テニス部で忙しい中2の娘が、
「そろそろスマホが欲しい。
LINEがないと不便なんだもの。」
と先日言い出しました。
部活での集合連絡など、
皆LINEで済ませており、
スマホを持たない娘はいちいち
ガラケーメールで友達に確認
しているのだそうです。
確かにLINEは楽しいし便利だけれど、
子供が使うとなると色々心配な事も。
そこで子供がLINEを使う問題点
と、その対策方法を調べて
見る事にしました。
子供がLINEを使う問題点
子供がLINEを始めるにあたり
どんな問題点があるか、
見てみます。
対人関係のこじれ
- LINE外し
- 既読で即返信の強迫観念
ちょっとしたきっかけで、
グループの一人を仲間に入れずに、
その人以外のメンバーで新しい
グループを作って盛り上がる
「LINE外し」は、
後でその事実を知ってしまった
当人には相当な精神的ダメージ
となる様です。
LINE外しの原因にもなる
「既読スルー」。
メッセージを受けて、それを
読むと送信者側に「既読」
マークが表示されます。
それにすぐに返信がないと、
「スルーされた!ひどい!」
と送信者側は感じて仲が
こじれてしまう様です。
LINE外しされたくない思いから、
即返信しなきゃ、という
強迫観念に囚われてしまう事も。
片時もスマホを手放せなくなる
スマホ依存症にも繋がる様です。
課金
グループ内でランキングされる
ゲームで、上位に格付けされたい
為に有料アイテムを購入したり、
会話の流れに合うユニークな
有料スタンプを無計画に
購入してしまう等、
課金のトラブルも多い様です。
コミュニケーション能力の低下
- 言語表現
- 表情や空気を読む
短い単語を並べた様なトークに
低年齢の時から慣れてしまうと、
相手に伝わる様に文章を丁寧に
組み立てるのが面倒になる
事も考えられます。
大人はLINEと現実世界で巧みに
使い分け出来ても、子供には
まだ難しいものです。
短い文やスタンプでの会話ばかり
では、安易に相手を傷つける表現
をしてしまう事もあります。
相手の表情を読み慮りながら、
自分の気持ちを伝えていくのが、
本来のコミュニケーションです。
相手の気持ちを表情から
読取る力が低下してしまう
心配もあります。
不特定多数の人と繋がるトラブル
子供がLINEで不特定多数の人と
繋がるトラブルを心配して、
スマホでLINEに二の足を踏む
親もいます。
その可能性があるのが3つ
の友達追加の機能です。
- 招待
- QRコード
- LINE ID
これらの機能を管理した状態で、
スマホを子供に渡さないと、
全く知らない誰かと繋がり
思わぬトラブルに巻き込まれる
事もあるようです。
対策方法は?
親として出来るこれらの問題
の対処法を調べてみました。
コミュニケーションマナーを教える
- 言葉使い
- 既読
配慮のない言葉使いが、相手を
酷く傷つける事を親子で事前に
話し合う事が必要です。
また自分が傷ついたら一人で
抱え込まず、親に相談するよう
日頃からのコミュニケーションも
大切にしたいものです。
既読マークがついても相手に
即返信を求めない、
こちらも即返信する必要はない、
など予めマナーを勉強する事も
一案です。
例えば夜9時以降は家庭内ルール
としてスマホを親に預けるので、
既読即返信が出来ない事情を
友達に知らせておくなど、
「親がうるさくて。」と口実をつけ
LINEから距離を取るのも方法です。
課金
ゲームでの課金やスタンプの課金に
困らない様、ロック機能があります。
スマホの「設定」→「一般」→
「機能制限」と進み、パスコード
を入力します。
「App内課金」をOFFにすればOKです。
機能制限用パスコードは、スマホ
本体のパスコードとは別です。
子供に機能制限用パスコードを
知らせなければ、解除される
ことはありません。
不特定多数と繋がらない設定
- 招待を制御
- QRコードの制御
- IDの設定
スマホ本体の「設定」→
「プライバシー」→「連絡先」
→「LINE」
の順にタップし、LINEアプリの
スマホにある連絡先への
アクセスをOFFにします。
スマホ本体の「設定」→
「プライバシー」→「カメラ」
→「LINE」進みOFFにします。
気軽に知らない人とID交換や
検索で繋がる危険性を考慮して、
LINEでは18歳未満のスマホ
名義人は、IDを作成出来ない
仕組みになっています。
スマホ購入時に購入者の誕生日が
携帯電話会社(キャリア)を通じ、
LINEへ通知されます。
よって、IDが作成できてID検索や
交換が出来る心配なケースとして
LINE ID検索をONにしている場合
が挙げられます。
スマホが親名義の場合は強制的に
スマホを18歳未満に設定させる
方法があります。
LINEのインストール時に、
「年齢確認をしない」
を選択すればOKです。
またLINEの設定で
「IDで友達追加を許可」
のボタンをOFFにします。
子供が許可ボタンをONに
したくても、年齢確認を
要求する画面になるので、
スマホの暗唱番号が
分からなければ、
設定はかえられません。
まとめ
スマホを持つようになり、
LINEを使いこなす中2の娘。
我が家では午後9時以降は
スマホを親に預けるルールを
徹底し、
適度なLINEとの距離感を
保てている様です。
母の私が友達追加機能に
色々ロックをかけている事に
不満はないか、聞くと
「解除なんて、怖すぎ。
逆に設定してもらって
安心だもん。」との事。
不特定多数の人と繋がるトラブルを
あれこれ具体的に刷り込んで
おいたのが、功を奏した様です。