「彼がさ、仕事を辞めるって言うんだよね。
転職するつもりみたいなんだけど…」
29歳OL 、友達Aちゃんは、同じ歳の商社マンの
婚約者と半年後に、入籍と挙式が控えています。
ご両親も、彼の人柄、仕事ぶりにも安心していたのに、
彼の発言に、不安が高まるAちゃん 。
「子供は早く欲しいけど、収入も安定しなくなる。
このままなら、式も延期した方がいいのかも…」
婚約者が、仕事を辞める、転職するとなると、
想像していた結婚生活が、がらりと変わります。
子供を持つつもりなら、収入が安定しないと不安だし、
そもそも、価値観が大きく違うのかもしれない。
婚約者が、仕事を辞める、転職すると言い出したとき、
自分は、どのように振る舞うべきなのでしょう?
Aちゃんは、結局カウンセラーに相談したようです。
そこで受けた助言について、私にも話してくれました。
同じような不安を抱えた方のためにも、ここで、
その助言について、紹介したいと思います。
まずは相手の考えを聞き理解に努めましょう
仕事を辞める、転職するとは言っても、
それが、どの程度の考えのものなのかわかりません。
今の仕事に不満を抱えて、何となく転職したい、
と考えている人は、たくさんいます。
相手が本気で、言っているようなら、
- 仕事を辞めて何がしたいのか
- そのためにどのような行動をとっているか
- 期限に目処はつけているのか
- 上手くいかなかった場合の策はあるか
- 自分にはどうして欲しいのか
相手のタイミングを見て、聞いてみましょう。
評価的なことは言わず、相手の状況を知るため、
冷静な話し合いをすることが、大事です。
相手が怒る時は、本人もビジョンがないので、
触れられたくない状態だと判断し、静観するのが吉。
「どうこう言いたいんじゃなくて、知りたかっただけ。
また、あなたのタイミングで話してくれたら嬉しい。」
とだけ伝え、 結婚式や入籍の予定が決まっているなら、
準備が始まりだす、半年前までは待ってみましょう。
そして、「先の見通しを立てたいから」と理由で、
話をすることを、オススメします。
ちなみに、無職期間が長いほど転職が難しくなるので、
仕事が決まる前に、退職するのは良くないそうです。
彼がまず仕事を辞める、と言うなら、
すぐに話してみても、良いと思います。
話を聞いて、さらに不安になることもあるでしょう 。
でも、感情的に不安をぶつけるのはやめましょう。
なぜなら、相手が一番不安だからです。
きちんとお金の話をしましょう
お金がすべてじゃないですが、ないと生活できません。
結婚の前に、お金についてきちんと話し合うことは
非常に、大事なことです。
特に、相手が仕事を辞めるつもりなら、貯金が
どの程度あるのか、確認する必要があります。
そのために、相手が転職活動の目処をつけているか、
確認することが、大事です。
これを機に、貯金、使い方など、細かいところまで、
価値観を探ってみるのも、良いと思います。
あなたの考えを話しましょう
結婚後、どのような家庭を、想定していたかによって、
相手の話を聞いた後の感じ方も、違ってくるでしょう。
例えば、結婚後も働き続けるなら、当面の応援はできる、
すぐ子供が欲しい、というつもりなら厳しくなります。
婚約については、静観するほかないですが、応援したい
思いがあれば、伝えることで励みになるでしょう。
しかし、問題なのは、相手の考えに賛同できない場合。
転職を甘く考えているように感じる、貯金がほぼない、
など、理由はいろいろとあると思います。
自分自身、転職と言う相手を支える自信がなければ、
応援もできません。
ここでも、考えを伝える必要があります。
- 転職を応援できない理由
- ◯◯だったら、応援できそう
- 結婚の時期をどうしたいか
について、伝えましょう。
大事なのは、「あなたは、本気で考えていない。」と
相手を主語にして、伝えないこと。
「私が、あなたを応援する自信がない。」
「私が、結婚の時期を延期したい 。」
など、自分を主語にして伝える「Iメッセージ」
と言い、相手に思いが伝わりやすい方法です。
お互いに考えが合わない場合、結婚を延期または、
破棄、ということもあるかもしれません。
まとめ
愛情があっても、お金がなければ生活できません。
その逆で、 愛情があれば、婚約破棄を考える前に、
やりたいことを応援したいのは、自然なこと。
Aちゃんの彼は、忙しい商社勤めで、現在は
残業も多く、帰りが深夜を回ることもあるそう。
彼は、家族との時間をしっかりとりたい、
という思いから、転職を決めたそうです。
今までの取引先から引き抜きの話もあり、他にも
書類が通った、企業の面接も3件控えているそう。
Aちゃんも話を聞いて、彼の今までの仕事ぶりからも、
きっと大丈夫と信じて、応援することにしたそうです。
転職に限らず、いつまでも働き続けるとは限りません。
転職すると言われたからと言って、狼狽することなく、
自分に何ができるか、考えるのが得策かもしれません。
一生ものの結婚、時間をかけて話し合って、
後悔のないように、しましょう。