「このジャムの蓋、固いの。
開かないよ。」
「え?仕方ないな、
貸してみ。」
と蓋が開かなくて困っている私。
夫は、蓋をグイッと一気に回して、
さっと、渡してくれるはず。。
「固っっ。」
「え?・・・ムリ?」
開けられない夫の手に、
残念な目線を向けてしまう私。
まだまだ夫は20代。
ちょっと、その握力、大丈夫?
20代男性の握力の平均値は、
47.3から47.5Kg前後だとか。
しかも、握力低下には、
実は意外なリスクもあるようで。。
心配になって、握力低下のリスクと
握力トレーニング法を
早速調べることにしました。
握力が弱いとどんなリスクが?
握力が弱いと、どんなリスクが
あるのでしょう?
ズバリ、認知症のリスクです。
国立長寿医療研究センターの
調査を見てみましょう。
認知症のリスクが、
握力26キロ未満の男性では、
2.1倍と高くなっているようです。
握力の強い人は
脳の総容積がより大きく、
認知能力のテストでも高得点だった、
という研究結果もあります。
ということは、逆に握力が弱いと、
反対に、脳の総容積は小さくなる
ことになりますね。
握力トレーニング方法とは?
もしや、夫に認知症のリスクが?
と聞くと、心穏やかにいられません。
では、握力アップには、
どんなトレーニング方法が
あるのでしょう?
ハンドグリップ
握力といえば、ハンドグリップ。
定番の握力用筋トレアイテムですね。
ポイントは、緩める握るの動作は
ゆっくりと。
毎日の継続が何より大事です。
野球や、テニス、ハンドボールなど、
球技のパフォーマンス向上にも
つながります。
グーパー体操
器具は何も要りません。
ただ、手をグー、パーと
握る、開くを繰り返します。
ポイントは、筋肉の動きを
意識して動かすこと。
グーでは、思い切りを握る。
パーでは、思い切り手の平を広げる。
指先や手の甲の筋肉や筋が、
伸びていることを感じましょう。
お風呂やプールなど、
水中は抵抗があるので、
さらに効果が期待できます。
指回し体操
両手の5本の指先をあわせます。
一本ずつ左右の指を、
互いに触れ合わないように回します。
親指同士から小指同士まで、
順番に回して行きます。
認知症予防の運動としても
よく紹介されている運動。
握力アップにも効果があるようです。
ボルダリング
地味な筋トレ、すぐ飽きちゃうんだよね。
そんな方には、
ボルダリングがお勧め。
東京オリンピックの
正式種目としても
今話題のスポーツです。
ボルダリングは、人工壁に設置された
突起物(ホールド)を
手足だけをつかって登ります。
筋力だけと思われがちな
スポーツですが、
そんなことはありません。
どの順番でホールドを
取りに行くかの洞察力、
ホールドを取りに行くための
瞬発力や柔軟性
なども重要な要素です。
ゲーム感覚で楽しみながら
登っているうちに、自然と
指の筋力や握力が鍛えられます。
一人でこつこつ筋トレするより、
仲間で、家族で、わいわい
楽しみながらできます。
地味な握力トレが苦手な方には、
うってつけですね。
まとめ
「このジャム、また開かない。
この前、開かなくて湯せんに
かけてやっと開けたのに。」
「どれどれ、任せなさい!
湯せんなんかいりません!」
この前は全然
歯が立たなかったけれど。。?
さあ、握力のトレーニング効果は
どうでしょう?
夫が一気に蓋を回します。
ぽん!!
「わっ、開いた!すごーい!!」
すっかり気をよくした夫。
この調子で、握力も頭も
素敵でいてね。