらない」ということ。
相手が年下であっても、役職は上なのだから、
敬意を払う必要があります。
会社からお金をもらっているのです。
その自覚をもてば、年齢にこだわることなく
年下上司ともうまくやっていけるはず?
相談しましょう
年下に相談するなんて!
そんなことを思わずに、気軽に相談してみましょう。
相談することでお互いに理解も深まるでしょう。
また、上司にしてみれば、相談してもらえて
嬉しいという気持ちにもなるはず。
そうすれば、お互いに近寄っていけますよね。
距離が近くなれば、お互いの年齢も気にならない?
助けましょう
会社での仕事は個人だけではなく
チームとしてもみられますよね。
となると、チームの力を高めることも必要。
仕事をする上で、上司が年下だろうが、
年上だろうが関係ないんです。
チームのメンバーとして上司を助けることは、
組織として成果を出すわけです。
それがあなたの評価にもつながっていくはず。
年下上司は怖くない?
私 「ねえ、こうやって考えていけば、
年下上司を気にする必要ないんじゃない?」
C子「たしかにそうよね。
別に上司からお給料もらってるわけじゃないし」
私 「でしょう?」
C子「それに、会社に認められたいものね」
私 「そうするには、上司と上手くやっていかないと。
年上だ、年下だって気にすること?」
C子「言われてみればそうかも。
つまり、年齢って関係ないのかしら?」
私 「そうだと思うわよ。
上司をフォローしていい顔したくない?」
C子「恩を売っておけってこと?
それは思うかもね」
そう言って笑うC子の顔には、先ほどまでの
苛立った様子は少しもみられません。
上司が年下だっていうこと、必要以上に意識
することはないんでしょうね。
相手が年上だろうと、年下だろうと敬意を
もって接する。
それが人間として上手くコミュニケーション
をとっていくコツだと思います。